今回の記事は、「最初期」の、「同タイトル」(「字数」の関係によります)の記事の「リブログ(グレードアップ版)」です。
こちらは、「オリジナル録音」(1983年6月録音/10月発売)による、「公式」のMVです。
こちらは、1983年11月5日の、テレビ出演の映像からです。
こちらが「オリジナル・アルバム」。
「ジャケット写真」は、この曲を「イメージ」させるものでもあります。
こちらの「ベスト」には、オリジナルの「MV」も収録されています。
こちらには、上掲2番目の動画が収録されています。
続いて、1984年9月、「パレ・デ・スポール(ドーム・ド・パリ)」公演のライヴ録音からです。
すでに「終盤」のクライマックスです。
ダニエル・バラボワーヌ(1952-86)は、この「パレ・デ・スポール」をとても気に入っていたようで、1982年の公演に続く出演となりましたが、その「突然の死」によって、「1986年9月」にも予定されていた公演は、「幻」となってしまいました。
「前曲」(「revolucion "レヴォルシオン(革命)"」)に引き続き、この曲でも、観客による「大合唱」を聴くことが出来ます。
こちらは、「全12曲」の「ダイジェスト盤」です。
(参考)「前曲」、「revolucion "レヴォルシオン(革命)"」の記事はこちら。
これまでの記事
(参考)ロックオペラ「スターマニア」の記事
さて、「1月7日」は、フランス・ギャル(1947-2018)の「命日」でした。
加えて、そのちょうど「1週間後」である「1月14日」は、「弟も同然」と言える、ダニエル・バラボワーヌ(1952-86)の「命日」でもありますが、ダニエルは、今年は「没後35周年」という、「記念の年」にも当たっています。
私にとっては、まさに「特別な1週間」です...。
(参考)「ミシェル・ベルジェ&フランス・ギャル」がテーマの記事一覧
その「没後35周年」を「記念」して、ついに、「待望」の、「最新版大全集」も発売されました!!
(発売は「12月4日」だったようで、完全に、私の「見落とし」だったようです。
「アマゾンフランス」へ、「緊急」で、発注しました...)
こちらの「大全集」は、「アナログ」(9枚組)でも発売されているようですが、「CD」は「16枚組」であり、「オランピア1981」、「パレ・デ・スポール1984」は、もちろん、「完全版」で収録され(DISC9~12)、さらに、「パレ・デ・スポール1982」の音源(「初発売」 DISC15)も収録となっています!!
「DISC1~8」は、「オリジナル・アルバム」(「全8枚」)、「DISC13」は、ヴォーグ社への「最初期の録音」、兄ギイ(1946-)とのユニット、「Melodie SA」としての曲、「シングル曲」など。
「DISC14」には、新たに発見された曲、「j'etais devenu un homme "僕は、1人の男になっていた(仮)"」(1977年2月録音)をはじめとした「レア」な音源、「DISC16」は、ダニエル自身が「主題歌」、「音楽」を担当し、「出演」もしている、映画「alors...heureux? "それで...幸せ?"」(1980)の「オリジナル・サウンドトラック(B.O.F.)」(「サントラ」としては、「CD初発売」)となっています。
この「大全集」については、詳しくは、また「後日」、あらためて書いてみたいと思っています(この他に、「全詞集(書籍)」もついに発売されました!!)。
1.pour la femme veuve qui s'eveille 目覚めし寡婦
2.supporter 応援団
3.les petits lolos 小さなおっぱい
4.frappe avec ta tete 君の頭で叩け!! (アルゼンチンの作家に捧げる)
5.video "serie noire" ビデオ「ブラックシリーズ」
6.partir avant les miens 家族よりも先に...
7.poisson dans la cage 檻の中の魚
8.elu par les boeufs (牛たちによって選ばれた)(仮)
9.revolucion レヴォルシオン(革命)
1,5,,6,7,9が「正式な記事」として紹介している曲です(4は、「最初期の記事」のみです)。
今回の曲も、「最初期」に「記事」として採り上げていますが(この記事は、その「リブログ」です)、「曲の内容」を充分に伝えきれているとはとても言い難く、今回、あらためて書くことにいたしました(なお、タイトルは、「字数」の関係で、「元の記事」とまったく「同じ」になっていますが、どうかご了承ください)。
昨年採り上げた「revolucion "レヴォルシオン(革命)"」や、「frappe avec ta tete "君の頭で叩け!!"」は、当時の「南米」の「独裁政権」による「迫害」をテーマに書かれた作品でした。
今回の作品、「pour la femme veuve qui s'eveille "目覚めし寡婦"」は、そのテーマからはやや外れることになりますが、「第三世界」ということでは「共通」しており、まったく「無関係」というわけでもありません。
ダニエルも、そのインタビュー(1983年10月23日)の中で、「すべての寡婦、特に"第三世界"を意識して書いた作品だが、すべての戦死者の妻に捧げることも出来ると思う。アルゼンチンの"政治犯"の妻や、ソ連や、その他の国々の...」と話していました。
またダニエルは、この年の初め、「パリ・ダカール・ラリー」に、「選手」として「初参戦」していますが、早々の「リタイヤ」と引き換えに目にしたのは、「貧困」、「干ばつ」、「飢餓」という、避けては通れない、「アフリカの窮状」でした...。
しかしこの経験は、その後の「支援活動」にもつながることになり、「作品」としては、次の、「最後」となってしまったアルバム、「sauver l'amour "愛を救う"」(1985)で生かされることになります。
また、来たる「CD時代」に備えて、「最新(電子)機器」の導入にも「積極的」に取り組んでおり、最終的に、それが実を結んだのも、やはり、そのアルバム、「sauver l'amour "愛を救う"」でのことでした。
(参考)「un enfant assis attend la pluie "座って雨を待つ子ども"」の記事
