ロック・オペラ「starmania」(1988年のリメイク版。1989年上演)も、いよいよ「佳境」の第5回目です。

前回は、「ブラックスター団」の「広告塔」として再登場したクリスタルが、電波をジャックして、ゼロ・ジャンヴィエへのインタビュー番組に「割って入る」場面までを書きました(開始からは約75分です)。今回は、その次の場面。「放送終了後」のゼロとステラの様子ですが、何やら...。

1度しかない人生を、なぜ分け合わなくてはならないの?
「2人」で生きるということは、何でも「半々」ということなの?
それなら、2人が同時に「満足」できるなんて、決してありえないでしょ?

一方、クリスタルは、一躍有名になりました。「ブラックスター団」の一員として...。
そのポスターは、街中の至るところで目にするようになりました...。
ジョニーは、そんな彼女の「覚悟」に、心が揺れ動きます。しかし、彼女の「覚悟」は揺るがないようです。

「私はすべてを捨ててきた。疑わないで。いまでは、もう選択の余地なんてないのよ!
いい考えがあるわ...。ゼロ・ジャンヴィエの"ゴールデン・タワー"をぶっ飛ばしましょう...!!」(クリスタル)

人はみな、俺たちが「狂っている」と思っているのだろう
そんなことは、みんなどうでもいい。不幸になろうとも
もっとよく愛しあえるはず
「失うもの」がもう何もないときには...

マリー=ジャンヌのもとに久しぶりに顔を出したジギィは、彼を待ちわびていた彼女に、「衝撃」の告白をします。

「別れを言いに来た...。僕たちの惑星(ほし)は別れる...」(ジギィ)
「ジギィ...、あなたは私のたった1人の友だちなのよ...」(マリー=ジャンヌ)

ジギィはたびたびサディアに会い、結果、ゼロのもとで、「DJ」として雇われたのだといいます。でも、なぜ「サディア」が...。
ジギィによれば、サディアは「権力」側に友人がいて、実のところ、「ゼロ」のために働いていたとのことでした。

僕(私)たちの惑星(ほし)は別れる...今日、永遠に...愛もなく...

人は愛しあい、ささやきあい、理解しあい、慰めあう
でも、その後でやはり気づかされる
人はいつも、この世でたった1人ぼっちなのだと...

「ステラ・スポットライトがゼロ・ジャンヴィエとの結婚を発表」との、「驚き」のニュースが流れ、「ゴールデン・タワー」の最上階ではパーティーが催されました。「大統領選」の結果発表も真近に迫ってきました。ジギィはDJに、そして、サディアも現われました。

今夜、みんなが踊る...みんなが踊る...「ナチランド」で...

サディアは、ゼロに、「客に紛れてあいつらも来てるよ...ここを爆破しにね...。もう一度確認するんだね...」と忠告します。
「奴らを生かしてここから出すな!!」(ゼロ)

ゴールデン・タワーに侵入したブラックスター団でしたが、不意を突かれて、クリスタルが銃撃を浴びてしまいます。

「助けて..."愛"が必要...なの...」

クリスタルはその場に崩れ、息を引き取ります。

捕えられたジョニーが、クリスタルのもとに連れて来られます。

俺はいつも、人生を「バンド・デシネ(漫画)」と勘違いしていたんだ...
何かに変わりたかったんだ...
感じる...何か...俺を...俺を、「高み」へと引き寄せる何かを...

「S.O.S.d'un terrien en detresse "悲嘆に暮れる地球人のS.O.S."」
ここまでで約99分(開始から)です。いよいよ「大詰め」。最終回に続きます。
(daniel-b=フランス専門)