6日未明に北海道で発生した「大地震」は、当初は、最大震度が「6強」と発表されていましたが、その後、「やはり」というか、震度のデータが得られていなかった、「厚真(あつま)町」で、「震度7」を観測していたことが分かりました(大規模な「地滑り」が発生した、「あの場所」です。ちなみに、「震度7」は、1948年6月28日の「福井地震」を機に「新設」されたものです。今年は、その震災から、ちょうど「70年」です)。

 

今年は、年始早々、北陸・福井でも、「56豪雪(昭和56年豪雪)」(1981)以来、「37年ぶり」のレベルとなる積雪を観測し、その後、6月の「大阪北部地震」では、大阪市北区や、高槻市などで「震度6弱」を観測しました(この地震では、高槻市内で、「ブロック塀倒壊」により、登校途中の児童が亡くなるという、「痛ましいニュース」がありました。それが、今でも忘れられません)。

 

7月初めには、今も「大きな爪跡」の残る、「西日本豪雨」がありました。そして、つい先日、9月4日火曜日には、「非常に強い勢力」を保ったまま、「台風21号」が「上陸」し、「街なか」の被害はもちろんのこと、「関西国際空港」を「水没」させ、「孤立」させるという、「想定外」の被害まで引き起こしました(北陸も「日中の直撃」でしたが、通過が「速かった」ことが幸いしたのか、被害は「最小限」にとどまった、という印象です)。

 

このように、今年の日本列島は、本当に「どうなっているのか」、と思いたくもなる「自然災害」が相次いでいますが、その「台風21号」が去って「ホッ」としているのも「束の間」、そのたった「2日後」に聞いた「重大ニュース」が、今回の、「平成30年北海道胆振東部地震」でした。

 

一口に「北海道」と言っても、「被害の特に大きかったエリア」だけとって見ても、かなりの「広範囲」に及んでいます。あの「美しい」、北都「札幌」でも、「信じられない」ような光景が広がっていました。

 

「北海道」は、1991年10月に初めて訪れてからというもの、本当に最近でこそ「足が遠のいている」という感じですが、かつては、よく出かけていたものでした。道内には、私の「足跡」が多く残っており、まさに、「思い出の地」なのです。

 

最後に「北海道らしい旅行」をしたと言えるのは、もう、「12年」も前のことになります。その年に訪れた場所の1つが、「新ひだか町」をはじめとする「JR日高本線」のエリアでしたが、この「新ひだか町」も、今回、「震度5強」を観測しています(「震源」にとても「近い」エリアです)。

 

「北海道」と言えば、「試される大地」という「キャッチフレーズ」がありました。これは、1998年に、北海道の「イメージアップ」のためのロゴマークを決めよう、ということで、「全国公募」の末、「決定」したというものでした。

 

本来は、「自らに問いかけ」、「世に問う」。「地元北海道」には、優れたものがいっぱいあるではないか、それを「活かして」いこう。という意味だったようですが、その2年後、2000年3月の終わりに、あの、「有珠山の噴火」がありました。

 

この時も、北海道は、「試練の時」を迎えていました。国道や高速道路が「通行不能」となり、噴火の影響は、ふもとの「洞爺湖温泉街」にまで迫る勢いでした。函館と札幌を結ぶ「特急列車」も、「室蘭本線」の「不通」により、「函館本線」(通称「山線」)に迂回となりました。「平常」に戻るまで、この時も、「2ヶ月」はかかったのです。

 

「洞爺湖温泉」は、1991年10月、「初めての北海道旅行」で宿泊した地でもありました。それだけに、その時も、「まったく知らない土地での出来事」では、本当に「なかった」のです。

 

その後の旅行で目にした、「試される大地」というのは、私は、ここからの「再起」を目指すための「キャッチフレーズ(スローガン)」だと思っていました。「最初の意味」はどうであれ、「有珠山噴火」を目の当たりにした者にとっては、そう思えても「当然」だと思います。そして今回も、まさに、「北海道」は、「試される大地」なのです。

 

思えば、「北国志向」のある私としては、「東北」も、「北海道」も、本当によく旅をした土地です。それが、私が行けていないこの「10年」の間に、これほどまでの「仕打ち」に遭うとは、本当に、「つらいもの」を禁じ得ません。

 

「北海道」への「憧れ」ゆえか、ブログを始めてこの2年、ブログを通じて、「北海道」の「仲間」とも多く知り合うことが出来ました。そのことに「感謝」しつつ、あらためて、心からの「お見舞い」と、また、亡くなられた方々に対しては、謹んで、「ご冥福」をお祈り申し上げたいと思います。

 

「試される大地」北海道。

今回も、必ず、「立ち上がってくれる」ものと信じております。

 

ハートにおくるよメッセージ

返事はいらない 今すぐ

立ちあがってくれるだけでいい

みんなに 元気をあげよう

 

そうさ We can do 今すぐ We can do みんなで

We can do ジャンプをしよう!

いくよ We can do 今すぐ We can do みんなで

We can do ジャンプをしよう!

 

Go! Everybody!!

 

(「心臓伝言(ハートにメッセージ)」 詞:朝倉薫)

 

(daniel-b=フランス専門)