土山作品に夢中
以前、有吉に勧められたマンガで、「極道めし」というものがあった。
タイトルを聞いて、たぶん刑務所の中でのメシでも紹介するマンガなんだろう・・・ぐらいの気持ちでいた。
そんな話を聞いた矢先に、コンビニに「極道めし」が置いてあった。
単行本ではない。
コンビニコミックと言われる500円前後で買える厚めのマンガだ。
読んでみたら、とてつもなくおもしろい。
あらすじとしては、刑務所の中で、正月に出るおせち一品をかけて、同じ刑務所の中にいるもの同士が、今までで食べた一番うまいものの話をして、より多くの聞き手のノドを鳴らした話し手が優勝するという話である。
マンガなのに、読みながら、「うわ~それで、きたか!!!」
「うわ~~~こいつのチョイス最高だな!!!」
と、うなるほどで、当然その話に出た料理を食べたくなるぐらいの作品である。
誰が書いてるんだろう・・・と見てみると、作・画”土山しげる”と書いてあった。
この土山しげるのマンガは他にないのか?探してみた。
本屋には置いてなかった。
何件か回っても置いてなかった。
連載は漫画ゴラクや漫画アクションなどらしい。
おじさんの読むマンガ雑誌である。
ルーキーズは、どこにでも置いてあるが、土山しげるのマンガはどこにも置いてなかった。
そんな土山しげるのマンガをやっと見つけた。
コンビニコミックだった。
”喰いしん坊”宣戦布告編という作品だった。
すぐに購入して、読んでみた。
”喰いしん坊”というタイトル通り、大食いの話だった。
主人公 大原万太郎は、宿敵”OKFF”の罠にはまり、大食い大会で負けてしまったため、孤独な大食い修行の旅に出ている。
この”OKFF”とは、大阪食い倒れフードファイターの略である。
この”OKFF”は、すべての食べ物をミキサーに入れ、液状になったものを流し込んで大食いするという邪道な団体なのだ。
こいつらと主人公 大原万太郎が、大食いバトルを繰り広げるお話である。
これも抜群。
ストーリーはもちろんだが、「辛い物を中和させるためには、きゅうりが一番有効」などという、ちょっとした豆知識も入っている。
他にも「喧嘩ラーメン」「食キング」などの名作が揃っていた。
ただ、いずれもコンビニコミックなので、”××編”という所しか読んでいない。
久しぶりに集めたいマンガが現れたのに・・・
こんなことを書いていたら、また読みたくなってきた。
よし、コンビニコミックを捨てよう!
そして、本格的に土山作品を探しに行こう!
恥ずかしがらずに店員さんに聞こう!
「スイマセン・・・土山作品のコーナーはどこですか?」
と!!!