有子山城のつづきです。
切岸でずり落ちてジーンズ汚れましたが、ようやく石垣造りの曲輪が連続するとこまで来ました。
ここまで登ればもう主郭は間近で御座います。
これはわしが空撮したのではなく、家老屋敷にあった有子山城主郭辺りの空撮。
パンフから頂上付近の縄張図
⑧は滑り落ちた石取場。その先の⑦の堀切は未確認。
これより⑪の曲輪の軽トラが停まってた石垣から⑫主郭を制覇し、最後は⑭の千畳敷を目指し完全制覇とさせていただきとう御座ります。
手作り感がまたよろしいかと。
主郭の一段下の曲輪⑪への虎口でしょうが形は不明瞭。
主郭の下の曲輪⑪。側面の石垣は少々崩壊してしまってるようです。
主郭への虎口を形成していたと思われる石垣も少々崩れて原型を留めてないようですね。
往時は石段がもっと明瞭であったろうが、今はご覧の如くロープ付きの最後の難所。
上がった場所は主郭下の段とでもいいましょうか。遂に主郭の石垣が見えます。
主郭の野面積み石垣が我の前に姿を現す右の立派な石段を上がって行けば遂に主郭・・・遂に・・・
主郭石垣と城下。
主郭北側と西側の石垣。隅部は算木積みまだ未完成。
向こうに見える横矢まで行きたいけど、流石にここは足を滑らせたらシャレにならんので辛抱するね。
下の段からの眺望。(悔しいが下山した頃に青空が広がった)
ほな主郭へ登ります。この石段も美しい けど往時からこんなに幅広石段なのでしょうか?
主郭到達
有子山城 撮ったど~~~
稲荷丸からの取りつきが10時40分
撮ったど時刻12時16分
かなり寄り道したからな。
主郭に上がると新設の石仏を設置していた人たち10人位と出会う。どうやらわしが石取場でもがいてるうちに仕事を終え、わしと入れ違いに下山するようで、「こんにちは~」「お疲れ様で~す」とすれ違いざまに声をかけられる。1人の若者が「これどうぞ~」とチョコを1つ差し出してくれた。有難く頂戴致した。忝のう存じ奉り候。
疲れた心身にチョコの甘みに生気が甦るのであった。
出石てええとこやの~
ただ停めてあった軽トラには2人しか乗れないので、残りの人達は歩いて下山するのでしょうか?それもまた骨折りな事で御座る。
主郭にあった説明板。落書きしたのは誰じゃ異国人かぁ?天罰を望みます
薄れちまってるが縄張り図。曲輪の呼び名は主郭から第二、第三、第四曲輪なのね。現代の人が付けたんやろうけど
主郭東側と南側には石垣はなく土塁で防御。
主郭北側の出石の絶景 たけ~
主郭にて暫し休息し、残る千畳敷を目指すことに。
軽トラが無くなってたので第三曲輪の石垣全景が撮れた。
第三曲輪の腰曲輪に石で囲まれた何か。井戸跡櫓跡
第三曲輪のずい-と続く石垣沿いの腰曲輪を通り千畳敷へ。
高さはないが連なる石垣 絶景
長い絶景。
気持ち程度の横矢? 横矢の意味はあまりなさそうですが。
千畳敷手前の竪堀。(写真では分かりずらい)
主郭と千畳敷を断ち切る大堀切
堀切から千畳敷へ登って行きます。
パンフによると千畳敷は東西130m、南北50mの広大な曲輪で、石列によって3つに区画されており、居住空間として利用されていた模様。
石列。
千畳敷最先端にも堀切。下りるのは断念
千畳敷にはマリモ石がいっぱい。
またも空手チョッ~プ
巨大マリモ石にはヘッドバッ~ド
千畳敷から主郭を見る。切岸度がハンパねぇ~ 主郭と千畳敷は尾根続きだったのを人力で掘ったと云う。現代のような工機なし!恐ろしき昔の人の人力
石垣に栗を乗せてみた。
超激苦しい城攻めでしたが、待ち受けていたのは期待を裏切らない数々の遺構の絶景で、登場道の苦しみも忘れさせてくれました。
スベッてコケた事は忘れない。
下山します。
もちろん登って来た道を戻る。下りはスベる! 濡れた土・岩・葉っぱで容赦なくスベる! グリップも利かずスベりまくる! ロープ無しではとても下りられないですよ。
コケた回数、大小合わせて4回。
次の日、筋肉ちゅ~になった事は言うまでもない。
有子山城を攻められる方は心して攻められるがよろしいかと。
性懲りもなくこの後もう1城攻めました。
次回はその前にお寺さんへお参りしましたので、そのご紹介をば。
2017/10/08
10/21・22お江戸の代々木公園にて『チャイナフェスティバル2017』なる催し物があり、3年ぶりに日本で歌うalanちゃん。
行きたかったけど行けなかった。YouTubeでがまんする。
ほな。