「特報」、「予告編」、「本編映像」です。
(「キャラクター・サムネイル」、今回は、「全員分」載せます...笑)
「全キャラ」となると、「これも」だな...(今作の「ヒロイン」、レティシア)。
こちらは、「Blu-ray & DVD発売」バージョンの「予告編」です。
「特典映像」の一部も「公開」されました(音声は「カット」されています)。
今作の「ヒロイン」、レティシアを演じた、広瀬すずさん(1998-)のインタビューをどうぞ。
https://www.lupin-3rd-movie.com/index.html(映画公式サイト)
さて、昨年12月6日に公開された、映画「ルパン三世 THE FIRST」のBlu-ray & DVDが、6月3日、ついに「発売」となりました。
昨年下半期は、特に「アニメ作品」を中心に、続々と「話題作」が公開され(今となっては、「今年の分まで」とも思うくらい)、「スケジュール的」にも「とてもタイト」であったと言えるのですが、当然、ここにきて、それらの「商品盤」も「発売ラッシュ」となっています。
当時も、「今年は、本当にアニメ映画が花盛り!!」と繰り返し書いていましたが(この記事も、公開当時の記事の「リブログ」ですので、「元の記事」を読んでいただくと、「ちゃんと」書いてあります...笑)、この作品も、その例にもれず、「名作」でした!!
「空の青さを知る人よ」(10月11日公開。長井龍雪監督)に引き続き、「天気の子」(7月19日公開。新海誠監督)も「ひっそり」と「上映終了」となる中、まさに、
「待~ち兼ねたぜ...(笑)」
てな感じで、スクリーンに「帰って来た」のが、この「ルパン三世」だったのです。
「ルパン三世」と言えば、やはり、ある程度の年齢から「上」の世代向けということも言えるかと思いますが、「それだけ」とは決して言い切れません。
「1960年代の終わり」に発表された作品が「原作」ながら、「アクション&コメディ」、そして「ナンセンス」、「スラップスティック(ドタバタ)」という要素は、「普遍的」で、しかしまた、「現在」においてもなお「新鮮」で、「新作」が作られるに充分「値する」キャラクターだと思います。
今回の映画は、「単独」の「オリジナル作品」としては、何と、1996年公開の「ルパン三世 DEAD OR ALIVE」以来、「23年ぶり」ということですが、「TVスペシャル」も数多く作られており、「その点」については、あまり「意識」したことはありませんでした。
しかしながら「今作」は、この作品の公開を待たずして亡くなられた、原作者、モンキー・パンチさん(1937.5.26-2019.4.11)の、「悲願」でもあった、「3DCG」による、「新しい」、「ルパン三世」なのです。
その「期待の大きさ」を思うとき、この「完成」、そして「上映」を見届けることが出来なかったことは、とても「残念」だったのではないかと、私もそう思います。
それだけ、今回の作品は「優秀」であると感じました。
今回の映画では、「祖父(という設定)」である「初代(アルセーヌ・)ルパン」(モーリス・ルブランの原作による)が、「唯一」、盗むことに「失敗」したという「秘宝」、「ブレッソン・ダイアリー」が「ターゲット」です。
その「謎」を解き明かした者は、「莫大な財宝」を手にすることが出来ると言われているのですが...。
「予告編」を見ても分かりますが、とにかく、その「スケール感」がハンパありません。
その「舞台」や、「謎解き」などの要素を考えると、まさに、「007」や、「インディ・ジョーンズ」の映画の世界でもあるのです!!
