この映画の「音楽」、「主題歌」を担当した、ダニエル・バラボワーヌ(1952-86)の「最新」の大全集に、初めて「完全収録」となった「B.O.F.(オリジナル・サウンドトラック)」。
こちらは、「アナログ盤」の「A面全曲」(6曲)です。
「第1曲目」が、「主題歌」である、「alors...heureux? "それで...幸せ?"」(1980)です(記事の最後に、「歌詞対訳」を掲載しています)。
(Face A)
1.alors...heureux? それで...幸せ?(ダニエル・バラボワーヌ)
2.la ballade de Marc マルクのバラード
3.heureux? beaucoup, pas beucoup 幸せ? とっても いやあんまり(ダニエル・バラボワーヌ)
4. c'est la greve ストライキだ! (ピエール&マルク・ジョリヴェ)
5.Rocky et son frere ロッキーとその兄弟
6.strip-tease ministeriel 大臣のストリップ・ショー
こちらは、「アナログ盤」の「B面全曲」(8曲)です。
(Face B)
1.le don-quichotte du nucleaire 原子力のドン・キホーテ(ピエール&マルク・ジョリヴェ)
2.la ballade de Marc(petit matin) マルクのバラード(早朝)
3.it's a miracle これは奇跡だ!
4.la ballade de Marc(le diner) マルクのバラード(夕食)
5.le chanteur(instrumental Grand Magasin) 歌手(インストゥルメンタル)
6.suspense サスペンス
7.c'est la greve(instrumental) ストライキだ! (インストゥルメンタル)
8.alors...heureux? (la generique) それで...幸せ? (「オープニング」 コーラス)
こちらは、「本編映像」から、ダニエル・バラボワーヌの「登場シーン」などを拾ったものですが、「小ネタ」など、「知っておくと楽しい豆知識」も紹介されています(「フランス語」のみ)。
こちらは、「主演」の、マルク・ジョリヴェ(1950-)、ピエール・ジョリヴェ(1952-)兄弟が、映画の「PR」のために出演したテレビ番組の映像です(1980年1月)。
二人は、今作の「脚本」も手がけ、監督も「兼任」しています。
「本国」でも、DVDは「超破格値」です...(トホホ...)。
今回の、「最新の大全集」に、「サントラ」として初めて「完全収録」されました(DISC16)。
2016年発売の「ベスト」の「DISC2」にも、ダニエルが歌う「主題歌」が収録されています。
その「主題歌」が、「初めて」収録されたのは、さらに「5年」さかのぼって、「こちら」です。
「前回の記事」
これまでの記事
(参考)ロックオペラ「スターマニア」の記事
さて...。
ついに、「この作品」について「書ける」...いや、「書く」ときが来ましたか...。
この作品の「DVD」を手にしたのが、「2011年2月」のこと...。
何と何と、ほぼ、「まる10年」の時を経て、「アマゾン」のレヴューすら書いていなかったこの作品を、「紹介」と言うには、あまりにも「おこがましい」限りですが、「分かる範囲内」で書いてみたいと思います。
今回、今年「没後35周年」となるダニエル・バラボワーヌ(1952-86)の、「新しい大全集」(上掲参照)「発売」に際し、自身が「音楽」、「主題歌」を手がけた、1980年1月公開の映画、「alors...heureux? "それで...幸せ?"」の、「B.O.F.(オリジナル・サウンドトラック)」も、あわせて「リマスタリング」され、この「大全集」に組み込まれることになりました(DISC16)。
この映画には、クロード・ルルーシュ監督(1937-)も「関わっている」とのことですが、あくまで、「エグゼクティブ・プロデューサー」...(「名前」を載せているだけ?)。
言い換えれば、「スーパーバイザー」の域を超えるものではなく、実際の映画制作は、「主演」でもある、マルク(1950-)と、ピエール(1952-)の、「ジョリヴェ兄弟」(「脚本」、「監督」兼任)が「中心」となって進められたものです(なお、「メイン」の監督は、クロード・バロワです)。
兄のマルクが演じるのは、特に「裕福」というわけでもなく、フランスに「実在」する、大手「スーパーセンター(ハイパーマート)」、「AUCHAN(オーシャン)」の「夜間警備員」を解雇され、「失業」の身となった男、マルク・オリヴィエ。
一方、弟のピエールが演じるのは、亡くなったばかりの父親が、欧州でも有名な「大金持ち」だったという、ピエール・リゴ。
ピエールは、会社の同僚、エヴリーヌに想いを寄せ、金庫にあった「札束」を積んででも、彼女の愛を得ようとしますが、エヴリーヌには、「他に好きな人がいる」とすげなく断られ、挙句の果てには、その「紙幣」を「食べてしまう」という、「精神の崩壊」ぶり。
マルクも、かつての職場(売り場)で「自殺」を図りましたが、一命を取り留め、病院に搬送。
ピエールも、「同じ病院」に運ばれ、二人は「奇妙な出会い」を果たすことになりました。
ともに「不幸」な二人...。
マルクは、とにかく「お金」を稼ぎたい。
一方で、ピエールは、「お金があっても、何の役にも立たない」ことを、マルクに伝えようとしますが...。
病床で話し合ううちに、「意気投合」した二人は、その後、「行動」をともにし、「共同生活」を始めることになりました。
しかし、その「結末」は...。
(参考記事)「ストーリー紹介」(フランス語)
この作品は、ジャンルとしては「コメディ(ドラマティック・コメディ)」であると言えます。
