(朝の番組のようですが、詳しいデータはありません)

(「モモコクラブ'87」からの映像で、2ndシングル「Remember Me」です)

(こちらも、当時の「モモコクラブ」でしょうか。詳細なデータはありません。デビューシングル「恋しくて」です。別ウィンドウが開きます)

「夏のアイドル特集」、こちらも、もう「あと2回」となりました。残り2回、「全力」でお届けします!!

 

今回紹介するのはこの方!!

 

白田(しろた)あゆみさん(1970-)です!!

 

「モモコクラブ」出席番号「2番」!!

 

1986年10月より1年間、TBSにて放送されていた深夜のバラエティ番組「モモコクラブ」は、当時の「アイドル誌」、「momoco」内にあった、同タイトルのコーナーから派生したもので、酒井法子さん(1971-)、また、将棋の羽生善治「永世7冠」の妻である畠田理恵さん(1970-)も、この「モモコクラブ」の出身です。

 

白田あゆみさんは、1970年3月30日生まれということで、学年では、私の「1つ上」となります。私が「意識」した、ほぼ「最後」くらいに当たる「年上のアイドル」ですが、いま映像を見ても、「お姉さん感」を感じますね。けっこう「大人っぽい」感じがします。

 

今回紹介する曲「あいつ」は、1988年4月21日に発売された「3枚目」のシングルですが、図らずも、これが「最後のシングル」となってしまいました。この直後の、7月1日に発売された2ndアルバム「Paysage」(タイトルは、フランス語で「景色」のことですが、「風景画」のニュアンスのようです)にも収録されましたが、「ソロ」でのリリースは、これ以上続くことがありませんでした。ともに「傑作」だと思うだけに、返す返すも「残念」です...。

 

この曲「あいつ」では、詞・曲の「CHI-BOU」さんに加え、白田あゆみさんも作詞に参加していますが、これは別に、「その時だけ」というわけではなく、1stアルバム「あなたの瞳に映りたい」(1988年2月1日発売)でも「単独」で「2曲」、同じく、2ndアルバムでも、「あいつ」の他に、「単独」で「2曲」、白田さんが自ら書いた詞があります。そのいずれもが大変「優れて」いて、他の作家陣とそん色ないばかりか、「きらめく個性・才能」が感じられます。この点からしても、この後が「続かなかった」のが大変「残念」です...。

 

白田さんは、1983年、「中学2年生」の時に、雑誌「momoco」の「増刊号」に載ったことがきっかけで、芸能プロダクションにスカウトされたということですが、その後、実際に「登場」することになったのは、先述のように、1986年のテレビ番組「モモコクラブ」からでした。しかし、この番組は、ごく一部の地域でしか視聴出来ない(「首都圏」、「中京圏」、および、「静岡」の3局のみ)こともあって、「知名度」は、結局、最後まで「伸び悩んだ」、いや、「低いまま」だったと思います。

 

酒井法子さんなどは、福井など、「地方」にも足しげくやって来たことから、「知名度」は「バツグン」でしたが、白田さんの場合、やはり、「限られた中」での知名度にとどまってしまいました。そのことが、今でも大変悔やまれます。

 

この曲、「あいつ」は、詞も曲も、大変「懐かしさ」を感じる、とても優れたものです。3枚のシングル曲の中で「ベスト」と言っても良いほか、当時の作品全体から見ても、「秀でた」作品と言って過言ではないと思います。最後の、「あいつだけ 横顔向けて 切ないね」が、いつまでも、頭の中でこだましています。

 

先述のように、直後に発売された、「最後」となってしまったアルバム「Paysage」は、「傑作」でした。「夏のアルバム」ですが、全体的に、「懐かしさ」を感じさせるもので、「黄昏時」を思わせるサウンドが実に「素晴らしい」のです。中でも、「針のない時計」は特に好きな曲で、単独で録音して残したりもしました。ここに載せることが出来ないのが、とても「残念」です。

 

風の噂では、現在、美容室を経営されているとのことですが、きっと、素敵に年を重ねられたことでしょう。私の中では、この当時の、若い白田さんしかイメージにありませんから、「思い出は思い出のままに」ということになるのですが...。

 

ああ...「ため息」しか出て来ませんね...(「いろいろな意味」で...)。

 

というわけで、この「夏のアイドル特集」、次回で「一区切り」となります。

次回は、その他のアイドルを、映像が残っている方を中心に、思い出せる人を何人か挙げてみたいと思います。

 

それではまた...。

 

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あいつ

 

あいつだけ

違うの視線 陽射しより

強く 肌を刺すわ

Bronzeの肩に くちづけ 好きよ

さらって わたしを きっと

 

AH... 流行(はやり)の水着に 少しはあいつ 感じるかも

サングラスの向こうで 照れてる瞳 甘い予感

触れた指 熱いから

不意を突いて 抱きしめて

 

あいつだけ

他の誰にも かわれない

たった ひとりのひと

少女から さよならするの わたし

いつもの夏 こわしたい

 

AH... 渚にきらめく 誘惑的な 時間(とき)の中で

ねえ聞いてる? キライよ 急に無口な午後のJealousy

長い髪 ほどいたら

誰のせいか 気づいてよ

 

あいつだけ

違うの視線 陽射しより

強く 肌を刺すわ

Bronzeの肩に くちづけ 好きよ

さらって わたしを きっと

 

あいつだけ

横顔向けて 切ないね

もっと あなたを見せて

少女から さよならするの わたし

いつもの夏 こわしたい

 

あいつ あいつ
 
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REMEMBER  ME REMEMBER ME
 
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Paysage Paysage
 
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(daniel-b=フランス専門)