たくさんの方にご来場いただき、誠にありがとうございました。
私は音響も担当していたので、上演中に岩谷さんの演技を集中してみることはありませんでした。そのうえ上演中は、お客さんの反応が全くなく、この作品が成功したのか、失敗したのか、非常に不安でした。
上演後に多くの人から、良かったと言ってもらえて、やっと安心しました。特に、斜陽のホムラさんや、楽園天国のイシイさんといった脚本・演出をする方に褒められたのは、嬉しかったです。
実際に、岩谷さんの演技をしっかり確認できたのは、後日ビデオを見てからでした。
一人四役をきちんと演じ分けていて、練習の時よりも、よく出来ていたと思います。役者として、一つ上のステップに上がることができたのではないでしょうか。
しかし、ビデオをよく見ていると、岩谷さん独特の演技のクセなのですが、ちょっとした眉の動き、手の動き一つ一つに雑音のような不安定さを感じ、そこが残念でした。たまたま、この作品の雰囲気に合っていたので、あまり気になりませんでしたが、本来この不安定さは好まれないものです。
クセなので仕方ないのかもしれませんが、自覚して少しずつ修正していかなければ、役者として次のステップに上がるのは難しいのではないかと思います。
4月末ごろから約4ヶ月間取り組んできました。
今までもたくさんの作品を作ってきましたが、こんなにストーリーや演出方針が二転三転した舞台は初めてでした。練習期間の半分くらいは、出演の岩谷さんとのミーティングに費やされたのではないでしょうか。
非常に、辛かっただろうと思います。
私も辛かったです。
今回、岩谷さんとの練習の中で、私なりに新しく発見した練習法や、指導法がありました。これは、ぜひ「イワヤ・メソッド」として、まとめておかなければいけないと思っています。まとまったら、このブログで公開します。
(あんまり、役に立たない気もしますが…)
最後に、
繰り返しになりますが、ご来場くださったお客様、本当にありがとうございました。