前編で次は後編と予告しましたが、中編となってしまいました。
あしからず。
備中・楪城(後編)
本丸 広いっ!からスタートです。
主郭が三の壇であった。ということは、この先にあるあとで行く南東にある壇が四の壇になる。本丸は新見氏時代のもので、その後の二村氏の時代に二の丸、三の丸が増築されたものと思われる。なお北東側面の一部に野面積み石積みが残ってると書かれてますが、ヤブヤブ斜面なために安全を考慮して未確認です。
城址碑
裏撮り城址碑。石碑の左と向こうの樹が楪(ユズリハ)である。8月~9月にかけて葉が世代交代することから子孫繁栄の象徴といわれてる樹である。ブルーベリーみたいな実がなるよ。毒があるので食べないようにしましょう。
本丸からの眺望はサイコー
本丸の北西端は一段やや高い。
端から見る本丸。ほんまに広っ。立木刈られて気持ち良し。
本丸(主郭、三の壇)から下りました。その先にある四の壇。丸太小屋はトイレです。長期滞在もご安心。
四の壇から見る本丸。
四の壇から二の丸へ進軍。
本丸と二の丸を連結するために、細長く設けられた帯曲輪。幅約11m、長さ約80mの郭で結んでいる。説明板に中ほどには栖櫓の基壇も見られるとある。栖櫓(くるすやぐら?)とはおそらく井楼のような櫓であるものかと。しらんけど
ながっ! 右側が若干土塁状になってる。
帯曲輪のドン突きは二の丸北端部。右に二の丸へ上がる階段が見える。
二の丸へ上がりましょう。
階段を上がると腰曲輪が。左側からもう一段上がりましょう。
虎口っぽくない二の丸虎口
二の丸 くの字形に折れた細長の郭である。
お読みください。
木がなければ見晴らしはよいかと。
四等三角点
二の丸を逆から。
二の丸から下りて三の丸がある右下方向へ。
二の丸南東城塁下の犬走りを進軍。
二の丸南にある腰郭に出た。
腰郭から見る二の丸南端。
腰郭から下りの通路へ。
ごっつ下る。足を滑らせたらお陀仏なので、ごっつ気を付けましょう。
出たぁ!恐怖のトラロープ道。 お心遣いに感謝しながら下りましょう。
出たぁぁ!特に防御施設がなかったこの城の本格的な防御施設、堀切
どん底にある説明板は、もうちょいずらして立ててもよかったかも
なかなかの大堀切っぷりであるね。
逆からも撮る。
堀切の反対斜面を登り、尾根筋を南下。
バンバン下がる。
現在は二の丸南の堀切と堀切の間にある名もなき郭のよう。特に削平されてなくて尾根筋を通路としてた感じかな。ただ、意外と距離が長くて、もしかしてこれが三の丸か?と思うわし。そして大手から攻める場合はこちらから本丸目指して来るわけで、搦手から攻めたわしは、またこの激坂を上って退却すること考えるだけで・・・
← こうなる。
下りたと思ったらまた上る。小規模な堀切か?
ガンガン下りる。中央がややヘコみ状。掘った土を両脇に積んだ堀状通路跡か?
そういうことで(後編)へ続いてしまいます。(秋ではない)
ここまでお目通しくださり、とりあえず感謝
23/03/03