「予告編」です。
今回のBlu-ray & DVD発売の「スペシャル・トレーラー」です。「豪華版」には、このメンバーによる、「ビジュアルコメンタリー」が、「特典ディスク」に収録されています。
こちらは、WANIMAの歌う主題歌「Drive」です。
http://overdrive-movie.jp/(映画公式サイト)
さて、19日には、こちらのBlu-ray & DVDも発売となりました。
今年は、5月から6月にかけても、「見たい映画のラッシュ」となり、ここに来て、それらの作品の「商品化」も「ラッシュ」となっています。
この映画、「OVER DRIVE」は、6月1日に公開された作品ですが、「ラリー(競技)」という「モータースポーツ」を、「極限」まで「リアル」に描いており、実際に走る「ドライバー」の側だけではなく、「メカニック」の側にもスポットが当てられています。その上、「メイン」となるストーリーは、こうした「競技」と言うよりは、その「兄弟愛」に重きが置かれており、見ていて本当に「胸」が熱くなる、「ヒューマンドラマ」となっています。
この作品には「原作」があるわけではなく、純粋に「オリジナルストーリー」だということですが、実際にモータースポーツに携わっている多くの企業の協力を得たこともあって、その「迫力」、「リアリティ」は、「実際の現場」そのものです。また、「映画ロケ誘致」に熱心な、「福岡県北九州市」(「北九州フィルム・コミッション」。近作では、昨年の「相棒Ⅳ」などが、特に印象に残っていますね)の協力により、市内での「長期ロケ」が実現し、その「熱狂ぶり」が、映像にも「反映」されていました。
また、この企画の「始まり」として、「モノづくり」という視点もあったと言います。実際、「モータースポーツ」というのは、その「レギュレーション」と、「創造」の「せめぎ合い」といった面もありますが、それでも、そこから生み出された「パーツ(部品)」が、「市販車」に「搭載」されることだって珍しくはないのです(実際、「ラリーカー」は、「市販車」を「改造」して作られたものです)。「技術の革新」とは、まず、「モータースポーツから始まる」と言っても、決して「過言」ではないわけです。
さて、今作の主人公は、2人の「兄弟」です。
「レーシングドライバー」としてハンドルを握っている弟、「檜山直純(ひやまなおずみ)」(新田真剣佑)は、「結果」を出す一方で、「無謀」な「攻めの走り」で「クラッシュ」したり、レース以外の場でも、何かと「問題」を起こしてばかりです。
対する兄、「檜山篤洋(ひやまあつひろ)」(東出昌大)は、その「スピカレーシングファクトリー」の「チーフメカニック兼エンジニア」ですが、大変「真面目」な性格であり、チームの誰からも信頼されています。
この兄弟は、子どもの頃には大変仲が良く、弟が壊した自転車も、「すぐ直してやるから」と、兄が「修理」していました。そんなこともあって、兄、篤洋は、いつしか、「メカニック」、「エンジニア」の道を進んでいました。
「弟」の乗る「クルマ」を、「兄」が「開発」し、故障すれば「修理」する、といった「タッグ」でしたが、時が経つにつれ、弟の素行は悪くなり、兄弟の仲には「亀裂」が入って来ていました...。
そんな折、スポーツ・マネジメントの会社から、弟、直純の新たなエージェントとして、「ラリー」についてはまったくの「素人」、という女性社員、「遠藤ひかる」(森川葵)が派遣されて来ましたが...。
この「ひかる」が、篤洋、直純とは決して「一線」を越えることはなかったところが、逆に「リアル」であり、この映画が「脱線」することなく、「成功」した大きな「要因」の1つとして挙げて良いと思います(つまり、「安っぽく」ならなかった...)。
直純は、「コ・ドライバー」(「助手席」で指示を出す係。その「的確」な指示により、先の見えない急カーヴでも、スピードを落とさず曲がり切ることが出来る)である「片岡怜」(佐藤貢三)に言わせると、「走りが痛々しい。見えない何かを、必死に追いかけている感じがする」ということですが、それには、過去の「痛ましい事件」が背景にありました。
ここで登場する名前が「永瀬陽菜(ながせひな)」(清水ひまわり)。檜山兄弟の「幼なじみ」です。
彼女は、高校卒業と同時に「ボストン」に「留学」したと話す直純でしたが、「もう会えない」とも口にします。その言葉が気になったひかるは、さっそく、ネットの「ニュース検索」を試みました。
結果、「2010年12月24日付け」で、「米ボストン郊外で銃乱射 邦人留学生が死亡」との記事が表示されたのです。
「誰よりも速くなる」と、幼い直純は「宣言」していたのですが、彼女に関するエピソードの描き方も「絶妙」で、劇中でやたら引きずることなく、「重要な場面」で、「象徴的」に登場させることによって、「クライマックス」がさらに盛り上がるという、一種の「スパイス」とも言い得るキャラクターです。「真のヒロイン」は、この「永瀬陽菜」だと言えるでしょう。
結局、直純よりは篤洋のことが好きだったという陽菜でしたが、「兄貴には、他に好きなやつがいる」という、直純がついた「嘘」によって、陽菜は「留学」を決意することになり、「事件」にも巻き込まれることになってしまいました。だからこそ直純は、「もうこれ以上、陽菜に嘘はつきたくない」と、篤洋に告げるのでした。
このことが、失われつつあった「兄弟の絆」を取り戻す「きっかけ」となり、物語は、「クライマックス」に向かって「加速」していくのです。
篤洋は、「未完成のパーツ」を「最終戦」で投入するという「決断」をします。「あいつの走りが痛々しいのは俺のせい」だと話し、「でも少しでも可能性があるなら...」と、「コ・ドライバー」の怜に告げますが、「未完成のパーツを投入して鍛え上げるのがラリーじゃないですか」と背中を押され、篤洋は、ただ、深々と頭を下げるだけでした。
そして、あの「クライマックスシーン」です。ここまでは、ちょっと書くわけにはいかないと思いますが、上掲の「予告編」には、すでに、「その場面」が入ってもいますね(笑)。何にしても、「信じられないくらいの奇跡」です。「大のモータースポーツ・ファン」である羽住英一郎監督(1967-)に言わせると、「似た事例」が、実際に「あった」ということですが、監修された「プロ」のメカニックの方は、「諦める」と言っていたようです...。
「すぐ直してやるから...」
子どもの頃の篤洋も言っていたこのセリフが、これほどの「重み」を持って響いてくるとは、見始めた当初は、思いもよらないことでした!!
このように、単なる「モータースポーツ映画」に終わっていないところが、この作品の「素敵」なところ。
「豪華版」には、映画を見ながら、キャスト、監督が「撮影風景」を振り返る、貴重な「ビジュアルコメンタリー」も収録されています。また、この記事は、公開時の記事の「リブログ」ですが、その記事に載せている「公式映像」は、「本編ディスク」にも収録されています。
この「熱い」作品を、ぜひご覧ください。
それではまた...。
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(daniel-b=フランス専門)


