今回の記事は、この作品を「劇場」に見に行った時の記事を「リブログ」して書いています。
「予告編」です。
こちらは、今回のBlu-ray & DVD発売の「告知映像」となります。
こちらは、6月19日(公開2日目)に行なわれた、「公開記念舞台あいさつ」です。
途中、「サプライズ」もあり、まさに「涙、涙」の「舞台あいさつ」となりました。
また、「二度の公開延期」を経ただけに、この「多忙な面々」が「揃う」ことは、本当に、「貴重な機会」でもあったようです...。
今回発売のBlu-ray(豪華版)の「特典映像」にも、もちろん含まれています。
こちらは、4月5日に行なわれた、「完成披露試写会」、および、「アフタートーク」の模様です。
こちらは、「公開直前」(6月9日)に行なわれた「トークイベント」で、舞台上には田中圭さん(1984-)、「ただひとり」の登壇となりましたが...(やはり、「特典映像」として、「収録」もされています)。
こちらは、田中圭さん(1984-)、山田裕貴さん(1990-)、眞栄田郷敦さん(まえだごうどん)(2000-)による「体力測定」企画です(ダイジェスト)。
「劇場公開時」には、「動画サイト」にも、「フル・バージョン」にて公開されていましたが、「現在」では、Blu-ray(「豪華版」)の「特典映像」として、見ることが「可能」です。
やたら「ハイテンション」な「面白動画」ですが、「結果」は、「思わぬ方向」に?
MAN WITH A MISSIONによる「挿入歌」、「Perfect Clarity」の「特別映像」です。
こちらは、MISIA(1978-)による主題歌、「想いはらはらと」の、「Movie ver.」のMVです(「期間限定」とありますが、現在でも、見ることが「可能」です)。
映画公式サイト
さて...。
ここ2ヶ月ほど、映画「トロピカル~ジュ! プリキュア」にかかりっきりだったこともあって、一部記事に「大幅な遅延」が出ていることをお詫び申し上げます。
「11月10日」に発売されている、映画「るろうに剣心 最終章 The Beginning」(6月4日公開。大友啓史監督作品)のBlu-ray & DVDの「レビュー」もまだ「書けていない」状況ではありますが、「年内」には必ず上げたいと思います(「このまま」だと、どうしても落ち着けなくて、「年も越せない」...)。
今回は、やはり「新型コロナウイルス禍」の影響により、本来、「2020年」の6月19日に公開予定だったはずが、今年(2021年)の「5月7日公開」に「延期」となり、その後、さらに「再延期」となって、「当初」の公開予定からは、まるまる「1年遅れ」ともなってしまった、映画「ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~」(2021年6月18日公開)...。
そのBlu-ray & DVDが、この12月3日に「発売」となりましたので、まずは、「こちら」から書いてみたいと思います。
「東京オリンピック開催」ということもあって、「昨年公開」にしても、「今年公開」にしても、「いまこそ語られる五輪秘話」ということで制作が進められていたとは思うのですが、公開が「2度」にわたって「延期」されるという「不運」には見舞われたものの、本当に、「公開されて良かった」と思える作品でもありました。
「公開当時」はやはり、他の作品に「夢中」になっていたこともあり、なかなか「こちら」まで「気が回らなかった」というのが「正直なところ」でしたが(本当に、私の「悪いクセ」で...)、「モトカー」様の「こちらの記事」で目が覚めました...。
2021年6月30日付けの記事
「坂道シリーズ」に強い、「モトカー」様のブログへは「こちら」からもどうぞ。
これは、今回の作品に、「日向坂46」、小坂菜緒さん(2002-)が出演していることにも、もちろん「関係」があります。
この時、「この作品」を見ていなかったとしたら、おそらく「そのまま」...。
しかし今後、「もっともっと後悔する」ことには、「なった」かも知れません...。