「ストーリー」や「シチュエーション」も、買った当時よりは「理解」も出来て、「それなりに楽しめる」ようになって来たとは思いますが、あまり「一般向け」ではないような感じはやはりしますね...。
どうせやるなら「華々しい最期を」ということで、「クライマックスシーン」は、「エッフェル塔」での撮影となっていますが、「日本人もいる」ということから、「日本語」のセリフもありました(「確認」出来た限りでは「2つ」)。
ちなみに、「エッフェル塔」のシーンで、出演されていた「日本人(日系人)」はこの方。
「KAZUKO NISHIKAWA」さんという方で(「姓の表記」は、「異なるもの」がいくつかあります)、何と、「歌手」として、「レコード」も発売されていたようです。
こちらは、「Hello Men」という曲で、「1973年」のリリースだそうですが、この動画は、つい先日、「1月3日」にアップされたものです(私のような「マニア」が、「検索」することを「予想」していた? ...笑)。
この映画には、「音楽」を担当したダニエル・バラボワーヌ自身も、「病院職員(担架/ストレッチャー係)」として出演しているほか、クロード・バロワ監督(1941-2017)や、歌手のマリー=ポール・ベル(1946-)、また、「医師団のトップ」として、「総回診」(まるで「白い巨塔」のような...)に訪れるのは、何と、あの、リシャール・ボーランジェ(1942-)だったりもします。
そして、「シャンソンファン」にもっともよく分かる「カメオ出演」ということでは、ガソリンスタンドの「店員」が、「セルジュ・ラマ(!)」(1943-)だという「超サプライズ!!」です(映画本編「53分20秒頃」から。主人公2人が立ち寄る、「最初」のガソリンスタンドです。下に挙げている動画をご参照ください)。
「あの声」で「主人公」たちに「応対」し、けっこう「長く」映ってもいますね...(ただ、本人が「遠慮」したのか、「エンドロール」には、「その名前」を出してはいません)。
これは本当に「驚き」ですが、「当時」の映画には、こうした「カメオ出演」も「多かった」ように思います。
この映画を「見てみたい!!」という「チャレンジャー」の方は、「こちら」をどうぞ!! (約86分)
ちなみに、私がこの作品の「DVD」を購入したのは、「アマゾンフランス」の「マーケット・プレイス」でのことなのですが、「2011年2月」、即ち、ダニエルの「没後25周年」で、しかも、その「誕生日」の「当日」(2月5日)に発注していましたね(届いたのは、その「1週間後」くらいだったと思います)。
そして「価格(新品)」ですが、何と!!
驚かないでください...。
「0.01ユーロ」!!
そう!! 何と、たったの「0.01ユーロ(1ユーロセント)」だったのです!!
「日本」でも、「1円」で出品されていたりしますよね。
まさに「それ!」なのです!!
「たたき売り」ですよ...。
もっとも、「送料」は、「正規の料金(8.99ユーロ)」がかかっていますから、合計金額はちょうど「9ユーロ」。
それでも、「9ユーロ」なのです...。
「日本円」にすると、「当時」のレートで「1039円」でした(って、「日本国内」で「廉価盤」を買うのと「同じ」くらいの値段...)。
参考までに言えば、「現在」の価格でも、「2ユーロ」と表示されていました。
「自販機」で「コーラ」1本買うのと「同じ」金額です...(注:私がパリを訪れた、「2008年」、「2010年」当時の販売価格)。
「ワンコイン」って、「トホホ...」以外の「何もの」でもないですよ。
この作品を「見たい!!」という方は、本当に「チャレンジャー」だと思います。
ただし!!
作品に流れるその「ペーソス」を、「正しく理解」出来る方は、「見る価値がある」とも思います。
それでは以下に、ダニエル・バラボワーヌが歌った主題歌、「alors...heureux? それで...幸せ?」の歌詞を載せておくことにいたしましょう。
「本当に、それで幸せなのかい?」と「疑問」を投げかけるこの詞は、それこそ、まったく「無意味」では「ない」感じを、私としては「受け」ますね。
それではまた...。
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alors...heureux? それで...幸せ?
tu sais, mourir ne sert a rien
il faut trouver quelqu'un
un coeur pareil au tien
alors...heureux?
いいかい? 死ぬなんて、何の役にも立たない
君と同じような心を持つ
誰かを見つけなくてはいけない
それで...幸せなのかい?
ne fais jamais d'economie
c'est en brulant ta vie
qu'on va au paradis
alors...heureux?
決して、ケチケチしないこと
それは、楽園(天国)へ行くために
命を燃やすということ
それで...幸せなのかい?
c'etait ce que tu disais
c'etait ce que tu disais
le bonheur depend de la monnaie
le bonheur depend de la monnaie
noye sous un tas de fric
le monde est plus sympathique
maintenant que tu as tout ca
alors...heureux?
alors...heureux? ...
これは、君が言っていたことだよ
これは、君が言っていたことだよ
幸せはカネ次第だって
幸せはカネ次第だって
カネの山に埋もれて(溺れて)
世間はもっと感じよくなるって
いま君は、それをすべて持っている
それで...幸せなのかい?
それで...幸せなのかい? ...
(daniel-b=フランス専門)

