1984年9月、「パレ・デ・スポール(ドーム・ド・パリ)」公演のライヴ録音からです。

 

この曲、「vivre ou survivre "生きるか 生き残るか(愛のサバイバル)"は、「10曲目」で、前半の「最終曲」となります。

 

しかしながら、この曲が収録されているのは「全集盤(2枚組)」のみで、現在は、「入手困難」な状況にあります。

 

こちらは、1982年5月21日のテレビ出演の映像です。

 

 

 

こちらは、スイスのテレビに出演したもので、ローザンヌ近郊の都市、コルセル=スュル=シャヴォールネで撮影されたということです。

 

音源は、「オリジナル録音」(1981年12月録音/1982年4月発売)によるものです。

 

オリジナル・アルバムはこちら(「CD」もあります)。

 

 

 

https://ameblo.jp/daniel-b/theme-10095491551.html(これまでの記事)

https://ameblo.jp/daniel-b/theme-10095603016.html(ロックオペラ「スターマニア」の記事)

 

 

さて、続けて行ってみましょう。

「夏のシャンソン/フレンチポップス特集」の「第7弾」、今回は...

 

 

「前回記事」とも、そう遠くはありませんね。

今回は、ダニエル・バラボワーヌ(1952-86)の、この「名曲」で行ってみたいと思います。

 

(参考)前回の記事

 

 

今回紹介する曲、「vivre ou survivre "生きるか 生き残るか(愛のサバイバル)"は、1981年の冬に、ミュージシャンを「一新」してレコーディングに臨んだ、傑作アルバム、「vendeurs de larmes "涙を売る男"」(1982)を「代表」する曲のひとつです。

 

 

「全13曲」のこのアルバムからは、これまでに、すでに「5曲」を紹介しています。

 

 

「オープニング」である、「pour faire un disque "レコードを作るためには"」は、「短いけれど深い歌」の1曲です。

 

「1枚のディスク(アルバム)を作るとはどういうことなのか」を、「13行」(1分30秒)にしっかりとまとめ、「そう、それは、人生そのもの」と結んでいます。

https://ameblo.jp/daniel-b/entry-12257228691.html?frm=theme(この曲の記事)

 

 

「viens danser "踊りにおいで"」および、それに引き続いて演奏される、フィリップ・パトロンのインストゥルメンタル曲、「la danse "ラ・ダンス"」です。

https://ameblo.jp/daniel-b/entry-12432269794.html?frm=theme(この曲の記事)

 

 

「souleve-moi "助けを求めて"」。

 

「パレ・デ・スポール(ドーム・ド・パリ) 1984」のライヴでは、この「燃えるような絶唱」で、終盤の「クライマックス」に「突入」です!!

https://ameblo.jp/daniel-b/entry-12432217929.html?frm=theme(この曲の記事)

 

 

そしてこの曲、「アルバムタイトル」にもなっている「vendeurs de larmes "涙を売る男"」。

 

この曲こそが、ダニエル・バラボワーヌとの「出合い」の曲でした(やはり、1983年8月の、NHK「テレビフランス語講座」、「夏のシャンソン特集」より)。

 

1984年、「ディジョン」でのライヴ映像からどうぞ...。

https://ameblo.jp/daniel-b/entry-12432572430.html?frm=theme(この曲の記事)

 

 

このように、多くの「傑作」を生みだした「スーパー・アルバム」の、また1曲、「代表曲」と言える「傑作」が、今回の「vivre ou survivre "生きるか 生き残るか(愛のサバイバル)"」なのですが、実際、「シングルカット」された中では、この曲が「一番最初」であり、単独で、「30万枚以上」という「大ヒット」を記録しました(「vendeurs de larmes "涙を売る男"」は、続く、「2枚目」のシングルです)。

 

アルバム内においても、1曲目の「pour faire un disque "レコードを作るためには"」に続く「第2曲目」であり、事実上、このアルバムの「顔」とも言える曲です(「vendeurs de larmes "涙を売る男"」という「原題」にもかかわらず、「日本」での発売時には、この曲の邦題、「愛のサバイバル」が、アルバム・タイトルとして「採用」されました)。

 

 

ミュージシャンを「一新」して臨んだだけのことはあり、まさに「新時代」を感じさせるサウンドともなっているこのアルバムですが、この「vivre ou survivre "生きるか 生き残るか(愛のサバイバル)"」は、全編を通して、「不安」を煽るようなメロディが、「当時風」と言えなくもありません。

 

そこに歌われているのは、一種の「死生観」のようなものでもあって、やはり「哲学的」です。

 

