代々木アニメーション学院が倒産したとのニュースを知って、何とも言えない感慨が沸きました。
(よく調べたら、ずいぶん前に倒産していて今は再建中らしいですね。授業等は続いているようです)
私が学生の頃、代アニが特撮科を新設しました。
別に入学する気はなかったけれど、カリキュラムに興味があったので資料を取り寄せたことがあります。
けっこう大きめのダンボール箱いっぱいに資料が送ってきて、ちょっとびっくりした記憶があります。
今考えると、あの頃が代アニの黄金時代だったのかもしれません。
そんなわけで、なんとなく代アニ関係の情報をネットで調べてみました。
それにしても、今でも声優になりたいって人は多いんですね。
私が学生やってたくらいの頃で声優ブームは終わってたと思っていたのですが、
どうやら私が知らなかっただけでブームは続いていたようです。
田舎の中学生、高校生が「どうやったら声優になれますか?」とYahoo知恵袋なんかで質問しています。
いろいろな人の質問とその回答を総合すると
「声優だけを専門にしている人は一握りで、ほとんどの人が俳優業、アナウンス業などと兼業している」
「よって、声優専門学校に行くのは、それほど効果的ではない」
「声優専門学校ならばコネクションも豊富かも知れないけれど、それを利用できるのは才能のある一部の人のみ」
「とにかく実力主義の世界なので演技力を磨くしかない」
「中学生ならば、自分が住んでいる県の中で、演劇部が強い高校や放送部が強い高校へ進学して、部活動として滑舌や演技の勉強をする」
「ヤフーやグーグルで、県名・高校演劇と入力して検索すれば、歴代の県大会優勝校とかはすぐにわかります」
「高校生ならば、卒業後は東京か東京近辺に就職し、劇団に所属したり養成所へ通ったりしながら演技を磨きつつ、事務所に登録してオーディションを受けまくる」
「大学へ進学できる学力と家庭環境ならば、演劇科のある大学や、演劇活動が有名な大学を受験する。先輩のコネなどで有利になるかも」
「とにかく、声優は給料が安いので、その他の仕事と兼業になる場合がほとんどだと覚悟してください」
どうやら、俳優を目指すのが声優への近道みたいですね。
でも、声優を目指す人の話を読んでいると「人前に立つのが苦手なので…」みたいな人もいるようです。
そういう人は、声優一本で頑張るしかないんだろうけれど…。
声優とはいえ、大勢のお客さんに自分の演技を披露するわけですから、
人前に立つのが苦手だから声優を目指すっていうのは、ちょっと考え方が甘いような気もするのですが…
どうなんでしょうね。
それにしても…
ちょっと調べれば、こういう情報が手に入るのですから素晴らしい時代ですよ。