ともに、詳細なデータはありませんが、いずれも、1977年、または、翌1978年初め頃までの映像だと思われます。

 

 

夫であるミシェル・ベルジェ(1947-92)が「急逝」した翌年、自らも、「乳がん」と闘いながら、「ベルシー(現「アコーホテルズ・アリーナ」)」のステージに上がりました。

 

こちらは、1993年9月に行なわれた、そのライヴの映像からです。

 

 

 

こちらは「オリジナル録音」です(1977年4月27日発売 アルバム「dancing disco "ダンシング・ディスコ"」より)。

 

同年10月には、「シングルカット」もされています。

 

 

 

 

 

こちらは、2015年11月初演の、ミュージカル「RESISTE」で、主演のマギー役を務めた、レア・ドゥローによる歌唱で、「公式のMV」です。

 

このミュージカル「RESISTE」は、フランス・ギャルが自ら監修し、夫ミシェルとの作品を、「新たなスタンダードとして残す」という意気込みで、「最後の伴侶」となった、音楽プロデューサー、ブルック・ドーイットとともに作り上げた、「最後の大傑作」とも言えるものです。

 

「この15年で最高のミュージカル!!」(RTL)と「絶賛」され、「観客」からも、「熱狂的」に受け入れられました。

 

劇中では、「終盤」に歌われますが、やはり、「悲しい場面」となります。

 

こちらは「DVD」。

 

こちらは「CD」(曲のみ)です。

 

 

この曲が歌われる場面について、詳しくは、こちらの記事をどうぞ。

(「全9回」で、ストーリーのすべてを紹介しており、「まとめ記事」もあります)

 

ミュージカル「RESISTE」最初の記事

 

ミュージカル「RESISTE」公式サイト

 

同「YouTube」公式チャンネル

 

 

夫であるミシェル・ベルジェは、1986年4月、「ゼニット・パリ」での公演で、この曲を「セルフカバー」しています。

 

観客の「大合唱」も「聴きもの」です。

 

 

 

これまでの記事(上掲の「RESISTE」の記事も「こちら」から)

 

 

さて、「1月7日」は、フランス・ギャル(1947-2018)の「命日」でした。

 

加えて、そのちょうど「1週間後」である「1月14日」は、「弟も同然」と言える、ダニエル・バラボワーヌ(1952-86)の「命日」でもありますが、ダニエルは、今年は「没後35周年」という、「記念の年」にも当たっています。

 

私にとっては、まさに「特別な1週間」です...。

 

 

(参考)「ダニエル・バラボワーヌ」がテーマの記事一覧

 

 

これまでにも書いているように、フランス・ギャルの夫であったミシェル・ベルジェ(1947-92)は、まさに、フレンチポップの「大御所」であり、1976年に結婚してからは、「二人三脚」で、フランスの音楽界の発展に「貢献」してきたと言えます。

 

 

今回紹介する作品は、1977年4月に発売された、フランス・ギャルのための作品で、「オリジナル・アルバム」としては「第2作」となる、「dancing disco "ダンシング・ディスコ"」に収録された名曲です。

 

 

「si maman si "聞いてよママ"」。

 

 

この曲について書いてみたいと思います。

 

 

この作品が収録されたアルバム、「dancing disco "ダンシング・ディスコ"」は、それ自体が、「コンセプト・アルバム」といったテイストを持っています。

 

「夜の世界」で生きる女性の、「生きざま」や「人生観」が綴られたこのアルバムは、そのまま、

 

 

「la vie c'est comme un dancing disco (人生、それは、「ダンシング・ディスコ」のようなものだ)」(「dancing disco」)

 

 

といった歌詞に「総括」されていると思いますが、それゆえ、この「世界観」は、後のミュージカル作品、「RESISTE」の、「大きなテーマ」と「成り得た」としても、決して不思議なことではないでしょう。

 

 

