この曲の「本当の素晴らしさ」が分かるのが、2015年に初演されたこのミュージカル、「RESISTE」でしょう。

 

フランス・ギャル(1947-2018)と、その「最後の伴侶」となった、ブルック・ドーイットによって制作されたこのミュージカルは、フランス・ギャルと、これらの作品を生み出したミシェル・ベルジェ(1947-92)の「すべて」が「分かる」と言っても過言ではないくらいの「名作」だと言えます。

https://ameblo.jp/daniel-b/entry-12351393480.html?frm=theme(ミュージカル「RESISTE」より、この曲が登場する場面)

 

こちらは、フランス・ギャル自身のテレビ出演の映像です。

 

こちらは、1978年4月の、「テアトル・デ・シャンゼリゼ」でのライヴからの映像だということです。

こちらが、その「公式録音」です。

こちらが「オリジナル録音」です(1975年録音。年明けすぐ、1976年1月の発売です)。

https://ameblo.jp/daniel-b/themeentrylist-10097776129.html(これまでの記事)

https://ameblo.jp/daniel-b/entry-12309459572.html(ミュージカル「RESISTE」最初の記事)

http://resistelacomediemusicale.fr/(ミュージカル「RESISTE」公式サイト)

https://www.youtube.com/channel/UCORxPxv1VGQf3exA7ApozjA(同「YouTube」公式チャンネル)

 

「1月7日」は、フランス・ギャル(1947-2018)の「命日」でした。加えて、そのちょうど「1週間後」である「1月14日」は、「弟も同然」と言えた、ダニエル・バラボワーヌ(1952-86)の「命日」でもあります。

 

私にとっては、まさに「特別な1週間」です...。

https://ameblo.jp/daniel-b/theme-10095491551.html(「ダニエル・バラボワーヌ」の記事一覧)

 

これまでにも書いているように、フランス・ギャルの夫であったミシェル・ベルジェ(1947-92)は、まさに、フレンチポップの「大御所」であり、1976年に結婚してからは、「二人三脚」で、フランスの音楽界の発展に「貢献」してきたと言えます。

 

今回紹介する作品は、フランス・ギャルが、音楽上の「新しいパートナー」となった、ミシェル・ベルジェのプロデュースにより完成させた最初のアルバム(タイトルは、単に「フランス・ギャル」となっています)からの1曲、「samba mambo "サンバ・.マンボ"」です。

 

 

フランス・ギャルは、ラジオ局「ヨーロッパ1」の廊下で、ミシェル・ベルジェと出会いました。

 

その時、ミシェルはこう言ったそうです。

 

「君に会ったら言おうと思っていたのだが、君の歌は実にツマラナイ。

それに、ツマラナイ雑誌や番組に出過ぎているよ」

 

フランスは、こう言われて当然「イヤな気持ち」になりましたが、

 

「この人は、私のことを真剣に考えてくれる初めての人だわ」

 

とも思ったそうです。

 

 

当時、フランス・ギャルは、「5年」も付き合っていた歌手、ジュリアン・クレール(1947-)と「破局」。

 

一方、ミシェル・ベルジェも、「心血」注いでプロデュースし、当時「恋愛関係」にあった歌手、ヴェロニク・サンソン(1949-)との「突然の別れ」により、その「失恋の痛手」がまだ「尾を引いていたころ」でもありました。

https://ameblo.jp/daniel-b/entry-12260791288.html?frm=theme(参考記事その1)

https://ameblo.jp/daniel-b/entry-12261381513.html?frm=theme(参考記事その2)

 

「そんな二人」ではありましたが、やがて「意気投合」し、このアルバムが発表された1976年の6月には、ついに「結婚」にまで至りました。

 

 

最初のデュエットはこの曲。

 

ミシェル・ベルジェの2枚目のアルバム「chanson pour une fan "ある女性ファンに捧げる歌"」(1974)より、「mon fils rira du rock'n'roll "僕の息子はロックを笑うだろう"」。

 

続いて、ミュージカル「RESISTE」でも「重要な曲」となった、「未発表の名作」、「au revoir Angelina "バイバイ・アンジェリナ"」(1974)。

https://ameblo.jp/daniel-b/entry-12345731250.html?frm=theme(この曲についての記事)

 

 

こちらは、テレビで放送されたミュージカル、「Emilie ou la petite Sirene 76 "エミリー、または小さな人魚"」から、「ca balance pas mal a Paris "パリでスウィング"」です。

 

結婚直前の、1976年5月22日の放送です。

 

今回の曲、「samba mambo "サンバ・マンボ"」が完成したのは「1975年」のことで、翌1976年、「年明けすぐ」の「1月6日」に、そのアルバムが「発売」となりました。

 

 

他には、次の曲が「有名」です。

 

「la declaration d'amour "愛の告白"」。

この映像は、「シングル発売時」の、1974年6月27日のものです。

 

「comment lui dire "新しい愛のはじまり"」。

 

「ce soir je ne dors pas "今夜は眠れない"」。

ちょっと動画サイトでは見つけられませんでしたが、日本のシャンソン歌手で、「ブログ仲間」の、ゆうき芽衣さんも歌っていらっしゃいます。

https://ameblo.jp/daniel-b/entry-12499840818.html?frm=theme(ゆうき芽衣さんについての記事)

https://profile.ameba.jp/ameba/france-mei/(ゆうき芽衣さんのブログ)