(参考)「l'Aziza "ラジザ"」の記事
「アフリカ」から戻ったダニエルが、その後、「イギリス」に渡って、まず「完成」させたのが、今回のアルバム、「loin des yeux de l'occident "西洋の視点から遠く離れて"」です。
このアルバムは、「政治的」、「社会派的」な内容を前面に押し出したためか、「枚数的」には「伸び悩み」ました。
前作、「vendeurs de larmes "涙を売る男"」(1982)の「約61万枚」に比べて、何と「半分以下」という、「約28万枚」にとどまってしまいましたが、現在では、もっともっと「再評価」されてしかるべき作品だと、私は思います。
当時のダニエルは、イギリスのピーター・ゲイブリエル(ガブリエル)(1950-)に傾倒しており、その「影響」もあって、今回のこの曲からは、「ワールド・ミュージック」としての要素も、強く感じられることだと思います。
ミシェル・ベルジェ(1947-92)も同様に、1985年12月発売の自身のアルバム、「differences "違い"」の中の1曲、「il vient de toi "それは(僕の中にあるこのリズムは)、君からやって来た"」で、アフリカの「楽器」や、「リズム」を採り入れています。
こちらは、その翌年4月の、「ゼニット・パリ」での公演から。
続いて、今回の曲の「カバー」も挙げておくことにしましょう。
2016年1月8日、「没後30周年」を記念して発売されたトリビュート・アルバム、「BALAVOINE(S)」。
この曲は、オーストラリア・シドニー出身という、ジョゼフ・サルヴァ(1988-)が歌っています。
関連記事(ともに、「最初期」の記事です)
それでは以下に、「pour la femme veuve qui s'eveille "目覚めし寡婦"」の歌詞を載せておくことにいたしましょう。
今回、「jaune」、「noire」と、人物の「肌の色」を表す「形容詞(または「名詞」)」が歌詞中に出て来ますが、「差別的表現」にならないよう、訳詞では、「アジアの」、「アフリカの」という表現を用いました。
同様に、「未亡人」という言葉も使わず、「資料」に基づいて、「寡婦」という言葉を使用しています。
また、「petite」は、この場合、「小柄な女性」、「少女」と、「どちら」にもとれる感じがしましたので、あえて、「女性」のままにいたしました。
「1月14日」は、ダニエルの「命日」。
しかも、今年は、「没後35周年」です...。
最後に、その「葬儀」の模様、また、南仏ビアリッツの空港のすぐ「近く」にある、ダニエルの「墓所」に関する動画を、まとめて載せておくことにいたしましょう(いずれも、大変「貴重」なものです)。
それではまた...。
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pour la femme veuve qui s'eveille 目覚めし寡婦
petite jaune au boulot
courbee l'echine
femme douce vit dans les nuits calines
en bleu de Chine
aux frontieres de Shanghai
faut bien qu'elle travaille
pour nourrir
nourrir ses fils
アジアの女性が
命じられるままに作業に就いている
ブルー・ドゥ・シーヌ(青)の作業着を身にまとい
甘美な夜に生きる 優しい女性
上海の最前線(現場)で
彼女は働かなくてはいけない
その息子たちを
息子たちを育てるために
et dans le monde c'est partout pareil
pour la femme veuve qui s'eveille
そして世界は どこもまた同じだ
目覚めた寡婦にとっては
comme celle de Koustanai
dont l'amant n'est qu'un detail
mort au camp de travail
seul champ de bataille
oh inconnue
dont la peine insoutenable
est insoutenue
met son coeur a nu
fait comme une entaille
une entaille
コスタナイ(旧称:クスタナイ)(カザフスタンの都市)の彼女のように
ごく普通の恋人に過ぎなかった彼が
強制収容所で死んで
戦場にひとりで
ああ!! 誰にも知られず(無名のまま)
その堪え難い悲しみ(苦痛)
堪えられず
その心は裸にされて
深い切り傷を受けたように
深い切り傷を...
petite noire en tempo
pilait le mil
bebe dans le dos, penchee sur une terre
lache et hostile
fille du peuple Massai
sue a son travail
gardant le sourire
アフリカの女性が小気味よく
穀物をついていた
赤ん坊を背に 大地に身をかがめ
緩やかに または力を込めて
マサイ族の娘は
その仕事に精を出す
微笑みを絶やさずに
et dans le monde c'est partout pareil
pour la femme veuve qui s'eveille
そして世界は どこもまた同じだ
目覚めた寡婦にとっては
l'ennemi t'assaille
autour de toi resserre ses mailles
femme de Shanghai
ou de Koustanai
du peuple Massai
veuve dans monde qui defaille
rien ne peut egaler ta taille
敵が君に襲いかかる
君の周りを(規則などで)がんじがらめにしてしまう
上海の女性
またはコスタナイ(クスタナイ)の
マサイ族の...
気力を失ってしまった世の寡婦は
何ひとつ 君と同じにはならないのだ...(君にはかなわない)
(oh
stididop stididop
stididop
stidido do do do...)
(daniel-b=フランス専門)
