今回の記事は、「最初期」の頃に書いた記事の「リブログ」ですが、内容を、さらに「充実」させた「改訂版」として、あらためて書きたいと思います。
まずは、「主要区間」の「車窓」、または、「前面展望」の映像をまとめてみました。
1.「パリ北駅」から「ブリュッセル南駅」を経て、「リエージュ=ギユマン駅」、「アーヘン中央駅」、「ケルン中央駅」へと向かう、「ドイツ行き」の列車です(「タリスPBKA」 2015年5月26日 進行方向「左側」の「車窓」)。
(0km)パリ北駅出発(01:40)
(312km)ブリュッセル南駅到着(1:28:30)
(416km)リエージュ=ギユマン駅到着(2:17:00)
(470km)アーヘン中央駅到着(2:40:15)
(540km)ケルン中央駅到着(3:18:20)
2.「ブリュッセル南駅」から、「パリ北駅」への、上り「Thalys(タリス)号」の運転台からの「前面展望映像」です(2009年9月23日8時13分発「9310」列車)。
「タリス号」は、専用の「赤い車両」(「発車直後」にもすれ違っています)で運行されるのが「通常」ですが、この撮影の時には、「従来型」の「TGV車両(フランス国鉄保有)」が運用に入っていたようです(「TGV Reseau 4524編成(3電源対応車両)」)。
*ブリュッセル南駅-パリ北駅間は312km。この区間は「ノンストップ」で、所要1時間22分です!!
3.「アムステルダム中央駅」から、「ブリュッセル南駅」までの「前面展望映像」です(2018年撮影)。
(最初に、「約8分」の「回送区間」を含みます。また、列車はその後、引き続き、終点「パリ北駅(Gare du Nord)」まで運転されます)
(ワーテルグラーフスメール駅出発)(00:52)
~「回送区間」~
(0km)アムステルダム中央駅出発(09:35)
(17km)スキポール空港駅到着(23:04)
(70km)ロッテルダム中央駅到着(42:30)
(オランダ/ベルギー国境通過)(1:01:45)
(165km)アントウェルペン中央駅到着(1:17:25)
(ブリュッセル中央駅通過)(1:48:03)
(212km)ブリュッセル南駅到着(1:51:00)
「最高速度」は、やはり「300km/h」ですが、日本の「フル規格新幹線」と違い、ともに「標準軌(軌間1435mm)」の「高速新線」、「在来線」をつないで走るため、「速度制限」も多く、「電源切替」なども頻繁に行なわれることから、この区間の所要時間は、特に「長め」となっています。
「海外旅行」がテーマの記事一覧
さて...。
「前回記事」は、ベルギーの首都、「ブリュッセル」に関する話題でもありました。
「ブリュッセル」は、私にとっても大変「思い入れ」のある街であり、「パリ」からでも、充分「日帰り旅行」が可能な距離でもあります。
今回は、「最初期」に書いた記事(2016年5月24日付け)を、さらに「充実」させた「改訂版」として、あらためて書いてみたいと思います。
「リブログ」ですので、もちろん、「元の記事」も、直接ご覧いただけます。
私は、「2008年」、「2010年」に、2回の「パリ&ブリュッセル旅行」を敢行した以外、「海外」へは出たことがありませんが、その「2回の旅行」において、「計4回(2往復)」も利用している、唯一の「欧州国際高速列車」でもある、この「Thalys(タリス)」...。
まだまだ「新型コロナ」が「猛威」を振るう、この世の中ではありますが、「少しだけ」でも、「旅行気分」を味わって、「気晴らし」になってくれれば、と、切に願います...。
今回のこの列車の、「Thalys(タリス)」という名称に、「特別な意味はない」ということで、「どの国の人でも発音しやすいように」、ということでもあるようですが、車両のベースは、やはりフランスの「TGV(le train a grande vitesse)」そのものでもあることから、「沿線地域の住民(特に、ベルギーの「オランダ系住民」)」にも「配慮」して、「まったく新しい名称に」ということになったそうです。
運行会社(「Thalys International」 本社:ベルギー・ブリュッセル)は、フランス、ベルギーの両国鉄が出資していますが、「独立した会社」ですので、基本的に、「スト」による「運行停止」はないようです。
「基本」となる路線は、「パリ北駅(Gare du Nord)」から、「ブリュッセル南駅((蘭:Brussel-Zuid/仏:Bruxelles-Midi)」を経て、「アムステルダム中央駅(Amsterdam Centraal)」までを結ぶ「オランダ行き」(「タリスPBA」)と、途中、「ブリュッセル」から、ベルギー東部の「リエージュ=ギユマン駅(仏:Liege-Guillemins/蘭:Luik-Guillemins)」を経て、「ケルン中央駅(Koln Hauptbahnhof)」へと向かう「ドイツ行き」(「タリスPBKA」)の2系統で、「廃止」となった区間(運転)もあれば、「新設」となった区間もあります。
