こちらは、「バークレー社」に移籍した後、「最初期」の曲を「再録音」したアルバム(1969)に収録されたものです。
その後発売された、1980年代の「日本盤ベスト」ではこちらの音源が使われていましたが、現在では、ブレル同様、やはり「オリジナル録音」が「優勢」となっているようで、こちらも、ようやく見つかりました。
こちらは「朗唱版」ですが、それゆえに、とても「凄み」を感じます。
(初めて聴いた時、最後の「パシエンシア(耐えろ)...」の叫びが、とても「衝撃的」でした...)
こちらは、1953年秋頃に録音された「オリジナル盤」です(「シャン・デュ・モンド社」からの発売です)。
こちらは、短い「別バージョン」です。
こちらは、1958年1月、ボビノ劇場での公演からの「ライヴ録音」となります。
この作品は、イヴ・モンタン(1921-91)の歌によってもよく知られています。
モンタンも1952年から歌っていますが、こちらは、翌1953年に「エトワール劇場」にて行われた公演のライヴ録音です。
https://ameblo.jp/daniel-b/theme-10097986170.html(これまでの記事)
本日「7月14日」は、フランスの「革命記念日」であると同時に、フランスシャンソン界の「3大巨匠」の1人、レオ・フェレ(1916-93)の「命日」でもあります(昨年が「没後25周年」でした)。
「書くトピック」がとても多くなっていますので、今回は「ミニミニブログ」とさせていただき、本日中に、「もう1本」記事をアップする予定です。よろしくお願いいたします。
今回採り上げた曲は、「le flamenco de Paris "パリのフラメンコ"」(1947-52)です。
1931年、王族の「追放」によって「共和制」が敷かれたスペイン。
1936年2月に「人民戦線(左派)内閣」が誕生したことにより、「要職」を解かれて「左遷」された、「右派」のフランシスコ・フランコ(1892-1975)でしたが、同年7月、「反乱軍」を指揮して「本土」に侵攻し、「保守層」がこれを支援したため、ついには、大規模な「内戦」にまで発展しました。
「ライバル」であったエミリオ・モラ将軍(1887-1937)が、航空事故により死亡したこともあり、最終的に、1938年8月より「独裁体制」を確立。これにより、「フランコ総統」による「圧政」が、死去する「1975年」まで続くことになりました。
https://ameblo.jp/daniel-b/entry-12399853271.html?frm=theme(関連記事:「l'espoir "希望"」。今回の曲についても触れています)
そんな当時のスペインから、フランスへ亡命してきた人は数多く、レオ・フェレは、そうした人々への「共感」をこめて、この作品を書きました。それは、1947年、ある「デモ」に参加するために乗った、バスでの「移動中」のことだったということです。
詞はとても「簡潔」で、それを「フラメンコ調」の曲に乗せて歌いますが、1969年の「再録音」では「朗唱バージョン」となり、「語りかけ」という意味でも、内容に即したものとなりました。
とても「凄み」を感じるこのバージョンは、私の「お気に入り」でもあります。
また、直接の関係はありませんが、「似たテーマ」を、「同じようなスタイル」で歌っている作品が存在します。
もう間もなく「命日」(8月2日)である、ミシェル・ベルジェ(1947-92)の名作「Diego, libre dans sa tete "ディエゴ、頭の中では自由"」(1981-83)がそれで、こちらは、当時の「南米の独裁政権」がテーマでした(ミシェルの妻、フランス・ギャルが先に歌っています)。
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https://ameblo.jp/daniel-b/entry-12401004234.html?frm=theme(参考:この曲の記事)
最後に、「le flamenco de Paris "パリのフラメンコ"」と同時期に書かれた、同じく「スペイン」がテーマの名作をもう1曲...。
「le bateau espagnol "スペインの船"」(1949-52)です。
こちらも、1969年の「再録音」バージョンでどうぞ。
以下に、「lle flamenco de Paris "パリのフラメンコ"」の歌詞を載せておくことにいたしましょう。
それではまた...。
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le flamenco de Paris パリのフラメンコ
tu ne m'as pas dit
que les guitares de l'exil
sonnaient parfois comme un clairon
toi, mon ami l'espagnol
de la rue de Madrid
rencontre l'autre hiver
une fleur sur les levres
君は僕に言わなかった
亡命のギターが
時にはラッパのように響くなんて
君、(パリの)マドリード通りに住む
スペイン人の友よ
去年の冬に出会ったとき
君は、一輪の花を唇にくわえていた
je ne t'ai pas dit
que les guitares de Paris
pouvaient apprendre ta chanson
toi, mon ami l'espagnol
de la rue de Madrid
rencontre l'autre hiver
une fleur sur les levres
僕は君に言わなかった
パリのギターが
君の歌を憶えられるなんて
君、(パリの)マドリード通りに住む
スペイン人の友よ
去年の冬に出会ったとき
君は、一輪の花を唇にくわえていた
et puis tu es parti
dans les rues de Paris
et tu ne m'as rien dit...
そして君は消えて行った
パリの街の中へ
何も言わずに...
PACIENCIA...
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(daniel-b=フランス専門)





