映画「プリキュアオールスターズ NewStage」シリーズは、2012年から2014年にかけて上映された「春映画三部作」です。

最終的に、ストーリーは「1つ」にまとまり、「有終の美」を飾りました。

 

主題歌「プリキュア~永遠のともだち~」も、各年ごとに異なるバージョンが作られましたが、この「2013年バージョン」(工藤真由&黒沢ともよ&吉田仁美)は、「特に気に入っている」ものです。

 

高梨康治さん(1963-)が書いた「キュアメタル」の中でも、「特に優れた」(「最高傑作」です!!)、「プリキュア史上に残る名曲」であり、「メタル」というだけにとどまらず、「シンフォニック」でもあります。

こちらは、実際の「オープニング」の「ノンテロップ・バージョン」です。

当時の「予告編」(2013年)です。

 

続いてこちらは、「エンディング」の「ダンス・ムービー」です。

 

この曲、「この空の向こう」は、当時テレビ放送中だった、「ドキドキ! プリキュア」の「前期エンディングテーマ」でした。

それを、「オールスター」で踊っています。

http://www.toei-anim.co.jp/movie/2013_precure_allstars/(映画公式サイト)

(「2013年春の映画」のサイトですが、現在でも、アクセスが「可能」です)

https://www.youtube.com/channel/UCSsjL41NsyqSNNbanuI0htg(プリキュア公式チャンネル)

https://ameblo.jp/daniel-b/entry-12447549885.html?frm=theme(前回の記事)

https://ameblo.jp/daniel-b/theme-10103313799.html(これまでの記事)

 

さて、「プリキュア」がテーマの前回の記事では、もちろん、現在公開中の映画、「プリキュア ミラクルユニバース」について書きました。

 

こちらがその「予告編」ですね。

http://www.precure-miracleuniverse.com/pc/(映画公式サイト)

 

その記事にも書きましたが、今回の映画では、「ミラクルライトを作る職人」、つまり、「裏方」に当たるキャラクターに「スポット」が当てられていました。

 

このように、「サイドストーリー」が「メイン」となる作品ですが、これには「前例」があり、それが、「2013年春」公開の映画、「プリキュアオールスターズ NewStage2~こころのともだち~」であることも書いていますが、この映画は、私自身、「特にお気に入り」で(劇場では「11回」見ています)、「オールスターズ」の中でも、「傑作」として挙げても良い作品だと思っています。

 

春の「オールスターズ」映画の「転換点」となった「NewStage」シリーズは、2012年の「みらいのともだち」から、2014年の「永遠のともだち」までの「三部作」です。

 

このシリーズでは、当初、「プリキュアと関係のないキャラクター」が「メイン」となっている、また、「声の入っていないキャラクターがいる」などといった理由で、「否定的」な意見も「多く」聞かれました。

 

私は、それを「ストーリー重視」と解釈したのですが、従来のように、「オールスターズは、一種の"お祭り"」と考える人たちにとっては、「声の入っていないキャラクターがいる」ということは、「言語道断」だったようです(当時は、本当に、そのような「雰囲気」がありました)。

 

「プリキュア側の声優」を、あえて「総出演」にせず、「ゲストキャラ側」で「ドラマ」を構築し、そこへ「プリキュア」を絡めて進めていく...。

 

これが、「NewStage」シリーズの「コンセプト」だったと思います。

 

事実、こうした「方針転換」のおかげで、「ドラマ部分」が「充実」し、その後の「秋映画」も含めて、「優れた作品」を数多く世に送り出す「きっかけ」ともなったのです。

 

この「NewStage」シリーズは、それぞれが「別々のストーリー」かと思いきや、2014年の「第3作」、「永遠のともだち」において、「前2作」が「合流」し、「最高の結末」で「有終の美」を飾ることになりました。その「設定」、「ストーリーのつなげ方」の「巧みさ」は、いま思い出しても「涙が出て来る」ような...。そんな「感動」でした。

 

「NewStage3」(2014年)の予告編も残っていました(これだけでは「分かりにくい」かも知れませんが...)。

http://www.toei-anim.co.jp/movie/2014_precure_allstars/(「第3作」の公式サイト)

http://www.toei-anim.co.jp/movie/2012_precure_allstars/(「第1作」の公式サイト)

 

いつか、「あらためて」振り返ってみても良いかと思いますが、取りあえず、「ほんの少しだけ」でも、映画の「雰囲気」を感じることが出来る動画を見つけましたので、載せておきたいと思います。

 

「初代プリキュア」はやはり「強し」!!

