まったく「豪雪」の最中ではありますが、その直前の「2日」に、映画「未来よこんにちは」のBlu-rayが発売となりました!! (受け取りは「4日」のことです)

http://crest-inter.co.jp/mirai/index.php(映画公式サイト)

 

「フランス映画」にしては珍しく(失礼!)、日本でも「Blu-ray」で発売されるとあってか、かなり「待たされた」感じもしましたが、それだけ、「注目度」、「評価」ともに、「一流」の作品であるということでしょう。

 

この映画については、元の記事にもかなり書いてありますが、とにかく、ミア・ハンセン=ラブ監督(1981-)の、その「若手らしからぬ」視点、いや、それでいて、「若々しさ」も感じるその「描き方」、それらが「ないまぜ」となり、実に「不思議な魅力」に彩られた作品となっています。

 

正式には、「フランス/ドイツ」合作映画であり、そのこともあってか、「20世紀最大の名歌手」の1人、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(1925-2012)によるシューベルト(1797-1828)の名曲、「水の上で歌う op,72, D.774」(1823)も効果的に使われていました。

 

ミア・ハンセン=ラブ監督は、パリの出身ではありますが、その名前の通り、父方の祖父が、デンマークから、ウィーンを経てきた移民だったということです。

 

父親も、母親も「哲学者」だったという家庭環境から、あくまで「科学的認識に基づく、真理を尊重する」という教育を受け、それは、映画作家となった現在でも「重要視」していることなのだと言います。

 

主演のイザベル・ユペール(1953-)演じる、「哲学」を教える高校教師ナタリーの「モデル」は、まぎれもなく、「熟年離婚」をした、自身の「母親」そのものだとも、監督は述べています。また、

このナタリーの役は、イザベル・ユペールが演じることを「前提」に書かれたものだとも語っています。この作品を見て感じる「リアリティ」とは、まさに、そういうところから来ていると思います。

 

封入されているブックレットに記載されている、「インタビュー」を読んでも、まったく「若者」らしく感じませんが、現に、こうして作品を見返してみても、とにかく、「唸らざるを得ない」、「スゴイ」作品なのです。

 

この作品は、「世界的」にも、高い評価を受けています。

 

第66回ベルリン国際映画祭では、「金熊賞(最優秀作品賞)」にノミネートされ、「監督賞」は、見事、「受賞」となりました。

イザベル・ユペールの演技も高く評価され、「全米映画批評家協会」によるものの他、数々の「主演女優賞」を手にしています。

 

私は、この作品に出会えて本当に「良かった」と思います。

こうしてあらためて書くことで、みなさんの眼にもとどめていただけると、「幸い至極」に存じます(監督がうつったか!?)。

 

現在の福井は、「晴れて」います。

お心遣いいただき、誠にありがとうございます。

それではまた...。

 

 

 

(daniel-b=フランス専門)