今回のこの作品は、1998年2月に開催された「長野オリンピック(冬季五輪)」での、「知られざる感動の実話」が「映画化」されたもので、「人物」も、ほぼ全員、「実名」での登場となっています。
すなわち、田中圭さん(1984-)演じる「西方仁也さん(にしかたじんや)」も「実在の人物(実名)」(1968-)であり、「長野大会」に先立つ、「リレハンメル大会(ノルウェー)」(1994年開催)において、「スキージャンプ競技」のひとつ、「団体ラージヒル」(選手4名)で、実際に、「銀メダル」も獲得している方です。
しかし、「最後」に飛んだ、「原田雅彦さん」(1968-)(演:濱津隆之)が「失敗」さえしなければ、「金メダル」だった...。
その「雪辱」を果たすためにも、西方さんは、「地元(「野沢温泉」のご出身)」でもある「長野」での「金メダル」を目指しますが、「大会間近」に、その「突然のケガ」により、「日本代表」の選考からは「外れて」しまうことに...。
そんな中、西方さんのもとに「やって来た」のが、「テストジャンパー」の依頼でした。
この「テストジャンパー(「forejumpers」/「試験飛躍員」)」というのは、実際に競技を行なう「選手」たちが飛ぶ前に、コースの「安全」を「確認」するため(「道」を作るため)に飛ぶという方々のことであり、一般には、あまり知られているとは言えないものの、大会を運営する上では、非常に「重要」な、「なくてはならない」存在であると言うことが出来ます。
1998年2月17日、「悪天候」の中行なわれた、長野県、「白馬ジャンプ競技場」での「ラージヒル団体決勝」...。
「1本目」のジャンプを飛び終えた後、「吹雪」はさらに激しくなり、競技は「中断」。
その「1本目」を、やはり原田選手が「失敗」したことにより、「4位」にまで後退した日本には、もう、「後」がありませんでした。
「中止」となれば、「現時点」での、「そのままの順位」で「確定」となってしまう中、「最後のチャンス」として与えられたのが...
「25人のテストジャンパー全員が
無事に飛ぶことが出来たら競技再開」
というものでした。
もちろん、「危険」なことは「百も承知」で、今回の映画の中でも、いったんは「中止」に傾きかけはしましたが、実際に、「テストジャンプ」が「成功」したことにより、競技は「再開」され、「大逆転」による「日本の金メダル」が「実現」したことは、紛れもない「事実」です。
(「審判団のメンバー」は、現に、「上位」を争っている国々であったと言われ、そのために、「日本側」に、かなり「過酷」な要求をして来たとも言われています...)
やや「脚色」された部分は「ある」とは思うものの、各登場人物の、その「人物像」については、「ご本人たち」からの「お墨付き」をもらっていると言ってもよく、それが、「私たち」と同様に、演じられた、田中圭さんをはじめとする「キャスト」のみなさんが「感動」した「ポイント」であると言ってもよいでしょう...。
そのことが「よく分かる」動画を拾ってみました... (「リンク」のため、「別ウィンドウ」が開きます)。
(こちらは、当時の、「実際の映像」です)
この映画で描かれている「西方仁也」は、どこか「素直になれない」、「一歩を踏み出せない」、また、傍から見ると「煮え切らない」ようなところも感じられました。
「この点」に関しては、演じた田中圭さんも、「最後の最後まで、自分から動き出そうとしない」と話していましたが、「関係者」の方からは、「雰囲気が近い」とも言われたそうで、「奥様(幸枝さん)」(「劇中」では、土屋太鳳さんが演じています)からも「なんか似ている...」と言われて、素直に、「嬉しかった」ともコメントしています。
たぶん、「そんな一面」も、「実際にあった」のでしょう...。
山田裕貴さん(1990-)の演じた高橋竜二さん(1974-)は、聴覚に「障がい」を持ちながらも、「明るい性格」で「ムードメーカー」でもあり、上掲の、「公開記念舞台あいさつ」(6月19日)でも、山田さんが演じた「そのまま」に、「登場」してくださっていたのがまた「印象」に残りました。
