http://www.precure-superstars.com/(映画公式サイト)

http://www.precure-anniv.com/(「プリキュア15周年」公式サイト)

http://www.toei-anim.co.jp/tv/precure/(「HuGっと! プリキュア」公式サイト)

https://ameblo.jp/daniel-b/entry-12386287724.html?frm=theme(前回の記事)

https://ameblo.jp/daniel-b/themeentrylist-10103313799.html(これまでの記事)

 

この3月に公開された映画、「プリキュア スーパースターズ!」のBlu-ray & DVDが発売となりました。

 

この作品も、「公開初日」(3月17日土曜日)に「夜勤明け」で見に行ったのが「初回」ということで、この頃には、今冬の「豪雪」の影響もすっかりなくなり、「ホッとした」ということがまず思い出されます。

 

「春のプリキュア映画」は、従来、「オールスターズ」という形で制作されていましたが、人数も増えに増え、「さすがに限界」という声も聞かれるようになりました。そのため、昨年公開の「プリキュアドリームスターズ!」からは、「直近3世代」のキャラクターのみの登場に改められましたが、これは、「様々なキャラ」の描写が減った分、「ストーリー的」には「充実」するという「好結果」を生み出すことにもなりました(何しろ、「本編」は、「メインターゲット」が「低年齢層」のため、わずか「70分」に過ぎません)。

 

3月から4月にかけては、毎年、「ドラえもん」や「クレヨンしんちゃん」なども公開となるため、日程的には少し「厳しい」面もあるのですが、この作品は、「プリキュア映画」としては、久しぶりに、「8回」も見に行くことが出来たものです(最近では、昨年秋の「キラキラプリキュアアラモード」が「6回」でした。過去には、「16回」というのが「最高」でしたかね...)。

 

この作品の「大きなテーマ」は「約束」です。

 

過去に果たされなかった「約束」のために、「世界」が危機に瀕するというストーリーなのですが、それを象徴するキャラクターが、「ウソバーッカ」なのであり、元をたどれば、野乃はな(「キュアエール」。今年の「主人公」です)が過去に出会った少年、「クローバー」が、その「鍵」を握る存在だと言えます。

 

はなは、列車に乗って「花畑」の駅に降り立ちますが、別の場所から向かっていた、さあや(「キュアアンジュ」)とほまれ(「キュアエトワール」)は、「交通障害」に引っかかることになってしまって、到着が、結局「2時間」も遅れることになってしまいました。それでも、はなは、2人を信じて待ち続けました。

 

はなは、過去に、「約束」を「破ってしまった」ことがあって、それで相手を「傷つけてしまったのではないか」ということから、以降、「約束は絶対に守ると決めた」のだと2人に話します。

 

花畑に着いたはなたちの前に、突然、「謎の扉」が現われ、怪人「ウソバーッカ」が姿を現わしました。人々がざわめく中、それは、花畑を光線で「石化」させてしまいます。

 

3人は変身して応戦しますが、「降参」したように見せかけて、不意打ちを仕掛ける「ウソバーッカ」に怒りを覚えます。しかし、「追い込まれた」ことも事実で、3人は攻撃により、その「変身」を解かれ、以降の「変身能力」を失ってしまいます(「変身アイテム」が「石化」してしまいます)。さらに、はなをかばったさあやとほまれの2人は、「ウソバーッカ」の体内に吸い込まれてしまいました。そしてそれは、あの「謎の扉」の向こうへ、再び姿を消してしまったのです...。

 

「他のプリキュアをこれから消しに行く」と言い残して去った「ウソバーッカ」。はなは、「思い当たるプリキュア」として、「キラキラ☆プリキュアアラモード」を挙げ、こちらも、「人間の姿」への変身能力を失った、妖精ハリハム・ハリーとともに「キラパティ」へと向かいます(はなは、前作の「最終回」に「ゲスト出演」していますから、いちかたちを知っているのです。また、ハリーは、「関西弁をしゃべるハムスター」ということで、「とっとこハム太郎」のキャラ、「まいどくん」を思い出させますが、見た目は「とんがりくん」です笑)。

 

「苦労」の末、いちか(「キュアホイップ」)たちと合流したはな、はぐたん、ハリーでしたが、さあやとほまれの「救出」を訴える間もなく、ここにも「ウソバーッカ」が現われます。はなたちの時同様に、いちかたちも変身して応戦しますが、こちらも、「ウソ泣き攻撃」のために「変身能力」を「封印」され、その体内に吸い込まれることになってしまいました。しかし、いちかだけは、すんでのところではなに助けられ、難を逃れられたのです。

