ダニエル・バラボワーヌ(1952-86)を特集して書いています。
これまで、ダニエルの「ベスト・ライヴ・アルバム」と言っても決して過言ではない、1984年のパレ・デ・スポール・ライヴ終盤の模様を、各曲、ほぼオリジナル曲順で見てきました。それならば、この曲も取り上げなくてはいけないでしょう。それが、今回の曲「Dieu que c'est beau」です。
このDieu queは「強意語」ですから、「なんて素晴らしいんだ」と訳せば良いと思います。
この当時、ダニエルの周りでは様々な出来事が起こりましたが、嬉しいニュースもありました。それは、7月15日(1984年)、ジュネーブでのことです。妻コリンヌ(ココ)との間に、彼自身初めての子どもとなる、長男ジェレミーが誕生したのです。あまり知られていませんが、彼は、20歳のとき一度結婚したものの、1年で離婚したという「苦い過去」があります。以前から子どもを欲しがっていたダニエルは、「普通の」父親と変わらないくらい大喜びしたそうです。これにインスパイアされたのか、夏に発表されたこの年唯一の新曲(シングル)が、この曲というわけです。その歌詞は、「創世記」をベースとした壮大なものとなりました(「英雄の誕生」が語られています)。
スタジオ録音盤は、前年、ミュージカル「ABBACADABRA」で共演したABBAのヴォーカル、フリーダがコーラスで参加しています(そのミュージカルのナンバー「belle」は、彼女とのデュエット曲で、最新のベストにも収録されました)。
この曲は、1枚もののCDでは7曲目、全集版の2枚組では、ディスク2のトップとなります。この次が「souleve-moi」ですから、私たちは、これで、このディスク2の全7曲を聴いたことになります。ちなみに、ディスク1は全10曲です。以下に曲名を挙げておきます。
Lucie/les petits lolos/(supporter)/la vie ne m'apprend rien/vendeurs de larmes/(poisson dans la cage)/(video"Serie Noire")/mon fils ma bataille/partir avant les miens/(vivre ou survivre)
()内の曲は全集版のみの収録曲です(1枚ものでは、「partir avant les miens」の次の曲が「Dieu que c'est beau」です)。
(daniel-b=フランス専門)