こんにちは、WAKUWAKU PROJECTの代表・原です。
今週はもう一本、投稿したいと思います。
日々の臨床や相談の中で、保護者や支援者から、「普通」を願う声をよく伺います。
「普通に生活してほしい」「普通の子になってほしい」という表現も聞きます。
でも実際は「普通」というものは存在しません。当たり前ですが、一人ひとりみんな違うものです。子育ても仕事も、普通なんてないですよね。
むしろ「普通」という幻想を想像しながら子育てをしてもうまくいきません。
ただ、「普通」を願う心の背景には「一人で自立した生活がスムーズに送ることが出来るようになり、良き理解者を増やし、良好な関係を作ってほしい」という思いがあることはわかります。
では実際は何か?といえば、いうまでもありません。スペシャルです。
スペシャルな子どものスペシャルな人生を応援することが私たちの役割です。
目の前の唯一無二の子どもの放つ輝きに目を定め、そこを核に置き、その輝きがより増すような、その子らしさを中心に置いた関わりであり、子育てをすることが目指すことです。
「グレーだから様子を見ましょう」という言葉もよく聞きます。
しかし、グレーだから様子を見るというのは、よい選択肢ではないことが多いです。
なぜなら、グレーとは、何かしらの生活のしにくさ、周囲との不調和が起きている状態を示す表現であるからです。
そのまま子どもにとってネガティブな状態が続くと、生活のしにくさはさらに深刻化し、二次障害に至ることもあります。
生活のしにくさが少しでもあるなら、それを解決する情報、工夫、調整があったほうがいいはずです。そのようなときに有効なのが、発達障害の特性のある子どもに関わる専門の知識を持つ支援者との関係を作ることです。
そのほうが、より早く子どもとの関係を作ることができます。そして、より早く、喜びに満ちた毎日を掴むことが可能になります。
「普通になってほしい」「グレーかも」と思ってネットで情報を見て、不安だけがなんとなく残り続けて…の繰り返しになっていませんか?
次のステップは実際の子どもの育ちや発達の状況を適切に捉えてくれる専門家を探すことが大切です。
まずは話しやすい保健師さんや保育士さん、児童クラブの職員さん、誰でもいい。
ほんの少しでもいいので悩みを伝え、相談に乗ってくれる専門家がいるかを尋ねてみてください。
きっと力になってくれるはずです。
■今後の講演スケジュール■
2024年6月29日(土)13:30 ~ 16:30
幼児期のことばの発達の基礎知識と関わり方
~保育者の「これを知りたい!」に応える~
会場:としま区民センター 503 + Zoom
↓参加お申し込みはこちらから↓
http://shinikyo.com/custom504.html
2024年8月7日(水)16:40~
ASDの子のコミュニケーション
会場:東京ファッションタウン(TFT)ビル 東館9階研修室
↓参加お申し込みはこちらから↓
https://2024s8hattatsu.peatix.com/view
************************************
WAKUWAKUすたじおご利用のご連絡、
講演、研修、コンサル、個別セッションのお問合せは
ご遠慮なくご連絡ください!
https://youtu.be/bDgiLnp5bSo
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
オンライン相談と新型コロナウイルスケアの
資料を載せたホームページございます。
http://www.waku-project.com/
オンライン相談もおこなっております!
保護者、支援者、関係者、皆さん、大歓迎です!
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
++++++++++++++++++++++++
OFFICE
◎児童発達支援事業所『WAKUWAKUすたじお』
http://www.waku-project.com/
◎東京事務所
http://www.waku-project.com/tokyostudio.html
◎連絡先
info(@アットマーク)waku-project.com