 

辺りは「石化」し、「ウソバーッカ」は、「仲間を返してほしかったら、魔法界に来い」と言い残してその場を去ります。

「ウソバーッカ」の体内では、さあやとほまれが、「キラプリ」のメンバーと「初対面」となりますが、すでに何度も「脱出」を試みて、それが「出来なかった」ということを、ゆかり(「キュアマカロン」)に見透かされてしまいます。

 

「魔法界」の上空に現われたいちかとはなたちは、地表に向けて「落下」するだけで、すでに「パニック」に陥っていました。まずモフルンがそれに気付き、みらい(「キュアミラクル」)もいちかに気付き、「ギリギリのタイミング」での救出となりました。このあたりは、ちょっと「ハラハラドキドキ」する場面だと言えるでしょう。

 

「魔法界」への「歓迎」を受けるのも束の間、そこへ、またしても「ウソバーッカ」が現われます。みらい、リコ(「キュアマジカル」)、ことは(「キュアフェリーチェ」)も、変身して応戦しますが、「魔法学校」が「石化」され、やはり、みらいたちも、「変身能力」を「封印」されてしまいます...。

 

「変身」を解かれた3人でしたが、リコは、みらいにいちかとはなたちを託し、自身とことはは、彼女たちを逃がすために「おとり」となります。ここでリコが、みらいに「アイコンタクト」を送り、「魔法界からの脱出」を促すのですが、この場面を見て、一昨年の映画「プリキュアオールスターズ みんなで歌う♪ 奇跡の魔法!」をちょっと思い出しました。その作品でも、2人は序盤に引き離されて、別れ別れになってしまうのですが、その「絆の強さ」で、再び「めぐり会う」という、「印象的」な場面があったのです。それを分かって見ていると、やはり、感慨も「ひとしお」ですね。その後、この中で一番の「先輩メンバー」であるみらいは、見事な「リーダーシップ」をとることになるのです!!

 

「魔法界」から「ナシマホウ界」(「通常」の世界)へ戻る列車で、「ウソバーッカ」を何とか振り切ったみらいたちでしたが、はなは「浮かない」顔でした。今回の件は、「すべてわたしのせい」だと言うのです...。

 

はなが、過去に出会った少年クローバーは、はなたちとは「別」の世界に住んでいました。はなは、偶然、そのクローバーが住む世界へつながる「扉」を開いたことで、そこへたどり着いたのですが、その世界は、常に「雪」が降っていて、木々も枯れ果てた、寂しい、「色のない世界」でした。

 

ひとりで「見知らぬ世界」に迷い込んだ幼いはなに声をかけ、助けてくれたのがクローバーでした。この世界は、もとは、「一面、クローバーが生えた美しい世界だった」ということですが、いつしか、「灰色の雲と雪に覆われ、色のない世界になってしまった」と言います。そして、そばに寄り添う「炎」から離れると「消えてしまう」ので、「この世界から出ることが出来ない」と言うのです。

 

「他の世界」に「懐疑的」なクローバーに、はなは、「わたしがいろんな世界に連れてってあげる!」と宣言し、「指切り」をして約束します。

はなが膝を擦りむいていることに気付いたクローバーは、「もう遅いからまた明日」と、はなを、「両親」のいる「元の世界」に返すことにしました。湖に向かって、「会いたい人」のことを強く思えば、「扉」が現われ、その向こうに「その人がいる」と言うのです。

 

「また明日」と、2人は笑顔で別れましたが、その「扉」は、2度と現われることがありませんでした。結果、はなは、クローバーの住む世界に行くことが出来なくなり、「約束」も果たされないまま、「現在」になってしまったということです。

 

約束を守れなかったことを「謝りたい」。この、たった1つの「シンプルな動機」が、その後の「展開」を決定づけているのですが、「元の記事」(3月20日付け)にも書いているように、この展開は、私の「大好き」な過去作に「そっくり」なのです。

 

その作品とは、2012年秋に公開された、「映画スマイルプリキュア! 絵本の中はみんなチグハグ!」です(過去に「アマゾン」のレビューも書いています)。この作品でも、幼かった頃の、「守られることのなかった約束」のために、「絵本の中の世界」がめちゃくちゃとなり、「ハッピーエンド」も「バッドエンド」もない、「永遠に終わらない世界」になろうとしていたのです。

 

