先日、CSで「ダークフェアリー」という映画を観ました。
ホラー調のファンタジーでなかなか面白かったです。
ちょっぴり「パンズラビリンス」に雰囲気が似ているかな?と思いました。
主人公にあたる女の子(小学校低学年くらい)が、いろいろと不思議な出来事に遭遇するのですが、父と継母はなかなか理解してくれないのです。
このもどかしさが、「ああ、小さい頃ってこうだったなぁ」という感じで、イライラ、そわそわして面白いのです。
どんなに怖い目にあっても、小さい子だから夜になると寝ちゃったりして、そこもちょっとカワイイ。
大人だったら逃げ出すような状況なのに、大人に依存して生きるしかない子供なので逃げることができない・・・子供の頃の、「あのもどかしさ」です。
視聴の途中で、「いじめにあってる子供の心理状態ってこんなかもしれないなぁ」と思いました。
大人は広い世界を知ってるから「そんなもん、しらんわ!オレの好きなようにする!」と思えるけれど、子供の頃って広い世界はテレビの中にしかないもんだと思っているようなところがあって、広い世界と自分とをつなげて考えることができなくて苦しんだり・・・。
観終わった後、息子の歯を早く屋根とか、縁の下とかに投げないといけないなと、思いました。