「予告編」です。

https://www.tenkinoko.com/(映画公式サイト)

 

さて、昨年7月19日に公開された、映画「天気の子」のBlu-ray & DVDが、5月27日、ついに「発売」となりました!!

 

昨年下半期は、特に「アニメ作品」を中心に、続々と「話題作」が公開され(今となっては、「今年の分まで」とも思うくらい)、「スケジュール的」にも「とてもタイト」であったと言えるのですが、当然、ここにきて、それらの「商品盤」も「発売ラッシュ」となっています。

 

「ドラえもん」、「プリキュア」、「クレヨンしんちゃん」といった「レギュラー作品」や、「アナと雪の女王2」という「黒船」を除いた、私にとっての、昨年の「3大アニメ映画」...。

 

すなわち、「HELLO WORLD」(9月20日公開 伊藤智彦監督)、「空の青さを知る人よ」(10月11日公開 長井龍雪監督)、そして、この「天気の子」(7月19日公開 新海誠監督)。

 

前回の「HELLO WORLD」(4月8日発売)に続いての「登場」となりますが、「6月10日」には、「延期」となっていた、「空の青さを知る人よ」も「発売」の見込みとなっています。

 

https://ameblo.jp/daniel-b/entry-12595945067.html?frm=theme(「HELLO WORLD」 Blu-ray発売の記事)

https://ameblo.jp/daniel-b/entry-12535656898.html?frm=theme(参考:「空の青さを知る人よ」の記事)

https://ameblo.jp/daniel-b/entry-12598481688.html?frm=theme(参考:「アナと雪の女王2」 Blu-ray発売の記事)

 

 

新海誠監督(1973-)と言えば、前作、「君の名は。」(2016年8月26日公開)の「世界的大ヒット」がすぐ思い浮かべられるかと思います。

 

http://www.kiminona.com/(参考:映画「君の名は。」公式サイト)

 

 

 

「新作アニメ映画の制作には、最低でも3年が必要」と新海監督も話されていましたが、この「君の名は。」からちょうど「3年」。

 

前作の「偉大な記録」(最終的な「国内興行収入」は「250.3億円」。動員数でも「1928万人」でした)を前に、監督自身も、「プレッシャー」は少なからず「あった」のではないかと思いますが、「まったく異なったテーマ」で、しかし、「新海作品らしさ」も「十二分」に発揮した「新作」を出して来られたことは、これもやはり、「脱帽」としか言うことが出来ないでしょう。

 

 

「君の名は。」は、以前からこのブログをお読みになっているみなさまでしたら「ご存知」だと思いますが、私自身の、劇場への「有料入場回数」は、期間中、実に、「32回(!)」を数えているのです。

 

「全国」には、さらなる「強者」もいらっしゃったようですが、「制約」のある条件下でのこの「記録」は、まさに「金字塔」です。

 

ここまでの「記録」となった「背景」には、やはり、「劇場公開」が終わるまでに、「(ある程度の)回数は見たい」ということがありました。

 

そのため、2016年9月中も「5回」を数えましたが、その後、「上映延長」の機運も盛り上がり、「雪のシーズン」を間近に控えた「11月」には、「最多」となる「8回」をマーク。その頃には、「興行記録」という「勲章」のために、「貢献したい」という「想い」も加わるようになっていました。

 

「最後」となった「32回目」は、新海誠監督が「来場」されての上映となった日のことで(2017年4月15日)、その時、監督自身の口から、「劇場公開終了」の発表も出されたのです。

 

https://ameblo.jp/daniel-b/entry-12225309692.html(参考:「君の名は。」、「20回目」達成の記事)

https://ameblo.jp/daniel-b/entry-12266187562.html?frm=theme(参考:「君の名は。」新海監督来場の記事)

https://ameblo.jp/daniel-b/theme-10100095062.html(映画「君の名は。」がテーマの記事一覧)

 

 

しかし、「昨年」は、状況が少し違っていました...。

 

ここまでにも書いているように、強力な「ライバル」が次々と現われたために、私自身も、「2016年の時とまったく同じ」というわけにはいかず、その「3大アニメ作品」だけでも、「分散」してしまう結果となりました(最終的に「各8回」です)。

 

