もともと「秋祭り」でも、「何でもコブシが回って」しまうほどの演歌好きをアピールしていたので、このころから移籍の話はあったのでしょう。
少なくとも一昨年のAKB歌劇団において、研究生から昇格したばかりの岩佐が抜擢されている。
本人は「仕事が無かったから」と言っているが、演出の広井王子は彼女を絶賛しています。
実際チーム尾木への移籍やワタロへの一時加入は、広井の推薦があったことも良く知られています。
今では「嫌でたまらなかった」舞台を早くも三回経験し、主役まで務めているのです。
メンバーを卒業するわけではないというのですからむ、ぼくはこれを「内部卒業」だと思っています。
先日、友人から「AKB」の事務所と「ユニット」の事務所の関係について聞かれましたが(彼は僕がAKBフリークとし知らずに聞いた。単に関係があると思ったのだろう)、このときこう答えました。
AKSと各プロダクションとの間の契約内容は全く分からないが、少なくとも卒業生の「星野みちる」の失敗がそうさせたと思う。つまり本来の目的である「夢を追いかける集団」として、その切っ掛けを得れれば卒業が当たり前だったはずなのである。
その中で、秋元が最も期待したはずの星野が正式デビューまで行けなかったのは、実に痛かったと思う。
その為、今後は人気が出ても「内部卒業」として、メンバーのまま事務所を移籍させ、劇場以外の仕事をこなしながら「夢を追いかける」ことにしたのだと思う。
ただし、あくまでもAKBとしての立場を優先していたことは想像に難くない。
しかしながら、その後、事務所及びスポンサーサイドから強力な抗議を受け。結局事務所側に主導権を握られることに成る。劇場を中心としても、抱えた事務所としては儲けにはつながらないのである。
今後は各ユニットのプロデュースは各事務所が行い、秋元は総合プロデューサーとして、AKBという枠を越えない限り見守るというスタイルになるだろう。
このことが単に想像とは言えないのは、雑誌「WILL」の秋元氏のエッセイを読めば理解できます。
また「ブブカの裏ヒストリー」においても、事務所への完全移籍の裏話として「文春の喜び組」の記事が影響しているとしています。そのため事務所とスポンサーサイドが劇場優先のコンセプトに圧力をかけたというのです。
そして僕は、その切っ掛けとなったのが「星野みちる」のソロデビュー失敗があると思うのです。
AKBを卒業しても売れないのであれば、誰も卒業したくないし、事務所も引き受けはしません。
だから、良い意味での卒業はその後無いのです。
大堀めしべがその例でしょう。
本来なら、ソロCDが売れれば卒業が本来の姿です。そうでなければ、コンセプトが崩れてしまいます。
しかし、売れなかったら「卒業」、つまり「馘首」。売れたら残留、つまり芸能界に残れる。
という真反対のコンセプトの番組が企画されたのです。
他の娘たちが、卒業を実質的に馘首と捉えられるのはその所為でしょう。
唯一、大島麻衣の卒業は、例のバッシングが原因だとしても、本人も事務所も望んだ結果だと思っています。
まいまいも迷ったことでしょうが、自由奔放な彼女ですから閉塞感に悩まされていたと思うし、これで良かったと本人は語っています。
まいまい以降の卒業は、全て芸能活動とは直接関係の無いものばかりです。
ソロにしてもユニットにしても、人気者が劇場に出れないことから、仕事の無い正規メンは全てから干されてしまうという異常事態が生じています。
地震の影響なのか劇場用の新編成について発表がなされないまま4月となってしまいましたが、今度の再編成がこのあたりの答えを導き出してくれることを大いに期待しています。