http://konosekai.jp/(映画公式サイト)
昨年11月公開以降、この作品も、「驚異のロングラン」となりました、「この世界の片隅に」。
遅まきながら、私も見てきました。
私の関係するブロガーさんの中では、ともに、「大の映画好き」である、「ナポリタン様」と、「ユトリロさん」が、揃って「大絶賛」されていた作品でもありました。
https://ameblo.jp/naporitannn/entry-12221298065.html(「ナポリタン様」の記事)
https://ameblo.jp/utrillo-714/entry-12224460504.html(「ユトリロさん」の記事)
「本上映」の頃、なぜ見に行かなかったのか、と言えば、当然、当時、「ヘビー・リピート」していた「あの作品」のこともありますが、映画の「時代背景」となっている、「戦前」から、「戦中」を経て、「戦後すぐ」という設定から、どうしても、私には、あの高畑勲監督の映画、「火垂るの墓」(1988年)を思い出してしまう、ということがひとつありました。今回の舞台は、「広島」「呉」ともきいていましたから、なおさらためらったところがあります。
今回、「終戦の日」に合わせて、福井市内の「名画座」、メトロ劇場にて、12日から25日までの2週間、上映されることになったこの作品。せっかくの機会なので、私も、この作品を見てみることにしました。
前回、「未来よこんにちは」(4日付け参照)を見に行った際、以前から告知のあった、「片渕須直監督舞台挨拶付き上映」の「前売券」も販売されていました。
当館の座席数は「116席」と、決して多くはありません。「全席自由」ではありますが、「当日売り」を当て込むよりは「確実」だと思い、意を決して、その券を買って帰ったのです。
天候が「不順」で(まあ、いつも「お盆」はこんなものですけどね...)、15日の、越前市の花火大会も、出かける予定を取りやめたくらいです(結局、開催はされましたが、ずっと「小雨」が降ってました...)。当日も、「降っているとちょっと嫌だな」と思いましたが、予報は外れ、出かける頃には、「雨具」すら必要ないくらいに晴れてきました。
15時40分より、「予告編上映なし」でのスタートとなったこの回は、開場が「20分前」とのことでしたが、到着時には、すでに客席の大半は埋まり、ロビーにも、パンフレットを求める人の列が出来ていました。また、狭いながらも行なわれている「特設展示」に見入る人、「メトロ劇場ノート」に記帳する人などなど、大変な賑わいとなっていました。私は、当然、通常の客席には座れず、急きょ用意された、増設分の「パイプ椅子」に座りましたが、鑑賞にはまったく問題ありませんでした。
今回、事前(直前)に「予告編」も見ることなく、先述の、「ナポリタン様」「ユトリロさん」の記事を読み直したわけでもありませんから、ほとんど「先入観なし」で見れたことが、逆に良かったと思います。
しかし、本当に、最初から最後まで、実に「淡々」と、「普通の人々」の、ごく「普通の暮らし(日常)」が描かれていて、特別に「力」が入ったり、「嘆き悲しむ」といった印象の作品ではありません(このことは、まさに、「ナポリタン様」も書かれていましたね...)。
最初に引き合いに出した映画、「火垂るの墓」は、ある程度の年齢の方なら当然ご存知かと思いますが、見ていて「トラウマ」になる要素がかなりあると思います。
この作品でも、原作者の野坂昭如さん(1930-2015)が話されていましたが、「本土決戦を前に、ヤケクソとばかりも言えない、奇妙な明るさに満ちていた。あの年の夏を、どうやって映像にするか」...。
最終的に、「悲劇的要素」が全面に押し出された格好の「火垂るの墓」とは違い、同じ時代、それも、「原爆投下」のあった「広島」も舞台の1つでありながら、どこか「救われる」、そういった映画であったことに、大変好感が持てました。
「有事」において、このような「日常」を保つというのは、大変難しいものです。「自然災害」においても、「人生」が「激変」した方がたくさんいらっしゃいます。この作品を、「リアリティがない(現状にそぐわない)、軽い」と取る人も、中にはいらっしゃるかも知れませんが、「それでも、精一杯生きているんだ」と反論することは出来るでしょう。「嘆く」だけではなく、「前進するんだ」という「力強さ」を感じます(現に、主人公「すずさん」は、得意の絵を描く、その「右手首」を失っているわけですからね。そして、「晴美さん」も...)。
この作品が、大変「支持」されている理由が、とてもよく分かりました。今回見に行ったことは、本当に「大成功」だったと思います。
なお、この作品は、「クラウドファンディング」による「支援」で実現したというのも、また「スゴイ」ところなのです!!
上映終了後、片渕監督の舞台挨拶が行なわれました。
マイクの不調などで、ちょっと聴き取りにくかったのが残念でしたが、地元紙、「福井新聞」に、インタビュー記事も載りましたので、こちらで代用させていただきたいと思います。また、監督は、「楽しく、にこにこしていたすずさんが、笑えない状況に陥る。だからこそ戦争は痛ましい。普通の人たちが、痛ましいことになるから、戦争は否定しなければいけない」とも話しています。
http://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/227607
福井市のメトロ劇場では、25日まで、「平和と環境 For Peace -歴史を風化させないために-」をテーマとした上映を行なっています。「この世界の片隅に」の上映も、その一環です。
また、何と、この作品の「ファンミーティング」も、前日、このメトロ劇場の入っているビルで行なわれたそうです。通常なら、「東京」にて行なわれるということですから、これも「スゴイ」ことですね...。
来月には、Blu-ray/DVDも発売されます。
本当に「素晴らしい映画」でした!!
それではまた...。
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(daniel-b=フランス専門)
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