「美しくも力強い」。

 

まさに、そういった感じの曲でしょうか...。

 

 

このアルバムでは、これまでには「なかった」ような、「実験的試み」が、いくつも行なわれています。

 

それらが「完全に」実を結ぶことになるのは、やはり、1985年の「最後」のアルバム、「sauver l'amour "愛を救う"」を待たなくてはなりませんが、その「転換点」を示すものとして、このアルバムも「重要」だと言うことが出来るでしょう。

 

 

この曲の「カバー」としては、このアーティストを載せておくことにしましょう。

 

「没後30周年」を記念して開催された、「GENERATION BALAVOINE(バラボワーヌ世代)」という「テレビライヴ」(2016年1月9日 TF1)から、Shy'm(シャイム)(1985-)です。

こちらは、番組の「完全版」(約124分)。

 

 

 

関連記事(ともに、「最初期」の記事です)

 

 

 

以下に、「vivre ou survivre "生きるか 生き残るか(愛のサバイバル)"」の歌詞を載せておくことにいたしましょう。

 

今回の訳詞は、「日本盤」に掲載の、原島美代子さんのものをお借りいたしました(若干の「修正」は加えてありますが、「名訳」です)。

 

それではまた...。

 

..........................................................................................................................................................................................

 

vivre ou survivre  生きるか 生き残るか(愛のサバイバル)

 

heure sonne matin

pleure chagrin

et repasse le film humide

du passe dans les yeux

court bien trop court

notre amour

et les appels au secours

savent qu'un sourd n'entend pas ce qu'il veut

 

時が朝を告げ

傷心のあまりに涙を流す

しめっぽい過去のフィルムが

目にまたよみがえる

短い あまりにも短かった

僕たちの愛

助けを呼ぶ声は知っている

例え望んでも聴こえない者には届かないと

 

et pourtant il veut vivre

ou survivre

sans poeme

sans blesser tous ceux qui l'aiment

etre heureux

maleureux

vivre seul ou meme a deux

 

それでも彼は生きていたい

あるいは生き残りたい

詩もなく

彼を愛している人たちを誰一人として傷つけることもなく

幸福であろうと

不幸であろうと

ひとりであろうと ふたりであろうと

 

mais vivre pour toujours

sans discours sans velours

sans les phrases inutiles

d'un vieux roman photo

fleurs fanees meurent

noir et blanc

seules couleurs

d'un futur qui est deja le passe pour nous deux

 

だけど永久に送るのは

会話もなく 楽しみもない

古いフォト・ストーリーにあるような

無駄なセリフもない生活

しおれた花は枯れる

黒と白だけが

僕らの未来の色

ふたりにはもはや、「過去」になってしまった未来だけれど

 

et pourtant il faut vivre ou survivre

sans poeme

sans blesser tous ceux qu'on aime

etre heureux malheureux

vivre seul ou meme a deux

 

それでも生きなくては 生き残らなくては

詩もなく

僕らが愛している人たちを誰一人として傷つけることもなく

幸福であろうと 不幸であろうと

ひとりであろうと ふたりであろうと

 

et pourtant il faut vivre ou survivre

sans poeme

sans blesser ceux qui nous aiment

etre heureux malheureux

vivre seul ou meme a deux

 

それでも生きなくては 生き残らなくては

詩もなく

僕らを愛している人たちを誰一人として傷つけることもなく

幸福であろうと 不幸であろうと

ひとりであろうと ふたりであろうと

 

mais vivre en silence

en pensant aux souffrances

de la terre et se dire

qu'on n'est pas les plus malheureux

mais quand dans l'amour

tout s'effrondre

toute la misere du monde

n'est rien a cote d'un adieu

 

だけど口をつぐんで生きる

そして地上の苦しみに思いをめぐらし

僕は心に言う

僕は一番不幸なじゃないんだと

それでも

愛がすべて崩れ去った時

世界のあらゆる苦悩は

この別れに比べると何でもないことなんだ

 

et pourtant je veux vivre ou survivre

sans poeme

sans blesser tous ceux que j'aime

etre heureux ou malheureux

vivre seul ou meme a deux

vivre ou survivre

seul ou meme a deux, oh...

 

それでも僕は生きていたい 生き残りたい

詩もなく

僕の愛している人たちを誰一人として傷つけることもなく

幸福であろうと 不幸であろうと

ひとりであろうと ふたりであろうと

生きる あるいは生き残る

ひとりであろうと ふたりであろうと、ああ...

 

(daniel-b=フランス専門)