今回は、昨年1月28日付けと、「最初期」に書いた記事を「グレードアップ」してお送りしたいと思います(「ホブさん」より、リクエストをいただいたこともありますし...)。

昨年12月18日付けの、「過去の旅行記」の中でも採り上げました。

グレゴワール(・ブワスノー)は、1979年4月3日、パリの北東、50kmほどに位置する街、オワーズ県サンリスに生まれました。

2007年12月に創設された、ネット上のサイト、「My Major Company」に「登録」したことがデビューのきっかけとなりました。このサイトは、いわゆる「クラウドファンディング」を行なうサイトであり、翌2008年2月までに、「70,000ユーロ」という資金を集めたグレゴワールは、9月22日、ファースト・アルバム「Toi+Moi "きみプラスぼく"」で、メジャーデビューを果たすことになります。

ちなみに、同時期に、同じプロジェクトでデビューしたアーティストに、ジョイス・ジョナサン(1989-)もいます。

このファースト・アルバム「Toi+Moi "きみプラスぼく"」は、120万枚を超える大ヒットとなり、グレゴワールの名は、一気に知られることになりました。

先行シングルの「Toi+Moi "きみプラスぼく"」(2008年6月30日発売)をはじめ、翌年7月までに、合計4曲がシングルカットされました。アルバムのトップナンバーでもあった、この曲「ta main "きみの手"」は、2009年4月2日、3枚目のシングルとして発売されましたが、ベルギーのフランス語地域のチャートでは、見事、「1位」に輝きました。

曲自体は、「即興」で作られたという話ですが、本当に、「いまだに、このような美しい曲を作る余地が残されているのか」と思うくらい「魅力的」です。

きみの手をもう少し長く握っていたかった...
きみの手をもう少し長く握っていたかった...
悲しいのは、一瞬だけであればよかったのに
とにかく、僕を理解してほしいだけなんだ...

「MV」や「歌詞」を見る限り、恋人との「別れ」かも「再会」かも知れない場面です。しかし、この曲の「解釈」は、必ずしも一通りではないことをグレゴワール自身が語っています。このMVの最後に表示されるメッセージは、この曲を、「亡くなった2人の兄に捧げる」というものですから、この歌詞も、また「別の場面」が浮かんでくるかも知れません。

ちなみに、このMVは、スペイン出身のモデル・女優、イネス・サストレさん(1973-)との共演でも話題となりました。ブリュッセルでの撮影だということです。

もう1つ、とても「印象的」な映像がありますので、あわせて載せておきます。
まさに、「手を握り合って絆を確かめ合う」といった感じがします。

以下に、歌詞を載せておきましょう。

それではまた...。


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ta main きみの手

tu sais que j'ai du mal
encore a parler de toi
il parait que c'est normal,
il n'y a pas de regles dans ces jeux-la
tu sais, j'ai la voix qui se serre,
quand je te croise dans les photos,
tu sais, j'ai le coeur qui se perd,
je crois qu'il te pense un peu trop,
c'est comme ca, c'est comme ca

分かるだろう
君のことを話すのに、僕がまだ苦労していることを
それは当然だろう
こんなゲームに、ルールなんてない
写真の中の君と出合うとき
僕の声が締めつけられているのも分かるだろう
僕の心は迷っている
分かっているよ ちょっと君のことを思うあまり
こうなんだと こうなんだと

(refrain)
j'aurais aime tenir ta main un peu plus longtemps,
j'aurais aime tenir ta main un peu plus longtemps,
j'aurais aime que mon chagrin ne dure qu'un instant,
et tu sais, j'espere au moins que tu m'entends...

(ルフラン)
きみの手をもう少し長く握っていたかった...
きみの手をもう少し長く握っていたかった...
悲しいのは、一瞬だけであればよかったのに
とにかく、僕を理解してほしいだけなんだ...

c'est dur de briser le silence,
meme dans les cris, meme dans la fete
c'est dur de combattre l'absence,
car cette conne n'en fait qu'a sa tete
et personne peut comprendre,
on a chacun sa propre histoire,
on m'a dit qu'il fallait attendre
que la peine devienne derisoire,
c'est comme ca, c'est comme ca
(au refrain)

沈黙を破るのは難しい
叫ぼうとも、騒ごうとも
この「不在」に打ち勝つことは困難だ
彼女は、自分の頭の中にあることしかしない
そして誰も理解は出来ないだろう
人はそれぞれに「身の上話」を持っている
人は言う
「苦しみ」が「笑い話」になる日まで待つしかないよ、なんて
そんな風に そんな風に
(ルフランへ)

je voulais te dire que j'etais fier,
d'avoir ete, au moins un jour,
un peu ton ami et ton frere,
meme si la vie a ses detours,
c'est comme ca, c'est comme ca

僕は言いたかったんだ
わずかな間だけでも
君の友だちであり、兄弟だったことを誇りに思う、と
たとえ、回り道だらけの人生であったとしても、さ
こんな風に こんな風に

j'aurais aime tenir ta main un peu plus longtemps,
j'aurais aime tenir ta main un peu plus longtemps,
j'aurais aime que mon chagrin ne dure qu'un instant,
et tu sais, j'espere au moins que tu m'attends...

きみの手をもう少し長く握っていたかった...
きみの手をもう少し長く握っていたかった...
悲しいのは、一瞬だけであればよかったのに
とにかく、僕を待っててほしいだけなんだ...

(daniel-b=フランス専門)