「開業」は、1996年1月のことで、昨年、「運行開始25周年」(「パリ-ブリュッセル」間は、「鉄道路線開業175周年」)を迎えることにもなったこの「Thalys(タリス)」...。
最高速度は「300km/h」となっており、まさに、「欧州の新幹線」とも呼べる高速列車ですが、日本のような、全線を「専用線」のみで走る「フル規格」とは違い、「都市部」などでは、「在来線」に乗り入れたりもして、「各地」を結んでいます。
ヨーロッパは、基本的に「標準軌」(「レールの幅」が1435mm, 日本の「新幹線」もこの規格)のみなので、多少の「速度制限」はあっても、相互乗り入れで「高速性」を発揮できます。
しかしそのために、「車両」は、各国の「電源システム」(3~4電源)、「信号システム」(最高で「8システム」)に対応しなくてはならず、その点では、日本の新幹線よりも、「はるかに複雑」だと言えるかも知れません...(これが、「減速」の多い「理由」でもあるわけですけれども...)。
「アムステルダム-ブリュッセル」間約200km、「ブリュッセル-パリ」間約300kmは、それぞれ、「大阪-名古屋」、「名古屋-東京」と「同じくらい」の距離だと言えば、「分かりやすい」かと思います。
「パリ-ブリュッセル」間は、「開業当初(1996年1月)」は、所要時間が「2時間5分前後」でした。
同年6月2日、「アムステルダム」までの「延伸開業」、および、「大増発」が行なわれましたが、当時はまだ、「時速300km」で走れる「高速区間」が、「パリ-リール」間の「LGV北線(北ヨーロッパ線)」のみであったため、パリからアムステルダムまでの所要時間は、「4時間47分」もかかっていました。
それが、翌1997年12月14日には、ベルギー国内にて、「HSL1(ベルギー高速鉄道1号線)」が「開業」となり、「パリ-ブリュッセル」間は、所要時間が「1時間23分」にまで「短縮」され、「現在」に至っています。
また、「ブリュッセル-アムステルダム」間も、2009年12月13日、「HSL4(ベルギー高速鉄道4号線)」、「HSL-Zuid(オランダ南高速線)」の「開業」により、「1時間50分前後」にまで「短縮」されました(...とは言っても、「遅れの多い区間」という印象は否めず...)。
それでは、これより先は、再び、「映像」にて、見て行くことにいたしましょう...。
こちらは、「1等プレミアム(食事つき)」を利用しての、アムステルダムからパリへの「旅レポ」です(約20分)。
これは「分かりやすい」!!
(2021年8月31公開 「英語」)
こちらは、「2等車(スタンダード)」での旅の模様ですが、やはり「最新型車両」ということなのか、とても「快適そう」ですね...(約10分)。
(2019年4月20日公開 「英語」)
(追加)こちらは、2016年4月より運行を開始した、「鉄道版LCC」、「IZY(イージー)」(英語の「easy」をもじった名称)についての「詳細」なルポ。
「Thalys International」の「子会社」による運行で、徹底した「コスト削減」により、運賃の「低価格化」を実現したものです。
「フランス国内区間」は、「Thalys(タリス)」が走行する「LGV北線(北ヨーロッパ線)」ではなく、「在来線」を経由するため、所要時間は、「2時間8~30分」程度となっています。
(追加)こちらは、「歴史的」に大変「貴重」な映像。
1963年9月1日、遅れていたベルギー国内の「電化工事」がついに「完成」したことで、「パリ-ブリュッセル」間の「全線電化開業」が実現。
この映像には、フランス、ベルギー両国の「代表」が出席して、同9月9日に行なわれた、「記念乗車&式典」の模様が収められています。
(再掲)「パリ北駅」の「ビデオガイド」です(2013年6月20日公開)。
(再掲)「ブリュッセル南駅」構内を歩く映像です。
これも、とても「分かりやすい」と思います(2015年8月25日撮影)。
こちらは、「ブリュッセル南駅」の「構内放送」を収録しているもので、とても「貴重」です。
(2018年9月20日撮影)
(再掲)「ブリュッセル中央駅(蘭:Brussel-Centraal/仏:Bruxelles-Centrale)」は、「トンネルの中(地下)」にあり、ヘタすると、「見落とす」可能性も「アリ」...(「経験者は語る」...笑)。
「ブリュッセル南駅」発着の「Thalys(タリス)」の乗車券を持っていれば、「南駅-中央駅-北駅(蘭:Brussel-Noord/仏:Bruxelles-Nord)」の区間は、そのまま「乗車OK」ということです...(「信じるか信じないかは、あなた次第...!!」...ん?)。
「世界遺産グランプラス(仏:Grand-Place/蘭:Grote-Markt)」へは、あくまでも、この「中央駅」(「Thalys(タリス)」は停車しません!!)が「最寄り駅」なので、くれぐれも、お間違いなく!!
