3月4日に公開された「特報」です(再掲)。
22日放送の「振り返り」と、「第二夜」の予告です。
https://www.tv-asahi.co.jp/shiroikyotou/(テレビ朝日番組公式サイト)
さて、ついに始まりました。
「医療ドラマ」としては、「原点」にして「最高峰」である、山崎豊子先生(1924-2013)の社会派小説、「白い巨塔」(1965-69)。
今回、「5夜連続」(5月22~26日)の「スペシャルドラマ」として、「テレビ朝日」での放送となりましたが、「心待ち」にしていたその「第一夜」(22日放送)、「無事」に見ることが出来ました!!
私としては、やはり、山崎豊子先生の「厳しい監修」のもと制作された、「前回(2003-2004年)」の、唐沢寿明さん(1963-)演じた「財前教授」、また、「元祖」である、田宮二郎さん(1935-78)演じた「財前教授」、その「どちらも」が頭に残ってはいましたが、いざ見始めると、その「偉大な先人(の影)」が視聴を妨げることはなく、自分でも驚くほど「素直」に、「入っていく」ことが出来たと思います。
今回の放送で、特に「印象深かった」のは、「回想シーン」を効果的にはさみ込むことで、「人物像」、「背景」を、「分かりやすくした」ということだったでしょうか。
「前回」、「前々回」のように、「20話」を越える「長丁場」ではありません。
また、「劇場版」(1966年)や、1990年に、同じくテレビ朝日にて制作された、「2夜連続ドラマ」(村上弘明さん主演)のような「凝縮型」でもありません。
「短期集中」で、この「全5回」というのは、このドラマの「長さ」としては、最も「適している」と言えるかも知れません。そしてその時に、「人物説明」として最も「相応しい」のが、「回想シーン」であると思います。
「財前教授」は、「裁判」を戦う「後半」ともなると、「まったく別人」のようにも感じてしまうキャラクターですが、その頃に、「単なる悪役」に見えてしまわないためにも、この「序盤」での「描き方」は、非常に「重要」だと思いました。
対する「里見脩二(さとみしゅうじ)」も、「財前」が戦うような、「次期教授戦」といった「プレッシャー」とは「無縁」で、より「人間的な医師」であろうとするその姿が、実に丁寧に描かれていたと思います。
財前役の岡田准一さん(1980-)には「目力」があり、確かに「財前五郎」だという雰囲気を感じました。これもとても「重要」なことです。
ドラマに「入り込めるかどうか」は、その「主演俳優」次第でもあるからです。
里見役が松山ケンイチさん(1985-)であるのも、「よく分かった」気がしました。松山さんの「里見」は、本当に、「財前」とは「好対照」のキャラクターであることを「重点」に演じられているように思いました。この「キャラクターの対比」が、「後半」に向けて、「どのように」生きて来るか、ですね。
また、財前も里見も、「医師」であると同時に、「教職(准教授)でもある」という点も、漏らさず描かれていました。
寺尾聰(てらおあきら)さん(1947-)の「東教授」は、より「厳格」というイメージがあると同時に、「財前」への「嫉妬」を、包み隠さず表しているところが、いかにも「退官間近」という感じをよく出していると思います。
松重豊さん(1963-)の「鵜飼医学部長」役も、「よく似合っている」と思いましたね(前回の伊武雅刀さんは、どちらかと言えば「怪演」でしたからね。いや、失礼...)。
「意外」だったのが、小林薫さん(1951-)演じた、義父の「財前又一」役が、まったく「違和感」がなかったことですね。「関西」という設定でありながら、主要キャラで「関西弁」を話すのは、唯一この「又一」だけ(小林さん自身も、「京都」のご出身です)。
又一自身も「医師」ではありますが、どちらかというと「商売人」っぽいところが、よく出ていたと思います。
財前の「愛人」、「花森ケイ子」という役も、この先大変「重要」になって来るキャラクターですが、沢尻エリカさん(1986-)も、よく演じられていたと思います。この先、どんな「ケイ子」を見せてくれるのか、とても「楽しみ」です。
「意外」と言えば、東教授の娘、「佐枝子」役の飯豊まりえさん(1998-)でしたね。
「落ち着いた」、なかなか「良い」雰囲気を出していたではないですか。
いかにも「お嬢様」というイメージ(「派手な方」ではなくて)のキャラクターですが、「しっとり」としていて、「ビジュアル的」にもとても「美しく」見えました。
この出演は、飯豊さんにとっても、「とても大きい」のではないかと思いました。
というわけで、「第一夜」を見た感想をざっと書き出してみました。
「大々的なプロモーション」は、「ダテ」ではありませんでしたね。
「第二夜」以降も、本当に「楽しみ」です。
それではまた...。
(daniel-b=フランス専門)