「予告編」です。

「完成披露試写会」での「舞台あいさつ」の模様ですが...。

相変わらず、「泣き虫」ですね、真野ちゃんは...。

こちらは、リョウ役、横浜流星さん(1996-)のコメント動画です。

ドイツ・フランクフルトにて開催された、世界最大の日本映画祭、第18回「ニッポン・コネクション」にて、藤井道人監督(1986-)、横浜流星さんが行なった「舞台あいさつ」の模様です。

主題歌、「たられば」を歌うのは、「amazarashi」。

青森県在住の秋田ひろむさんを中心としたバンドです。

劇中で、カナ(真野恵里菜)が歌う曲、「パーフェクトライフ」も、この「amazarashi」のオリジナル曲で、2013年の作品だということです。

https://aono-kaerimichi.com/(映画公式サイト)

 

さて、今回の映画、「青の帰り道」は、昨年12月7日に公開された作品ではありますが、もともと「ミニシアター系」で、当初の上映館はとても「少ない」ものでした。

 

それが、次第に上映館が増えて行き、「福井コロナシネマワールド」でも上映されることになりましたが、ごく「短期間」のことで、私は、残念ながら、「見逃して」しまっていたのです!!

 

それが今回、8月23日に、「無事」、Blu-ray & DVDで発売となり、これでようやく、私も「見る」ことが叶いました。

 

その、Blu-rayの内容そのものは、至って「シンプル」なものですが、「嬉しい(ありがたい)」ことに、「アマゾン限定」として、「劇場パンフレット」(実物)が「付属」しているものがラインナップされていました。

 

 

私は、「迷うことなく」このパッケージを選びました。

 

さて、この作品は、「原案者」として、「おかもとまり(岡本麻里)」さん(1989-)の名前がまずあります。

 

「舞台」の1つともなっている、「群馬県」の出身で、主に「テレビ」で活躍されていましたから、ご存知の方も多いことでしょう。

 

現在、「タレント活動」からは退いていらっしゃるようですが、数年前、自身が実際に「経験」した出来事をもとに、この「原案」を書かれたということです。

 

その頃、岡本さんは、「23歳」でした。

 

「生きる道はひとつじゃない」

 

この言葉を、その「友人」に伝えることが出来ていたのなら、「彼女(友人)」は、「次の誕生日」を迎えられていたのかも知れない。

 

その「後悔の念」から、「彼女のように苦しむ、大切な命を救いたい」との一心で、岡本さんは、この「原案」を書き進めたと言います。

 

そして、その「想い」を知ってもらうために「たどり着いた先」が、「人間模様を描く天才」、藤井道人(ふじいみちひと)監督(1986-)だったということです。

 

岡本さんの「想い」が「本物」であることを受け止めた藤井監督は、「同様」の経験をもとに書いた、自身の「未発表脚本」のことを思い出し、それを「重ね合わせる」ことで、「具体的」に、「映画化」の道が「開けた」のでした。

 

執筆中の脚本を読んだ真野恵里菜さん(1991-)が、「"カナ"の役をやりたい」と申し出たことで、「実現」に向けていっそう「加速」し、「オーディション」によって、次々とキャストが決まった時は、「この上ない出演陣」と、監督は感じられたそうです。

 

「ダメもと」でオファーを出した、主題歌の「amazarashi」さんは、「脚本」を読んで、上掲の「たられば」を送って来られたと言います。

 

当時、「未発表」の新曲で、「これ以上、この映画に合う曲は書けない」とのことでしたが、監督は「鳥肌が立った」と言い、そこから毎日、この曲を聴きながら、脚本を「書き直した」のでした。

 

2016年8月14日、「群馬県前橋市」、監督の「30歳(!)の誕生日」のまさにその日に、この映画、「青の帰り道」は、「クランクイン」を迎えました...。

 

撮影期間は、わずか「15日間」(「予算の都合」で...)。

 

それでも、「諦めずに戦い、良い作品に!!」という「気概」で撮影は進められました。

 

しかし、その道「半ば」で、「コウタ」役の高畑裕太さん(1993-)が、「不祥事」を起こして「降板」...。

 

「8月23日」、撮影は、「中止」となってしまいました...。

 

「絶望の淵」にいた藤井監督でしたが、「励まし」のメッセージに背中を押され、プロデューサーに、「もう一度やりたい」と申し出ました。

 

プロデューサー側も「同じこと」を思っていたそうで、約1ヶ月後、キャスト、スタッフ、各事務所関係者が集まった結果、「再撮影」に「GOサイン」が出たというのです!!