 

 

それでは、以下に、「samba mambo "サンバ・マンボ"」の歌詞を載せておくことにいたしましょう。

 

詞・曲ともに、もちろん、ミシェル・ベルジェが書いています。

 

この歌詞は、「言葉遊び」の要素もあちらこちらで見られますが、最も分かりやすいのが、やはり出だしの歌詞、

 

「la samba samba s'en va...」

 

でしょう。

 

「サンバは去っていく」という意味ですが、「サンバ」と、「去っていく」という意味の「s'en va(サンヴァ)」が、うまく掛かっていますね。

 

「ちょっとしたこと」ではありますが、こうしたところにも、「才能」をやはり感じます。

 

なお、この曲の日本語訳は、1998年に発売の「日本盤CD」に添付された、室谷あきこさんのものをそのままお借りしています。

 

 

2015年のミュージカル「RESISTE」は、フランス・ギャルの歌手人生の「総決算」であったのと同時に、そのミシェル・ベルジェの「才能」を、あらためて「世に知らしめる」意味もあったと思います。

 

 

ミュージカルでこの曲を「歌い」、「踊った」、アンジェリナ(コランティーヌ・コリエ)は、主人公マギー(レア・ドゥロー)らの「命運」を握る、「取引先銀行家」の「令嬢」です。

 

「妹」のような存在でもあったマギーのために、アンジェリナは、「ある行動」に出ますが...。

 

ちなみに、「序盤」で歌われるこの曲も、アンジェリナの「強い意志」を感じさせるものです。

「papillon de nuit "夜の蝶"」(1987)。

https://ameblo.jp/daniel-b/entry-12348695816.html?frm=theme(ミュージカル「RESISTE」より、この曲が登場する場面)

 

 

(追記:)フランス・ギャルとは、直接「関係」があるわけではありませんが、年明け早々に、「3人」の「訃報」に接しました(私にとっては、ともに、「思い出」のある方々です...)。

 

 

上原正三氏(1937.2.6-2020.1.2) 「帰って来たウルトラマン」(1971)メインライター

 

ジョルジュ・デュブッフ氏(1933.4.14-2020.1.4) 「ボージョレーの帝王」

 

今宮純氏(1949.3.18-2020.1.4) 「F1」ジャーナリスト

 

 

この場をお借りして、ご冥福をお祈り申し上げたいと思います。

 

合掌...。

 

 

それではまた...。

 

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samba mambo  サンバ・マンボ

 

la samba samba s'en va

quand le mambo mambo est la

la samba samba sans toi

je change, je change, je change de pas

tu danses, tu danses dans d'autres bras 

je pense, je pense, je pense a toi

immense, immense baraka

tu t'es retournee contre moi

 

サンバ サンバ さよならサンバ

マンボ マンボが はじまった

サンバ サンバ さよならあなた

ステップをかえるのね

踊ってる 踊ってるあなた 他の人の腕をとり

想ってる 想ってるわ あなたのことを

でも もうとてもだめね

あなたは 私に背をむけた

 

la samba samba s'en va

quand le mambo mambo est la

la samba samba sans toi

tu changes, tu changes, peut-etre pas

 

tibili-bili pa pa lia la(4 fois)

 

サンバ サンバ さよならサンバ

マンボ マンボが はじまった

サンバ サンバ さよならあなた

あなたはもうかわらないのね

 

ティビリビリ パ パ リャ ラ(4回)

 

tu penches penches vers d'autres voix

tu te balances tres loin de moi

immense, immense baraka

je prie, je prie, je prie pour toi

 

身を寄せる 身を寄せるあなた 他の人の声の方へ

遠くの方で ゆれてるあなた

でも もうとてもだめね

想ってる 想ってるわ あなたのことを

 

la samba samba s'en va

quand le mambo mambo est la

la samba samba sans toi

je change, je change, je change de pas

 

tibili-bili pa pa lia la(4 fois)

 

サンバ サンバ さよならサンバ

マンボ マンボが はじまった

サンバ サンバ さよならあなた

ステップをかえるのね

 

ティビリビリ パ パ リャ ラ(4回)

 

chacun prend la place de l'autre

et le bonheur des uns fait le malheur des autres

 

誰かが 誰かの 場所を取り

誰かのしあわせは 誰かの不幸

 

la samba samba s'en va

quand le mambo mambo est la

la samba samba sans toi

tu changes, tu changes, peut-etre pas

 

サンバ サンバ さよならサンバ

マンボ マンボが はじまった

サンバ サンバ さよならあなた

あなたはもうかわらないのね

 

la samba samba s'en va

quand le mambo mambo est la

la samba samba sans toi

tu changes, tu changes, peut-etre pas

 

tibili-bili pa pa lia la(4 fois)

 

サンバ サンバ さよならサンバ

マンボ マンボが はじまった

サンバ サンバ さよならあなた

あなたはもうかわらないのね

 

ティビリビリ パ パ リャ ラ(4回)

 

 

 

 

(daniel-b=フランス専門)