勇者ヨシヒコに反省させられたという話 | おだんご日和

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Dango茶屋・いちのせの徒然記

こんばんは、DANGO茶屋専属人形アニメーターの一ノ瀬です。
寒い日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。



私は先日、遅ればせながら、話題のドラマ「勇者ヨシヒコと魔王の城」を見ました。
見たと言っても、第1話から順番にチェックような真摯な態度ではなく、面白そうなところをつまみ食い的に見たのですが・・・。

いやぁ、面白かったです。
夜中に酒を呑みながら、てれっと見ていると、幸せな気分になれます。
悪ふざけしながらも、ちゃんとエンターテインメントのツボを押さえてあって、案外見ごたえがありました。
イロモノ企画としては大成功の部類に入るのではないでしょうか。



・・・と、上から目線で楽しんだ次の日、私は急に不安に襲われました。



「勇者ヨシヒコと魔王の城」は、「低予算で安っぽい」ことをウリ(というかネタ)にしたコメディドラマだと聞いていたのですが・・・私は、あんまり安っぽく感じなかったのです。

むしろ、「割と豪華だな」と感じてしまいました。

私が「もっと安っぽくてヒドい映画」をたくさん見ているせいなのだけれど・・・いわゆる「普通の人たち」は、勇者ヨシヒコくらいのものを見ると安っぽく感じるワケです。
私なんかでも、自分では「エンターテインメントを志す者」の一員だと思っているのですが、そういう志を持った人間が「普通の人が安っぽく感じるものを、豪華に感じる」っていうのは、致命的な問題なのではないかと・・・不安に襲われたのでした。



最近は、著作権の切れたモノクロ名作とマイナーなアニメしか見ていなかったけれど、たまには、ゲップの出るようなメジャー大作も見ないといけないなと、反省したのです。



それでは、おやすみなさい。