その作品、「RESISTE」(2015年11月初演)は、フランス・ギャルが自ら監修し、夫ミシェルとの作品を、「新たなスタンダードとして残す」という意気込みで、「最後の伴侶」となった、音楽プロデューサー、ブルック・ドーイットとともに作り上げた、「最後の大傑作」とも言えるものです。

 

 

こちらが、その「アルバム・タイトル曲」でもある「dancing disco "ダンシング・ディスコ"」。

ミュージカル「RESISTE」も、まず、「オープニング」は、この曲から始まります。

 

 

こちらは「la chanson de Maggie "マギーの歌"」。

 

この「オリジナル・アルバム」でも、上掲の「dancing disco "ダンシング・ディスコ"」に続く「2曲目」となりますが、ミュージカル「RESISTE」ではまさに、主人公「マギー」(レア・ドゥロー)が、その「登場シーン」で、「名刺代わり」に歌うナンバーとなりました。

 

 

こちらは「musique "二人だけのミュージック"」。

 

「劇中」では、クラブのオーナー(=マギーの父)から、「衝撃的な話」を聞かされるも、「気丈に振る舞う」マギーが歌った曲です。

 

こちらの記事では、「オープニング」からの「序盤」のシーンを「再現」しています。

 

 

こちらは「la nuit a Paris "パリの夜"」(劇中では、「une nuit a Paris "パリの一夜"」)。

 

オーナーが、「ピアニスト」として店に入ることになったマティス(ヴィクトール・ル・ドゥアレック)を気に入り、「思い出話」もまじえて、クラブを「案内」する場面で歌われました。

 

この曲が歌われている場面はこちらです。

 

 

こちらは、テレビ番組の「特集」から。

 

ミュージカル「RESISTE」の主要キャストが、フランス・ギャルが見守る中、その「代表曲」を歌います。

 

上が、「終幕」で歌われるナンバー「les accidents d'amour "愛のアクシデント"」(1981)。

 

下が、劇中では、マギー、マンドリーヌ(エロディ・マルトレ)、アンジェリナ(コランティーヌ・コリエ)の「3大歌姫」が「揃い踏み」となる、「一大見どころ」の場面で歌われる曲、「Ella, elle l'a "エラ・フィッツジェラルドに捧げる"」(1987)です。

この両曲の「オリジナル」は、すでに、「正式な記事」として上げてあります(上掲の、「これまでの記事」よりどうぞ)。

 

 

最後に、ミシェル・ベルジェ、フランス・ギャルに関する「貴重な映像」を見つけましたので、ここに載せておきたいと思います。

 

 

こちらは、「RTS」(スイスのテレビ局)の、「公式アーカイブ映像」から(1979年12月31日)。

 

ミシェルがピアノを弾き、フランス・ギャルが、時にはミシェル自身が、その「ヒット曲」を歌っています。

 

(曲目詳細)

1.besoin d'amour  愛が必要なの(1978-79)(ロックオペラ「スターマニア」より)

2.la declaration d'amour  愛の告白(1975)

3.attends-moi  僕を待ってて(1973)

4.message personnel  私小説(告白)(1973, フランソワーズ・アルディとの共作)

 

 

こちらは、「禁断(!?)の共演」。

 

フランス・ギャル「新旧2大プロデューサー」の、大変「貴重」な「2ショット」です。

 

セルジュ・ゲンスブール(1928-91)は、何と「あの曲」を、「自ら(!)」歌っています。

 

世代の違う2人ですが、ともに、「楽しそう」ですね(1978年11月18日放送)。

 

(曲目詳細)  Sはセルジュ・ゲンスブール、Mはミシェル・ベルジェの曲

1.n'ecoute pas les idoles  アイドルばかり聞かないで(1964, S)

2.la declaration d'amour  愛の告白(1975, M)

3.baby pop  ベイビー・ポップ(1966, S)

4.musique  二人だけのミュージック(1977, M)

5.les sucettes  アニーとボンボン(1966, S)

6.viens, je t'emmene  おいでよ、連れていってあげる(1978, M)