「第二次世界大戦中」のフランス...。
「考古学の権威」であった「ブレッソン教授」(CV:伊藤和晃)は、ある「日記」と「ブローチ」を、娘と婿、孫娘に託して逃亡させますが、自身は、駆けつけた「ナチス兵」の凶弾に倒れます。
娘夫婦の乗った車も、ナチスによる「猛攻」を受け、夫婦は命を落としてしまいますが、同乗していた「孫娘」は「無事」でした。
ナチスの車に乗り、事故に巻き込まれた「ランベール」(CV:吉田鋼太郎)は、負傷して足を引きずりながらも、「孫娘」が持っていたブローチを奪って「逃走」...。
その「十数年後」のパリ。
とある博物館で開催中の、「ブレッソン回顧展」において、「ブレッソン・ダイアリー」が公開。
そこへ、「ブレッソン・ダイアリーをいただく」という「予告状」が届くや否や、「ルパン三世」(CV:栗田貫一)が現われ、会場は「大騒ぎ」に。
「女性警備員」が、ルパンの「変装」を見破り、「銭形警部」(CV:山寺宏一)に引き渡そうとするも、「逃げられて」しまいました。
「女性警備員」は、「ブレッソン・ダイアリー」を「金庫」へ戻すことを進言し、銭形警部は「護衛」をつけますが、その護衛を、隠し持っていた「催眠ガス」で眠らせ、そのまま「逃走」します。
「エッフェル塔」を望む「屋上」へ逃れた「女性警備員」でしたが、待ち構えていたルパンにより、「ブレッソン・ダイアリー」を奪われてしまいました。
しかし、そこへ「峰不二子」(CV:沢城みゆき)も現われ、「ブレッソン・ダイアリー」は、彼女に持ち去られてしまうことに...。
駆けつけた銭形警部のチームに囲まれ、「女性警備員」にも「捜査員」の手が伸びていることに気を取られたルパンは、あえなく「確保」。
騒動に乗じて、「女性警備員」は逃げ延びますが、その「失態」の報告に、「おじいさま(=ランベール)」は「激怒」。「落胆」します...。
峰不二子は、こうした際の「バックアップ」としてランベールと「取引き」しており、「ブレッソン・ダイアリー」は、彼女によって彼のもとへ運ばれましたが、トランクに仕掛けた「発信機(盗聴器)」を、「ゲラルド」(CV:藤原竜也)(ランベールに指示を出す、「謎」のエージェント)に見破られ、「拘束」されてしまいます。
一方のルパンも、銭形警部に「拘束」され、「護送車」で運ばれますが、そこへ、「次元大介」(CV:小林清志)と、「石川五エ門」(CV:浪川大輔)が「救援」に現われ、見事、逃走に「成功」します(上掲「本編映像一部公開」を参照)。しかし、「以後の協力」は、ここではいったん断られてしまいます。
「女性警備員」の「靴」に仕掛けた「発信機」の信号を追って、彼女の部屋に現われたルパンは、彼女が実は「考古学」を学んでいることを知り、頭の中に持っているその「情報」と、「ブレッソン・ダイアリー」の「謎」に対するその「情熱」と引きかえに、「協力」することを申し出ます。
彼女の名は「レティシア」(CV:広瀬すず)。
ここからが、いよいよ、本格的な、「冒険の旅」の「始まり」となります!!
ランベールらの乗る「飛行艇」への「潜入」に成功したルパンとレティシア。
金庫から、「ブレッソン・ダイアリー」を盗み出し、「解錠」に挑みます。
「解錠」には、ルパンの持っていた「もうひとつの鍵」を合わせて、「2つの鍵」が「必要」となるのですが、それに加えて、「キーワード」も「必要」となります。
「キーワード」に沿って鍵を回さないと、「撃鉄」が作動して、「爆発」する仕組みなのです!! (まさに、「007」的な要素...)
アルファベットは全部で「5つ」...。
しかし、「キーワード」は「8文字」...。
そこへ、レティシアが鍵を差し込んでしまい、「時限装置」が「作動」してしまいます!!
制限時間は「60秒」...。
「手に汗握る」展開ですが、
「指くわえて見てても爆発する」ことから、ルパンは「賭け」に出ました...。
結果は、見事「大成功」。
「時限装置」は「ギリギリ」で停止し、まさに「危機一髪」...。
「ブレッソン・ダイアリー」は「解錠」され、「本体」の取り出しに成功しました。
「古代ヘブライ語」、「スキタイ語」、「アッカド語」など、「考古学者向け」に書かれたと思われる日記には、
「お前たちにこの贈り物を受け取る資格がなければ、再び封印しなさい」
と記されており、「エクリプス(日食)」と呼ばれる「お宝」が実は、「無限のエネルギー発生装置」であることを突き止め、また、そこへたどり着くためには、「3つの試練」があることも突き止めるのですが...。
この後、ランベールや、ゲラルドらと渡り合い、ランベールとレティシアの「関係」もどんどん「明らか」になっていくのですが、それにしても、「ジジイの嫉妬」は見苦し...いや、失礼...。
「過去の栄光」にしがみつき、レティシアの「才能」に「嫉妬」し、ゲラルドからも「見下される」ランベールですが、こういった人物は、何も「特別」ではありません。
「時代」や、「状況」に「翻弄」されて生きて来たゆえに、このような「キャラクター」となってしまったことは容易に「想像」が出来、「哀れ」であるとも思います。
(このような「キャラクター」ではありましたが、「最後の最後」に見せた、「優しさ」と思える行動には胸を打たれました...)