その物語でのニコとみゆき(「キュアハッピー」)の関係と、まさに「そっくり」ではあるのですが、これも元の記事に書いているように、こうしたテーマは、いくら繰り返したところで「OK」だと思うのです(もう、「6年も前」の作品ですしね)。この作品を見た子どもたちは、本当に「心の優しい人」になると思います。そう「信じたい」です。

 

また、「自然を愛する」ということは、「愛国心」を育てるということでもあります。前々回の記事にも書いている通り、「愛国心」というのは、「国粋(排外)主義」のことではありません。自国の「文化」を愛し、「自然」を愛すること。その「環境」を「守る」ということですから、例えば、「ポイ捨てをしない」ということは、それ自体が立派な「愛国心」です。「愛国心」の本当の意味はそういうところにあるもので、「(映画)プリキュア」は、まさに、それを「学習」するには「ピッタリ」の「教材」だと言えるのです。

 

ストーリーは、みらいが「魔法学校の授業」で「習った」という「ヒント」を手掛かりに進んでいきます。はなが見た、「(「扉」のある)不思議な六角形の館」は、「世界中の古い路地ならどこにでも現われる」ということで、クローバーが話していた通り、「心で強く思えば扉は現われ」ました。しかし、たどり着いた時には、館のほとんどは「石化」していて、そこに「ウソバーッカ」も現われました。

 

みらいによれば、唯一「石化していない扉」が、「時を超えることの出来る扉」だということで、みらいといちかが「ウソバーッカ」を食い止めている間に、はなは、「過去のクローバー」に謝りにいくことになるのです。

 

この先が「クライマックス」とも言えるのですが、この辺りで「約40分」です。長さが「70分」の作品ですから、かなり「凝縮」された内容と言えるでしょう。

 

今回、特に感動したのが、クローバー役の小野賢章さん(おのけんしょう)(1989-)の演技でした。かなりいろいろな役を演じられている方で「俳優」でもありますが、今回の作品は、とても「素晴らしかった」のではないでしょうか。ご本人は、とても「お茶目」な方で、「男だけど、"プリキュア役"をやってみたい」とも言う人ですが、この「クローバー」は、とても感じが「優しく」、そして「涙を誘う」ような、「はかなげ」な演技が光っています。その点でも「注目」と言える作品です(ちなみに、「ウソバーッカ(闇の鬼火)」の声は、北村一輝さんです。クライマックスでの「最終形態」は、かつての「ジャアクキング」をも思い出させました)。

 

この作品は、全体的に「シリアス」で、「コメディタッチ」となった、昨秋の「キラキラプリキュアアラモード」とは「対極」に位置する映画と言えますが、一方で「プリキュア映画の本流」とも言える「名作」です。「機会」が許せば、まだまだ「劇場」で見ていた作品であるかも知れません。

 

とは言え、「コメディ要素」がまったくないわけでもなく、そのあたりも、「緊張し過ぎない」で見れる大きな要因となっています。「リピート」するには「最高」の作品です。

 

タイトルの「スーパースターズ」とは、最後に決まった「技」の名前ですが、「みんなで、絶対にやぶらない約束」を交わした後で放たれるもので、とても「大きな」意味を持っています。そして、「戦う相手」が「完全なる悪」ではないところがまた「スマイルプリキュア!」の時と「同じ」で、それを、「ただ倒す」だけではないところが、「感動」を呼ぶことにもなりました。このあたりは、ぜひご覧になって確認していただきたいですね。

 

そしてもう一つ、劇中に出て来る「鉄道」ですが、イメージ的に、千葉県を走る、「いすみ鉄道~小湊鉄道」(大原-上総中野-五井)がまず頭に浮かびました(「前面展望」映像でも確認しました。「乗車経験」も、もちろんあります)。昨年公開の映画「ミックス」(新垣結衣/瑛太主演)でも「小湊鉄道」が登場していますから、そのイメージと「カブッた」のかも知れません。

 

記事の中で挙げた作品の「予告編」です。

http://www.toei-anim.co.jp/movie/2012_smile_precure/(映画「スマイルプリキュア!」公式サイト)

 

http://www.precure-allstars.com/(映画「プリキュアオールスターズ」公式サイト)

 

この秋のプリキュア映画は、「15周年」ということもあり、「特別な演出」となるようです。こちらもまた楽しみです。

http://precure-movie.com/(映画公式サイト)

 

それではまた...。

 

(Blu-rayは、そのまま「特装版」です。今回、「通常版」との区別はありません)

 

 

 

(daniel-b=フランス専門)