トランジスター・シスター | シニアのオールディーズな日々

シニアのオールディーズな日々

懐かしい洋楽を聴きながらのひとりごと

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Transistor Sister

Freddy Cannon

1961年35位

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彼女は僕のトランジスター・シスター

腕にラジオ

誰だって彼女には敵わない

だって彼女はカッコいい音楽でいっぱいなのサ

(エルヴィス)プレスリー、(ボビー)ダーリン、(ゲーリー)US・ボンズ

ファッツ(ドミノ)にコニー(フランシス)そんで(ロイ)オービソン

彼女は僕のトランジスター・シスター

ラジオで楽しんでるのサ

 

 私が洋楽を聴き始めた1961年頃には自宅にテレビが無く、電子レンジ程もある大きさの据え置き型の5球スーパーと称する真空管式ラジオ1台がテレビ代りでした。 据え置き型なので簡単には移動できず、茶の間で聴くしかなかったのですが、母から「アメリカの歌はガチャガチャしててウルサイよ。」と苦情を言われたものです。


 そのラジオから流れて来たこの曲も「ガチャガチャ」のひとつですが、ポップス黄金時代の生温い曲とは一味違うロックンロール風味にシビレたものでした。

 

 当時、トランジスター・シスターとは小柄な妹を歌ったものなのかと思っていました。 小柄なグラマーをトランジスター・グラマーなどと言う和製英語がありましたからね。 この曲の場合、姉妹ではなくて、親しい女友達を意味するのでしょうね。

 

 日本でも飯田久彦さんなどがカバーしていましたが、目方誠(後の美樹克彦)さんのデビュー曲となったカバーは、声変わり前の歌声と演奏が如何にも日本的なグルーヴを醸し出していて、それなりに魅力を感じます。