【追記】
キネマ怪人カマニア様のご指摘により、この記事には致命的な間違いがあることが判明しました。
当時の新藤兼人監督を新人のように書いていますが、新藤監督は当時すでに著名なベテラン監督でした。
詳細はコメント欄をご覧ください。
新藤監督と、読んでいただいた方々にお詫び申し上げます。
また、ご教示いただいたキネマ怪人カマニア様に深くお礼を申し上げます。
2011年 12月
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「白鳥物語」
モノクロ、実写、劇映画。45分。
堀内功監督。脚本新藤兼人。音楽伊福部昭。
「あらすじ」
北陸地方のとある湖に、白鳥を守る源一じいさんと孫の健吉がいた。
ある日、健吉は怪我をした白鳥を拾い、必死で看病する。
やがて白鳥の怪我は治り、湖に戻って行く。そんな時、心無い人々が禁猟区で鴨狩りを行い、銃声に驚いた野鳥達は姿を消してしまう。
健吉は白鳥が戻ることを信じて、世話の準備を続けるのだった。
「感想」
これも、いわゆる「野生動物と少年の交流モノ」で、それ以上の何かは感じませんでした。
脚本が新藤兼人で、音楽が伊福部昭という豪華なスタッフなのですが、残念ながらあまり面白くありません。
新藤監督の脚本が、どのていど正確に映像化されたのかはわかりませんが、ちょっとガッカリしました。
きっと、まだ修行中の頃の作品なのでしょう。
詳しくはよくわかりませんが、もしかすると当時の教育映画には「新人の登竜門」のような意味合いもあったのかもしれません。