まず三人兄弟は作曲家木村の息子という設定ですが、2032年つまり今から20年後の世界から来たというのに、年齢が40歳代。
ということは、この現代で既に20歳くらいのはずで、一目見ればわかるはずです。
これは可笑しいですね。


この三人兄弟は、当初曲のかけなくなった親父がアル中になってしまったのが忍びなくて、励ましにやってきたという設定でした。
未来から来たことを信じてもらうために、過去の木村を連れてきます。


どこかで経験した風景だと木村自身が感じますが、このときに間違えて過去に持ち帰ったショルダーキーボードで作風が変わり、ヒットへとつながります。


このキーボード。1970年代には既にありましたが、ヒットをすれば、その楽器の型番などが話題となったはずですが、これはスルー。

時折イジリーや他の二人が、「面倒だからここまで」とか「お前の説明は長いよ! 止めろ」などというのは、その辺の説明を無視したのかも知れません。しかし、そんな感じでもありませんでした。単に笑いのためという感じでしたね。


しかしこの三人は、実は本当の息子ではなく、家政婦二田の息子である西田に頼まれて過去にやってきたのです。


二田は、数日後に迫った6/25に不治の病で倒れてしまい、20年後の世界ではもう時期亡くなってしまうといいます。
亡くなる前に、曲の書けなくなった木村を励まし、何とか曲を書かせ、もう一度母親に木村の曲を聞かせたいいう願いで現代へとタイムスリップしてきたのでした。

なかなか旨く行かなかのですが、事実を知った木村はなんとか曲を完成させ、二田の倒れる前日に新曲発表会を開催します。


ところが、彼等がタイムスリップしたせいなのか、二田はその新曲発表会で倒れてしまいます。


曲も散々で、結局三人兄弟や西田がタイムスリップした意味が無く、四人は未来へと帰っていきます。


ここで終わりかと思いきや、再び彼らは戻ってきます。

しかも元気になった西田の母親二田も現れます。


混乱する木村に、未来に行って不治の病を治す薬を持ってきて母親を治したという説明があります。


このあたりの展開は非常にうまく練られていて、笑いもあり、スムーズな展開でしたが、ここで一言。

もし、未来から薬を持ってきて、それを使用し不治の病が治った場合。
もし、亡くなってしまうべき人間が生きていた場合。
アル中の人間が、倒れずにヒット作を連発した場合。

未来は大きく変わってしまいますね。


としたら、この四人は未来から過去にタイムスリップする必要は無くなり、この展開は成り立たちません。


多くの小説家や学者が、このtime paladoxの研究をし、著作物を残しています。


その結論は、大きなパワーが働き、細かい違いは生じても結局死すべき人間は死ぬ、というのが一般的です。


さらに理論的には、多次元宇宙をあげる学者もいます。


この宇宙はひとつではなく、たくさんの時間軸上にたくさんの宇宙が存在し、互いに目には見えないが存在しているというものですね。
これを題材とした「one」というジェット・リー主演の映画もあります。


ある宇宙では自分はヒーローであり、ある宇宙では悪党であるというわけです。


タイムマシーンは実は過去にさかのぼるのではなく、次元を旅するものだというわけですね。

これなら説明がつきます。


続く