物語の「背景」として、「第二次世界大戦中のフランス」での出来事が語られてもいたことから、このストーリーには、「ナチス・ドイツ」に関するワードもたくさん「登場」します。
ランベールは、その「名前」(「フランス系」? 「Lambert」などの綴りが考えられます)から、大戦中の「対独協力者」ではないかと想像しますが、彼がつけていた「バッジ」は、「アーネンエルベ」のものでした。
「アーネンエルベ(独:「Ahnenerbe」)」とは、「実在」した、ナチス・ドイツの「公的研究機関」で、この物語にも登場するように、主に、「考古学」を「専門」とした機関です。
「親衛隊」の「トップ」であった、ハインリヒ・ヒムラー(1900-45)によって、1935年に設立されました。
また、物語の「中盤」になると、「エクリプス」は「強力な兵器」であるとの「定義」が出されます。
このあたりから、ゲラルドの「正体」も次第に「明らか」になって来ますが、彼の口から、次のような言葉が飛び出します。
(ランベールに)「あの日、ベルリン陥落のさなか、(ヒトラー)総統が南米に脱出したという噂は聞いたことがあるだろ?」
この、「ヒトラー生存説」は、その「遺体」が「戦勝国(特に「西側」)」によって「確認」されることがなかったため、戦後しばらく、「まことしやか」に囁かれていたものです。
その後、公式に「否定」されたようですが、「目撃情報」も出て来るなど、「真相」は、いまひとつ、「不明」なところがあります。
ここで、「トリビア」をひとつ。
アメリカ出身のモート・シューマン(1936-91, 一般には、「save the last dance for me "ラストダンスは私に"」の作曲者として有名)が、ジャック・ブレル(1929-78)の「熱狂的信者」となり、ブレルの作品を「英訳」して、「ブロードウェイ・ミュージカル」として「上演」(1968年)したのは「有名な話」ですが(私も、記事中で度々採り上げています)、その「タイトル」というのが、
「Jacques Brel is alive and well and living in Paris(直訳:ジャック・ブレルは、生きていて、健康で、そしてパリで生活している)」
というものでした。
「どうして、こんな長いタイトルなの?」とブレルが尋ねたところ、
「アメリカでは、戦後すぐの頃に、"ヒトラーは生きていて、幸せで、ブエノスアイレスで暮らしている"という噂が、巷で囁かれたことがあるのですよ...」
と、モート・シューマンは答えたということです(つまり、これが、「由来」です)。
https://ameblo.jp/daniel-b/theme-10096189787.html(参考:「ブレル」がテーマの記事一覧)
しかしまあ...、「映画の話」に戻りますと、このような「要素」まで盛り込むとは、やはり、「海外展開」も見越して作られた作品だけのことはありますね。「さすが」だと思います。
制作は、「プレスコ」という手法で、2017年にまず、「声」が先に入れられたそうです。
通常の「アフレコ」とは「逆」で、その「声の演技」をもとに、アニメーションを制作するというやり方ですが、レティシアを演じた広瀬すずさんは、かえって「やりやすかった」ともコメントされていました。
最後の「微調整」で、2019年6月には、「アフレコ」による「追加収録」も行なわれたようですが、やはり、「不自然さ」を感じることが「なかった」のは、素晴らしかったと思います。
今回の監督は、「ALWAYS 三丁目の夕日」(2005)や、「STAND BY ME ドラえもん」(2014)(「2」も公開予定)などの作品で、「実写」、「アニメ」、そのどちらでも名が知られている山崎貴さん(1964-)です。
やはり、監督自身が「ファン」というだけあって、「過去作」の「オマージュ」が強く感じられますが、その中でも、宮崎駿監督(1941-)の「映画初監督作品」である、「ルパン三世 カリオストロの城」(1979)の「影響」は「最大」だったと思います。
しかし、こういった「名作」の「オマージュ」というだけにとどまらず、「オリジナル作品」としての「面白さ」を、とても「強く」感じました。
この作品も、「絶対お薦め」の1本です。
ぜひ、ご覧ください。
それではまた...。
(daniel-b=フランス専門)





