「予告編」です。
こちらは「30秒バージョン」。
「フランス版予告編(その2)」です。
「TAXi 4」(2007年公開)に引き続き、アメリカのヒップホップ・ミクスチャーグループ、「The Back Eyed Peas」の歌う「Pump It」がフィーチャリングされました。
こちらは、その「オリジナルMV」です。
「TAXiシリーズ」で有名なこの曲(メロディ)は、クエンティン・タランティーノ監督(1963-)の映画、「パルプ・フィクション」(1994年)でも使用された、「Misirlou(ミシルルー/ミザルー)」が「原曲」です。
「ミシルルー/ミザルー」とは、もともと「ギリシャ語」で「エジプトの娘」を表す言葉で、ギリシャのポピュラー・ソング(「レベティコ」)の1曲でしたが、その後「スタンダード・ナンバー」となり、1962年に、この動画の(上掲の音源も)、ディック・デイル(1937-2019.3.16)によって、「大ヒット」となりました。
その後、「パルプ・フィクション」、「TAXiシリーズ」でも使用され「注目」を浴びたほか、上掲の「The Black Eyed Peas」の「Pump It」のヒットにより、「ヒップホップ・ミュージック界」からも注目されるようになりました。
http://taxi5.asmik-ace.co.jp/(映画公式サイト)
さて、今年1月18日に「日本公開」(本国では、昨年4月7日公開)となった映画、「TAXi~ダイヤモンド・ミッション(TAXi 5)」のBlu-ray & DVDが、6月5日、早くも発売となりました。
前作、「TAXi 4」(2007年公開)からは、「約11年ぶり」という、シリーズ「最新作」ですが、今作は「キャストを一新」したということもあり、最初は当然、「不安」もありました。
しかし、実際に見てみると、そんな「不安」などどこへやら...。
「実に面白い!!」
「そのひと言」だけでした。
今回のキャストは、その、映画「TAXiシリーズ」を「見て育った世代」の人たちで、まさに、「TAXiファン」による、「偉大なトリビュート作品」であると、そう言えると思います。
前作までの「ダニエル」(サミー・ナセリ)に相当する、「凄腕ドライバー」シルヴァン・マロを演じているのは、「マルチな才能」を発揮し、何と、今作では「監督・脚本」も「兼任」している俳優、フランク・ガスタンビド(1978-)。
対する、前作までの「エミリアン」(フレデリック・ディーファンタル)に相当する、「お間抜けな相棒」エディ・マクルーを演じるのが、現在、フランスで「大人気」という、「コメディアン」で「俳優」の、マリク・べンタルハ(1989-)です。
マリクが演じるエディは、何と「ダニエルの甥」という設定で、こちらが「本職」の「タクシー・ドライバー」なのですが、フランクが演じるシルヴァン(「スピード狂」で、「問題だらけ」の警察官)と、その「役柄」は、前作までの「まったく逆」ということになっています。
その「ダニエル」は、いまや「伝説の存在」とされ、「アメリカ・マイアミ」に「移住」していると語られていますが、その「タクシー」(プジョー407)は、今回も「健在」です。
今回、「マルセイユ警察署長」となって登場している「アラン」(エドゥアルド・モントート)は、その「伝説」の「語り部」のような役どころですが、彼も、本当は「出演に乗り気ではなかった」と言っています(「せっかく家を出て独り立ちしたのに...」)。
しかし、「どんな展開になるかは興味があった」と話し、内容を聞いたら「安心もした」と言っていました。また、前作までのサミーや、フレデリックよりも、今作の主演の2人(フランクとマリク)の絆は「強い」と明言しています。
そのフランク・ガスタンビドは、「その時は気付かなかったけれど、"TAXi"は、初めての、僕らのための映画だった」と話しています。
対するマリク・べンタルハも、「フランスで初のカー・アクション。サミー・ナセリは"最初のアラブ系のスター"だ」と語り、「様々な文化や宗教が入り混じる街として、マルセイユを映し出した映画は初めてだった」と話しました。
2人は、「情熱」をもって、この作品の制作を、「原作者」であるリュック・ベッソン監督(1959-)に掛け合ったといいます。
リュック・ベッソンは、その2人の「情熱」を「試す」ような「厳しい態度」だったと言いますが、「脚本」は、「自由に書かせてもらえた」とも話し、それは、「プレッシャーも感じたが、まったく"夢"のような時間だった」とも言っています。
「まったく別の"TAXi"にすることも考えたが、やはり、"4の続編"にしたいと考え、"10年後"という設定にした。僕たちは、"TAXi"の中に入りたかった」
「僕たち"TAXi"のファンとしては、"ジべール署長(今回は「市長」として登場)"なしでは考えられなかった」
など、フランクもマリクも「熱っぽく」話し、まさに、「自分たちで作り上げた」ことを、「誇り」に思ってもいるようでした。
また、この映画は、「マルセイユのための映画」とも話し、「僕らが愛をこめて撮った街を気に入ってくれるといい」と話していたことも「印象」に残りましたね。
マリクは、「"こうすれば良かった"という後悔はない。まさに作りたかった映画だ」と話し、フランクも、「他の誰でもない、"TAXi世代のファン"が作った続編だ」と胸を張りました。
出演者の誰もが、「出演は名誉なことだった」と話しているのも「印象的」でした。
敵方の「ボス」、トニードッグを演じた、サルヴァトーレ・エスポジート(1986-)も、劇中からは想像もつかない「穏やかな笑顔」で、「僕は"悪党のボス"として選ばれた。それも、"イタリア代表"としてだ。とても"名誉"なことだ」と、「イタリア語」で話してくれました。
「映画本編」は、まさに、「TAXiシリーズ」全作品の、「エッセンス」とも言えるシーンばかりで、本当に、「新しい世代」の方でも、「従来からのファン」の方でも、「文句なしに楽しめる」のではないかと思います(全体としては、「2」に近い感じを受けます...)。
近年では、「テロ」の影響も「懸念」されるところではありますが、この作品においては、「まったく」と言って良いほど、(特に「アラブ系」などに対して)「差別」や「偏見」が見られません。そういったところも、「偉大な国フランス」といった感じがしますね(「現実」でも、まさにそうあってほしいと思います...)。
この作品は「お薦め」です。
ぜひ、一度はご覧ください。
それではまた...。
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(daniel-b=フランス専門)
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