(2011年4月12日公開)
「アムステルダム中央駅」構内の、詳しい「案内動画」もありました。
(2021年9月7日公開 「英語」)
これより先は、「ブリュッセル」に関連した、「芸術」の世界から...(なお、「商品リンク」、「記事のリンク」は「省略」させていただきます。あらかじめご了承ください)。
(再掲)この動画(「フラッシュモブ」)は、「ブリュッセル中央駅」構内での撮影ですが、純粋に、「素晴らしい!!」と思いましたので、ここにも載せておきたいと思います。
(再掲)ブリュッセル出身のアンジェル(1995-)が歌う最新ヒット、「Bruxelles je t'aime "ブリュッセル・ジュ・テーム(ブリュッセル、愛してる)"」について、詳しくは、「前回記事(1月17日付け)」を、どうぞ、ご参照ください。
(再掲)ブリュッセル近郊の街、ウェメルに生まれた、「オランダ語圏」の歌手、ヨハン・ヴァーミネン(1951-)は、昨年、「生誕70周年」を迎えました。
こちらは、その「代表作」のひとつ、「Brussel "ブリュッセル"」(1976)。
2013年に、「オランダ語圏」向けのテレビにて歌った映像です。
(この曲について書いている記事は、テーマ「ジャック・ブレル」にて検索可能です)
(再掲)「ブリュッセル」と言えば、やはり、ジャック・ブレル(1929-78)!!
ブレルには、もちろん、「ブリュッセル」を歌った作品もありますが、やはり「この曲」でしょう。
「最高傑作」のひとつ、「Amsterdam "アムステルダム"」(1964)!!
こちらは、1966年10月、「伝説のライヴ」、「アデュー・オランピア」からの映像です(HDリマスター)。
こちらは、2015年8月21日、「Thalys(タリス)」車内において、「実際」に起こった「テロ(未遂)事件」(「タリス銃乱射事件」)を描いた、「俳優」でもある、クリント・イーストウッド監督(1930-)によるアメリカ映画、「15時17分、パリ行き」(日本では、2018年3月1日公開)です。
この事件、および、同年の、パリでの「11月13日(の金曜日)テロ」を受けて、「12月」以降、「Thalys(タリス)」への乗車前に、「保安検査」が実施されることになりました...。
「予約方法」などを含めた、「Thalys(タリス)」に関しての「お役立ち情報」の記事を見つけましたので、「参考」までに挙げておきます(投稿日時は「2018年1月18日」となっていますが、「情報」については、その後も「更新」されているようです)。
「1等車」に関しては、「食事つき」の「プレミアム」と、「食事なし」の「コンフォート」に分かれたところが、私の「乗車」した頃とは「異なっている」点です(「設備」は、どちらも「1等」で変わりません)。
「1等車」は、「パリ」寄りの「3両」となっており、これは、「現在」でも変わってはいないようです。
「Thalys(タリス)」の走る「沿線各国」では、「シェンゲン協定」により、「出入国」に関する手続きが、従来は「省略」されていましたが、「テロ事件」以降、また、「新型コロナウイルス禍」の影響により、「変更」もあり得ますので、「確認」は「必要」です。
また、2022年末以降、「EU域外」からの「入国」には、「アメリカ入国」と同様に、電子ビザ「ETIAS」の申請も「必要」になるということです...。
ありがとうございました。
それではまた...。
(daniel-b=フランス専門)