眞栄田郷敦さん(まえだごうどん=「ゴードン」)(2000-)の演じた「南川崇」という役は、「架空の人物」だということではありますが、その「才能」を「期待」されつつも、やはり、「ケガによるトラウマ」を認めたくないあまり、自分を「大きく」見せようとしていた、「本当は、弱くて、不器用なキャラクター」...(眞栄田さん談)。
「当時」の、「テストジャンパー」や「選手たち」の「想い」、また、「葛藤」が「集約」されているキャラクターでもあるということで、眞栄田さん自身にも、「思うところ」があったようです...。
眞栄田さんといえば、「今年」は、「世界的なアクション・スター」としても知られた、「実父」である千葉真一さん(「JJ Sonny Chiba(サニー・チバ)」(1939.1.22-2021.8.19)を亡くされた年でもありました。
また、映画「るろうに剣心 最終章 The Final」(4月23日公開)にて、「雪代縁(ゆきしろえにし)」という「大役」を演じた新田真剣佑さん(マッケン)(1996-)は、「実兄」に当たります。
この「二人」の出演した映画を、ともに「見に行った」ことは、何らかの、「虫の報せ」だったのではないかと、本当に、そう思いもしました。
あらためて、千葉真一さんのご冥福をお祈りしたいと思います...。
今回の映画で、まさに「紅一点」として出演されたのが、「日向坂46」の小坂菜緒さん(2002-)でしたが、この登場人物、「小林賀子(こばやしよしこ)」にも、もちろん、「モデル」となった「実在の人物」がいます。
それが、「実名」では、「吉泉賀子さん(よしいずみよしこ)(旧姓・葛西)」(1980-)」という方なのですが、西方さんも、当時の賀子さんの「言葉」がとても「印象」に残っていて、「ぜひ、映画にも採り入れてほしい」と考えられていたそうです。
当時、オリンピックの「スキージャンプ競技」には、「女子」が飛べる種目がありませんでした。
2014年の「ソチ大会(ロシア)」にて、ようやく、「女子ノーマルヒル」が種目に加わりましたが、このことに関連して思い出されるのは、やはり、高梨沙羅選手(1996-)でしょう。
しかし、この1998年の「長野大会」当時、同じく、「17歳(現役高校生)」の時に、「テストジャンパー」としてメンバーに加わっていた、「女子スキージャンプ界」の「先駆け」とも言える方が、この「吉泉(旧姓・葛西)賀子さん」なのです。
「負けず嫌いなところがそっくり...」
と、小坂さん自身が話すように、その「セリフ」の「ひとつひとつ」が、「真実味」を帯びていて、本当に、「ご本人」が話されているような、そんな「力強さ」を感じました...。
やはり、まだまだ「若い」だけに、「演技には悩んだ」ということでもありましたが、実際に「ご本人」にも会い、田中圭さんからも、「とりあえず、自分の演じたいように演じてみれば良いのでは」とのアドバイスを受けて、「これほどまでの存在感」を、劇中に「残す」ことになりました。
小坂菜緒さんといえば、ちょうど「同時期」に、「1st写真集」も「発売」となっています。
大変「ナチュラル」な印象です...。
(参考)「坂道シリーズ」がテーマの「これまでの記事」
今回の作品では、実際に、その「死闘」が繰り広げられた、長野県白馬村の、「白馬ジャンプ競技場」を中心に、「1ヶ月」にも及ぶ「ロケ」が行なわれました。
「その点」でも、「リアリティは本物」と言えるのですが、やはり、ただ「実話」をなぞっただけではない、その「出演者のパワー」をも感じ取れる作品ともなっていて、そのあたりが、「感動を呼ぶ」のだと言えると思います。
この映画を「見る」ときには、「実話のパワー」は「もちろん」ではありますが、それを「しっかり」と演じ切った、「出演者のパワー」にも、「注目」して見てもらえば、さらに「感動が増す」のではないかと思います...。
ありがとうございました。
それではまた...。
(daniel-b=フランス専門)