7.comment te dire adieu  さよならを教えて(1968, S)(フランソワーズ・アルディへの曲)

8.message personnel  私小説(告白)(1973, M)(フランソワーズ・アルディとの共作)

 

 

それでは最後に、「si maman si "聞いてよママ"」の歌詞を載せておくことにいたしましょう。

 

 

ミュージカル「RESISTE」では、終盤の「悲しい」場面で歌われる曲です。

 

 

ここでの「si」は、会話中の「返答(「否定疑問」に対する「肯定」)」に使われる「si」ですね(だと思います)。

 

(ただし!! 「解釈」は、「翻訳者」の「人それぞれ」です。その意味では、とても「難解(?)」です....。

「別訳(*の箇所)」も「追記」しておきました)

 

日本語で言うと、「つらいんじゃない?」ときかれた際に、「ええ、そうかもね...」と言って返す感じですが、ここでの使われ方は、単なる「相づち」のような感じでもあります。

 

「悲しい」歌詞ですが、「現在」のような、「こんな世の中」では、「このような曲」の方が、逆に「共感」出来るのではないかと、私は思います。

 

それではまた...。

 

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si maman si  聞いてよママ

 

tous mes amis sont partis

mon coeur a demenage

mes vacances c'est toujours Paris

mes projets c'est continuer

mes amours c'est inventer

 

友だちはみんな行ってしまった

私の心もどこかに逃げていった

私のバカンスはいつもパリ

私の計画 それはこのままでいること

私の恋は ただの空想

 

si, maman, si

si, maman, si

maman, si tu voyais ma vie

je pleure comme je ris

si, maman, si

mais mon avenir reste gris

et mon coeur aussi

 

ええ、ママ、そうよ(*もし、ママ、もし)(以下同様)

ええ、ママ、そうよ

ママ、私の人生ってねえ(*ママ、もし私の人生が見えたのなら)

まるで、笑うように泣いているの(が分かるでしょう)

ええ、ママ、そうよ

私の未来は灰色のまま

もちろん、私の心も

 

et le temps defile comme un train

et moi je suis a la fenetre

je suis si peu habile que demain

le bonheur passera peut-etre

sans que je sache le reconnaitre

 

そして時間は 電車のように連なり(進んで行く)

私は窓際にいる

私はとても不器用だから

たぶん 明日にでも通りがかる幸せも

気づかないままかも知れない

 

si, maman, si

si, maman, si

maman, si tu voyais ma vie

je pleure comme je ris

si, maman, si

mais mon avenir reste gris

et mon coeur aussi

 

ええ、ママ、そうよ

ええ、ママ、そうよ

ママ、私の人生ってねえ

まるで、笑うように泣いているの

ええ、ママ、そうよ

私の未来は灰色のまま

もちろん、私の心も

 

mon coeur est confortable, bien au chaud

et je laisse passer le vent

mes envies s'eteignent, je leur tourne le dos

et je m'endors doucement

sans chaos ni sentiment

 

私の心はとても安らかで温かい

風に当たりながら

私の羨望は消え それらに背を向ける

そして静かに私は眠るわ

混乱もなく よけいな感情も持たずに

 

si, maman, si

si, maman, si

maman, si tu voyais ma vie

je pleure comme je ris

si, maman, si

mais mon avenir reste gris

et mon coeur aussi

 

ええ、ママ、そうよ

ええ、ママ、そうよ

ママ、私の人生ってねえ

まるで、笑うように泣いているの

ええ、ママ、そうよ

私の未来は灰色のまま

もちろん、私の心も

 

si, maman, si

si, maman, si

maman, si tu voyais ma vie

je pleure comme je ris

si, maman, si

mais mon avenir reste gris

et mon coeur aussi...

 

ええ、ママ、そうよ

ええ、ママ、そうよ

ママ、私の人生ってねえ

まるで、笑うように泣いているの

ええ、ママ、そうよ

私の未来は灰色のまま

もちろん、私の心も...

 

(daniel-b=フランス専門)