 

かくして、「コウタ」役にも戸塚純貴さん(1992-)の起用が決まり、2017年8月、「2度目」の撮影が「スタート」したのでした...。

 

(以上、「付属」のパンフレットより要約)

 

この作品は、「7人の若者たちの青春群像劇」です。

 

地元に「残った」者。夢を追って「上京」した者。

 

それぞれの「想い」、「生き様」が「交錯」し、ストーリーは進んで行きます。

 

主演の真野恵里菜さんが演じる「カナ」は、「歌手デビュー」を目指し、「上京」します。

「ライヴハウス」でのデビューを足掛かりに、「レコード会社」への「売り込み」も試みますが、まわって来た「仕事」は、自分の意に「反する」ものばかりでした...。

 

そのカナの親友、「キリ」を演じるのは清水くるみさん(1994-)。

キリは、「写真」が「趣味」でしたが、東京では、カナの「マネージャー」として、彼女を「支える」ことになりました。しかし、「ある出会い」をきっかけに、彼女の人生も、少しずつ「狂っていく」ことに...。

 

横浜流星さん(1996-)演じる「リョウ」は、高校卒業後、「大工」として働くも、「非行」に走り、「解雇」されてしまいます。「ワル」のイメージが強いリョウですが、実は、一番の「仲間思い」でもあります。

 

この方もすっかり「おなじみ」、森永悠希さん(1996-)演じる「タツオ」は、カナと、高校時代には「デュオ」を組んでいましたが、「医師」の家系のため、自身も「医大」を受験するも、何度も失敗し、ついには、「引きこもり」になってしまいました。そして...。

 

戸塚純貴さん(1992-)演じる「コウタ」と、秋月三佳さん(1994-)演じる「マリコ」は、「できちゃった婚」のカップルですが、コウタは、リョウと同じ職場で働くも、「夫」、「父親」としての「自覚」から、「正社員」として真面目に働き、「マリコ」も、よき「妻」、「母親」としての「自覚」を持った、人一倍「面倒見の良い」、「姉御肌」なキャラクターです。

 

冨田佳輔さん(1991-)演じる「ユウキ」は、東京の大学に進学し、「仲間」も得て、「就職」も果たすという、「ごく普通のキャラ」ですが、「実社会」は、やはり「厳しい」ようです...。

 

この「主要7人」の脇を固める面々として、工藤夕貴さん(1971-)(キリの母)、平田満さん(1953-)(タツオの父。「医師」)、嶋田久作さん(1955-)(リョウ、コウタの働く工場の長)などが出演されています。

 

真野恵里菜さんは、「アイドル時代」にも、「ヤマハ」から贈られた「P-155 真野スペシャル(「マノピアノ」)」による「弾き語り」を聴かせてくれていましたから、今回、「パーフェクトライフ」を歌うシーンでも、まったく「違和感」は感じませんでした(「アイドルの曲」ではありませんが...)。

 

監督が「絶賛」されていましたが、真野恵里菜さんは、「カナ」という役に、「(アイドル時代の)自分」を重ね合わせていたようで、また、「リーダー」として、みんなを「牽引」する役目も負っていたということでした。

 

監督の言葉を借りるまでもなく、その演技には「鬼気迫るもの」が感じられ、いかにこの「カナ」という役が、真野さんにとって「大切だったか」ということを、あらためて感じさせられもしました。

 

突然の「撮影中止」を聞かされ、「呆然とした」という真野さん。

 

上掲の「完成披露試写会」での真野さんの「涙」は、まさに、そうした「想い」の「すべて」が「あふれ出た」ものだと思いますが、この「完成した映画」を見た感想はただひと言、

 

「真野ちゃん

胸を張っていいよ!!」

 

でしょう...。

 

それだけの「力」が確かに感じられました。

この役は、もはや、「真野さん」以外は考えられません。

 

それぞれの登場人物には、確かに「いるいる、こんな人」と思えたことが、よりいっそうの「リアル感」を感じることにもつながったと思います。

 

彼らが歩む道は、決して「心地よい」ものではありません。

「どうしてこんな目に...」と思うようなことばかりです。

 

私が見た感じでは、唯一、「コウタ」と「マリコ」のカップルだけが「本当に幸せ」だったのではないかと思いますが、「こんな世の中で本当に良いのか」とも思いました。

 

そうした点で、「考えさせられる」ことがとても「多い」映画でした。

 

この作品では、「一本道」が「象徴的」に、画面に登場しますが、これは、「過去」から「現在」、「未来」へと続く道、その「心象風景」を「表現」しているとのことです。

 

また、「撮り直した」場面が、全体の「7割」にも上ったそうですが、前回撮影の「記憶」は残っていても、より「深み」を増した演技へと「成長」していたと、監督は目を細めます。

 

「美しい画」も多く、本当に「秀作」だと思いますが、公開当初は、短期間で「打ち切り」と、評判は、あまり「芳しく」はなかったようです。

 

しかし、「天」は見放さなかったのか、その後、「再上映」も決まり、「パンフレット」は、その際作られたものだと言います。

 

「ドイツ・フランクフルト」での上映の際(2018年5月31日。上掲動画参照)には、数分にもわたる「スタンディングオべーション」を受けたということです。

 

うまく伝えられたかどうかは分かりませんが、とても「感動」しました。

 

みなさまも、この機会にどうぞ、ご覧ください!!

 

それではまた...。

 

(daniel-b=フランス専門)