さて、ラスト。



実は、雨は小粒でボランティア活動が出来たのではないかと思いました。


ところが地元の方に、


「東京の人は偉いね。傘もささないんだから」


といわれました。



皆、国道沿いでバスから降りてみたいと言ったので、その回答でした。


「放射能を含んだ雨で、誰も、外には出ない」


そうです。


この原町に入ってから、道を誰も通らない理由が理解できました。


つまり、放射能の雨を避けるために、誰もが家でじっとしているのです。



またこの原町は、原発から30キロ地点ですが、地元在住の方の多くが原発で働いていて、今、この瞬間も原発と戦っているのです。


最初は東電に対して、非難の声が強かったそうですが、町がそのために潤っているのは確かですし、働いている方も非常に多いのです。だから、非難の声は今では殆ど聞かれなくなっているそうです。


さらに、最初はこの地に留まっていた方々も、最初の水素爆発の際、東電の社員が逃げ出したことから、行くあてのある人間はこぞって逃げ出したそうです。



今はまだ、被害者の人数・状況すら掴めないそうで、また正しい情報すら来ないので、テレビ報道に頼っているようです。

杉並区が1億円を寄付したことや、これからまだ1億円の寄付を募っていること、また私の所属団体が募金活動をして寄贈したことなど、全く知らなかったそうです。新聞に掲載されましたが・・・



そしてまた、我々にこう話してくれました。


「今、一番恐ろしいのは、これで東電や国からの補助金・援助金で一生を暮らそうと考えている輩が多い」ということだそうです。

不明確ですが、そのような声をよく聞くということで、せっかく生死の境を生き延びたのにもったいないことです。


ただ、与えられた食い扶持で生活するだけであれば、家畜と一緒です。

人間としての尊厳はどこへ行ってしまうのでしょうか。




今、テレビで野党が菅総理を「震災後の対応が悪い」「あなたには付いていけない」「だから辞任しろ」と攻め立てています。


僕も、菅総理の対応には疑問がありますが、現地を見て、例えば、


・漁船一艘処理するのに4千万円必要でそれは持ち主負担


・個人の持ち物である被害にあった家やその所有物(使い物にならない車など)を勝手に処分できないジレンマ


・30キロ離れていても、雨が降れば自衛隊でも作業が出来ない放射能被害


・避難所生活を強いられている方と、自治体によっては避難所がホテルである場合など、被災者へのメンテナンスのアンバランスに対する非難の声に対する対応


などなど、これらを解決するには超法規的整備が必要で、実現にはまだまだ高いハードルが多々あるでしょう。


とても菅総理を攻め立てていれば済むような事態ではありません。


このままでは、現地において、手の付けようのない状態はまだまだ何年も続きそうです。




皆さん、AKBやらサッカーやらお笑いやら、権力争いやら足の引っ張り合いに浮かれている場合ではありません。


外国特派員の第一報は「日本壊滅」です。


現地は本当に壊滅しています。


常に、彼等被災者のことを念頭に趣味に没頭してください。


最も、写植屋はAKB三昧の日々ですが・・・・・ヽ( )`ε´( )ノ



終わり