この世界に生まれ落ちた幾千幾万の物語 | おだんご日和

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Dango茶屋・いちのせの徒然記


ブックオフに行くと、いつもショックを受けます。
あのずらぁあぁーっと並んだ漫画の棚を見ると、そのバラエティの豊富さにいつも愕然としてしまうのです。





あれだけの種類の漫画が商品として流通し、消費され、中古品として再び流通しているのです。
立ち読みすればわかりますが、どれもこれも絵が上手くて、話もけっこう面白いのです。

しかも、そのほとんどが大してヒットもしないまま、オレの本棚に並ぶ資格なしと判断されて、

中古品として二束三文で売られてきたわけです。





私も一応、映画を目指す者の端くれなワケで、

同じ「娯楽」というフィールドで戦うライバルたちの死屍累々を見ると、

自信をなくして、がっくりとしてしまいます。
そりゃあ、私の作品が商品として成立しないはずですよ。

この漫画たちに比べても全然クオリティが低いもの。





そして私はブックオフの中をあてどなくさまよい、2、3時間をすごした後、

結局、何も買わずに出て行くのです。
ブックオフの店員さんには、嫌な感じの客だと思われているに違いない。