「おしおき」
モノクロ。実写ドラマ。25分。
「あらすじ」
学校の教室で、おしおき、しつけ、甘やかしなどをキーワードに、母親たちがディスカッションしている。
それを聞いていた教師が「目的と方法が明確ならば、おしおきは有効な場合がある」と言ってアドバイスを始める。
おしおきには体罰だけでなく、
権利をうばう(無駄遣いが過ぎるので、おこづかいをあげない)
仕事をやらせる(お手伝いをやらせる)
対処をしない(寝坊が過ぎるので、あえて起こさず遅刻させる)
…などの種類があり、適切に使い分けなければならない。
また、年齢に見合った罰をあたえる。感情的にならない。いつまでも同じ事をしつこくしからない。行いについてしかり、人格についてしからない。気まぐれにしからない。など注意すべき点がいくつもある。
「感想」
今なら、わざわざドラマ仕立てにしたりしないだろうと思われる内容です。
他にも、こういった内容のドラマがいくつかあるので、もしかすると当時は「映画といえば劇映画」という常識があったのでしょうか。
でも、ニュース映画はあったはずなので、ドキュメンタリーや教育映画に理解がなかったハズはないと思うのですが…。
内容は、今でも十分通用すると思います。
このころから徐々に、体罰はできるだけ避けるという考え方が広まって行ったのだろうと感じました。