SKが付属高校のコーチになり二週間がすぎた。
阿部さんの指導のおかげで付属高生はここ1年で見違えるほど上達していた。
特に男子のエースぐっちょんはすごい。
当時付属高校の地区には団体、ダブルス、シングルスで毎回すべて優勝し三冠を取っていた「佐野」というとうでもないやつがいた。
SKは高校時代地区大会でベスト8だった。(第二話参照)
実力はどう考えても
SK<<佐野であった。
しかしぐっちょんはダブルスでなんと佐野を倒したのだ。
まぐれとはいえ、そこまですごいことをしたぐっちょんと打ててSKは幸せだった。
しかしSKは女の方にはどうも奥手で、男子としか打たない、話さない。
その分阿部さんが女子に回ってるからバランスはいいのだが、なんとも色気のない話である。
しかしさらに二週間たち、5月に入ると
誰も予想できなかった急展開を迎える。
~つづく