「復活」早々、「もの凄い怪力」を披露します。

「キュアビート」と、「キュアパッション」もカッコイイ!!

「スマイルプリキュア!」チームも、すっかり「先輩」に...。

「キュアサンシャイン」、「キュアムーンライト」は、「セリフ」こそありませんでしたが、非常に「重要」な役割を果たしました。

 

全体の「長さ」は、この作品でも、やはり「約70分」です。

「監督」をはじめとする、このスタッフの「構成力の素晴らしさ」は、本当に「称賛」に値します。

 

それでは、この映画の「主題歌」、「プリキュア~永遠のともだち~(2013 Version)」の歌詞を載せておくことにいたしましょう。

 

詞は、六ツ見純代(むつみすみよ)さんが書いています(同じ作詞家の、青木久美子さんは「実姉」だということです)。

 

曲・編曲の高梨康治(たかなしやすはる)さん(1963-)は、「ハードロック」と、「オーケストラ」を「融合」させた、「重厚」な作風で知られている、「作・編曲家」兼、「キーボーディスト」です。

 

「プリキュアシリーズ」では、2009年の「フレッシュプリキュア!」から、2012年の「スマイルプリキュア!」までを担当していましたが、「オファー」を受けた当初は、やはり「戸惑った」といいます。しかし、「今までとは、まったく別のものにしたい」というプロデューサーの意向を受け、「ロック」を基調とした、「キュアメタル」と称される、一連の「作風」を生み出したのです。

 

高梨さんは、元々、この「NewStage2」の映画で、「卒業する」と言っていました(2013年のテレビシリーズ「ドキドキ!プリキュア」から、高木洋さんに交代しています)。しかし、「ラブコール」が絶えなかったのか、その後、2014年の「NewStage3」、2015年の「春のカーニバル♪」でも、作曲を務めました。やっぱり「スゴイ」方ですね...。

 

「プリキュア」なのに「ハードロック(メタル)」...。

こんなことも、「大友(大きいお友だち)」の心を惹きつけた「要因」だと思います。

 

それではまた...。

 

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プリキュア~永遠のともだち~(2013 Version)

 

永遠のともだち プリキュア!

 

あきらめない心を持つ 笑顔の少女たち

ひたむきな情熱で ただ、まっすぐ進む

 

守りたい明日のために がんばる背中には

希望へと羽ばたける 見えない羽根がある

 

ひとりひとり 輝いて

ひとつひとつ はなつ願い 叶えてゆく

 

今からはじまる 新しい世界へ

時を越えて 力あわせ つながる絆

みんなで笑える しあわせを信じて

ぎゅっとかたく 結びあった 熱い友情

 

転んでも立ち上がり 紡がれる伝説

未来まで駆けぬける 永遠のともだち プリキュア!

 

吹き荒れる 嵐にさえ 負けない少女たち

汗と涙の粒も 成長する証

 

何度でも挑んでゆく 澄みわたる瞳に

100年先も変わらない 勇気が宿ってる

 

ありがとうが 響く空

愛している 仲間がいて 強くなれる

 

光りを手渡す また次の世代へ

星のように 陽射しのように 照らし続ける

それぞれの胸に 芽生えたまぶしさで

夢の種は 花開いて きらめきになる

 

転んでも立ち上がり 紡がれる伝説

未来まで駆けぬける 永遠のともだち

振り向かず前を見て 辿りつく真実

微笑みで通じ合う 全員がともだち! プリキュア!

 

みんなもプリキュア!

 

(こちらにもレビューを書いています)

 

 

 

 

(daniel-b=フランス専門)