j'ai deux amours mon pays et "PARIS"

愛するものは2つ わが故郷と"パリ"(ジョセフィン・ベーカー「二つの愛」1930-31年)

これは、私の今年のスローガンですが、加えてもう一つ...

chanter pour oublier ses "PEINES"...

歌う その"苦しみ"を忘れるため...

1997年に作られ、アルバム「savoir aimer」にも収録された、フローラン・パニー(1961-)の名作「chanter(歌う)」の歌い出しです。

昨年11月の"13日の金曜日"は衝撃でした。その日、私は夜勤でしたから、次の朝8時(パリ時間土曜午前0時)に出勤してきた同僚に聞かされて、初めて知りました。

昨年1月の「シャルリ・エブド」の事件も衝撃でしたが、高速列車「Thalys(タリス)」でも銃撃事件があって、「ヨーロッパも危険」と思っていたところにあのテロ事件でした。「あり得るかも...」と、不安に思っていましたが、ついに実行されてしまいました。犠牲者の冥福を祈るだけですが、一方で、(当然ながら)怒りも覚えました。イスラム社会にも寛容だったフランスにそこまで牙をむくなんて...。ブリュッセルが「テロリストの温床」だったのも、ジャック・ブレルを尊敬する私にとってはとても受け入れられない状況です。

上記の2つの歌は、いま現在、常に心の中にあります。まるで、それそのものが、「外せない"喪章"」であるかのように...。(daniel-b=フランス専門)