他の2作品の上映期間中には、「9月29日」の1回しか見ることが叶わず、上映回数も「激減」し、少し「寂しい」公開終了となってしまいました...(それでも、「君の名は。」同様、「第2弾パンフレット」も登場し、観客動員も「1000万人」を突破。興行収入「140億円」は「さすが」だと思います)。

 

 

今回の映画の舞台は、「東京」が「メイン」です。

 

主人公、「森嶋帆高(もりしまほだか)」(CV:醍醐虎汰朗)は、「神津島」から、単身東京へやって来た、16歳の「家出少年」...。

 

「家出少年」という設定のため、今回の「東京」では、「光と影」という「視点」があり、特に「影(闇)」の部分が、「リアル」に「クローズアップ」されて描かれていたと思います(「少年」が主人公なのに、「本物のピストル」が登場...!? オイオイ...)。 

 

一方のヒロイン、「天野陽菜(あまのひな)」(CV:森七菜)も、病気で母親を亡くし、小学生の弟「凪(なぎ)」(CV:吉柳咲良)と「二人暮らし」。

 

そんな彼女にも、「謎」や「秘密」がありました...。

 

 

今作「天気の子」は、前作「君の名は。」に比べると、「SF的解説」も「不要」で、「分かりやすい」内容だったと思います。

 

ただ、前作の「スピリット」は間違いなく「継承」しており、相手への「熱い想い」が、終盤の展開を「決定」するという点では、やはり「新海作品」だなという感じを受けました。

 

また、昨年夏の「首都圏の天気そのもの」を言い表していたのではないかと思うくらい、現実と「リンク」していたという「印象」もありました。

 

これに加えて、「伝承」という「裏打ち」もなされていることで、ヒロイン「陽菜」の「存在感」が、さらに「際立った」のではないかという印象も持ちました。

 

 

今作の「お姉さん」的存在、「須賀夏美」(CV:本田翼)も、「ウケる!!(笑)」キャラクターでしたね。

 

まんま、「本田翼(ばっさー)」さん(1992-)。

 

いかにも、「イマドキの娘」って感じで...。

 

「序盤」で出て来る、「占い師」(CV:野沢雅子)とのやりとりは、「ウケる」のと同時に、妙に、「納得」もしてしまいましたね(なるほど、私は「龍神系」なんだなあ...と。笑)。

 

「就活」で苦しむ「夏美」ですが、「終盤」の「あの展開」を見てると、「白バイ隊員」よりは、「アクションスター」、「スタントマン」の方が「お似合い」かも...。

 

 

ここで、「公開」された、今回の「特典映像」の一部を見てみることにしましょう...。

 

 

こちらは、主人公の2人に、今作でも「音楽」を担当した、「RADWIMPS」の面々が参加した「ビジュアルコメンタリー」の風景です。

 

新海監督は今回「不参加」ですが(「正解」を「全部」出してしまうのは「マズい」ということで...)、事実上、「音楽監督」(スゲェ...)である、RADWIMPSボーカルの野田洋次郎さん(1985-)の「クリエイティブ」なコメントも多数聴けるので、大変「貴重」でもあります。

 

(この「ダイジェスト」にはありませんが、「前半のクライマックス」である、「花火大会」の音楽についても、「興味深い話」をいろいろ聴くことが出来ました。もちろん、私も「大好き」な音楽です)

 

こちらは、すべての「特典映像」からの「ダイジェスト」です。

 

 

新海誠監督の、「明確なビジョン」がはっきりと分かるのが、この「ビデオコンテ」です。

 

登場人物の声も、「監督自身」が、あらかじめ「すべて」入れていて、「実際のアフレコ」の際にも「参考(手本)」となっているようです。

 

いやはや何とも...。

 

「超人」だ...。

 

こちらが、「アフレコ現場」ですね。

 

 

「制作現場」は、本当に「真剣」そのもの。

 

監督の「明確なビジョン」も、「最終的」には、「チーム」のお仕事...。

その「集大成」です。

 

 

続いて、「劇中歌(主題歌)」から...。

 

 

「クライマックス」で流れる曲、「グランドエスケープ」。

 

ボーカルに「大抜擢」されたのは、女優、三浦透子さん(1996-)。

過去には、「2代目なっちゃん」(「サントリー」のCM 2002年)としても「有名」でした。

 

