黒歴史 | おだんご日和

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Dango茶屋・いちのせの徒然記

触れられたくない過去の事を


「黒歴史」


と言うのが流行っているそうです(オタクの間で)。







私にとっての黒歴史は、学校卒業してからの一年間の会社員生活だと思うのですが、

あの時期はあの時期で、ものすごくたくさんの事を学んだ時期でもあります。






簡単に自己否定できないくらいの恩をNさんとか、Tさんとかに感じています。

(あと、すげえ怖かったけどHさんにも)。
フラストレーションを感じながらの会社員生活が今のモチベーションを維持している部分もありますし…。






ところで、その時期に買った本とか、CDとかって、休日に酒におぼれたまま買った物が多いです。

(一人で白木屋でしこたま呑んで、その後本屋に行ったりしているんですね)
今冷静にふり返るとすごく意外な本やCDなのに、私の人生に意外と影響を与えていたりします。






脳がんになった外科医が冷静に自分の症状を記録した本の


「牛丼が臭くて食えなくなったのが悲しい。しかし息を止めて一気にかき込むと、如実に体力が回復している」


という意味合いの一文を読んだ時には、なぜか涙が出ました。
人間って、脳(感情、感覚)の奴隷なんだなぁと…。
あとその時期に買った「パロディウスだ!」というゲームのサントラCDは時々聞きます。

軽薄なクラシックの引用が心地良いのです。

ローリー寺西はクラシックの構成を引用したけれど、

パロディウスはクラシックのメロディを引用しているんですね。

その軽薄さが、くじけた心をむしろ勇気付けたりします。






「これってオレの黒歴史なんだけどぉ…」とか言いながら、

オタクたちが自分のトラウマを告白しているのかと思うと、

むしろそれは良いことなのではないかと思うのです。



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