3年後の「再会」となった「ラストシーン」で、その「感情の盛り上がり」に合わせて挿入されたのがこの曲、「大丈夫」です。

 

今作の「メイン」となった主題歌、「愛にできることはまだあるかい」です。

 

まさに、ストーリーの「総括」となる「名曲」ですが、2017年、最初に台本を渡されて出た「答え」が「この曲」だったということです。

 

 

今作、「天気の子」では、前作、「君の名は。」にも増して、主人公「森嶋帆高」の「モノローグ」が、「ナレーション」としても「素晴らしい」効果を上げていたと思います(その「感情の盛り上がり」が、特に「素晴らしい」と感じました)。

 

 

特に「終盤」...。

 

 

「ホテル」での「束の間の幸せ」の場面は、本当に、「心」を打たれました...。

 

 

「これ以上僕たちに何も足さず、僕たちから何も引かないでください。

神さま、お願いです、僕たちを...」

 

 

興味深い「小ネタ」としては、前作「君の名は。」の面々の「カメオ出演」や、「東宝映画」なのに、「プリキュア(「東映」)のコスプレ(!?)」といったものがありました(「"初代"ならいいよ」と、特別に「許可」が下りたそうです...)。

 

これら、「裏話」に関しては、昨年8月にも「来福」された、新海監督に関する記事もぜひご参照ください(この時、私は「幸運」にも、監督とガッチリ「握手」することが出来ました...)。

https://ameblo.jp/daniel-b/entry-12510748248.html?frm=theme(新海監督「来福」の記事)

 

 

「16歳の少年」が主人公なのに、「本物のピストル」も登場して、「刑事ドラマ」(それに加えて「人情ドラマ」も)を見ているような感じも受ける、この「天気の子」...。

 

実際に、帆高による「発砲シーン」が「2回」も登場し、「銃を捨てろ!」とか、「撃たせないでくれよ...!!」(「高井刑事」 CV:梶裕貴)とかいう、「クレイジー(笑)」なセリフも出て来ます。

 

「演劇作品」的な趣きもやはり感じましたね。

 

その「直前」の、「代々木の廃ビル」(この「発砲シーン」の「現場」)に向かって、帆高が「線路上」を走るシーンも非常に「印象的」でした...。

 

 

こうした「雑感」を書き連ねて、少々「まとまりが悪い」かも知れませんが、本当に、この作品を見て、「いろいろな想い」が駆け巡ったのは「事実」です。

 

その「すべて」を、「落ち着いて」、ここに「書き出す」ことは、「不可能」かも知れません...。

 

 

昨年7月19日公開のちょうど「前日」、あの「恐ろしい」、「京アニ事件」が起きてしまいました...。

 

最も「早い」上映となった、「TOHOシネマズ新宿」(7月19日午前0時)の舞台に、急きょ、新海監督が上がって、「コメント」を出されたことも、とても「印象」に残る出来事でした。

 

 

それから「10ヶ月」...。

 

 

今度は、この「Blu-ray」発売と「同じ日(5月27日)」、今も「重い火傷の痕」が残る「容疑者」が、「逮捕」されたというニュースが入って来ました。

 

何という、「皮肉」なめぐり合わせ...。

 

おかげで、「この2つ」は、「切り離すことの出来ない記憶」となってしまいそうです...。

 

https://ameblo.jp/daniel-b/entry-12495630469.html?frm=theme(「Pray For Kyoani」の記事)

 

 

最後に、主演のお二人からの、「コメント入り発売告知映像」をどうぞ!!

 

 

映画「天気の子」は、「君の名は。」とともに、現在、県内各地の劇場にて、「リバイバル上映中」、もしくは「上映予定」となっています。

 

https://www.theatrecinq.jp/(「テアトルサンク」公式サイト)

https://alex-cinemas.com/turuga/hotnews/(「アレックスシネマ敦賀」公式サイト)

https://alex-cinemas.com/sabae/hotnews/(「アレックスシネマ鯖江」公式サイト)

 

あらためて「劇場」に見に行っても「良い」のですが、6月中はスケジュールが「キツキツ」で、やはり「難しそう」ではあります...しかし...う~ん...(笑)。

 

 

それではまた...。

 

 

 

 

 

(daniel-b=フランス専門)