幸せがいっぱい ー ミーナ | シニアのオールディーズな日々

シニアのオールディーズな日々

懐かしい洋楽を聴きながらのひとりごと

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Il cielo in una stanza

Mina Mazzini

1960年

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「部屋の中の空」

 

あなたがここにいてくれるなら
  この部屋に壁がなくなって
  どこまでも続く木立…
  あなたが私のそばにいるとき
  すみれ色の天井はなくなり
  私たちの上に空が見える
  こんな風にすっかり委ねきっている私たちの上に
  もう何もかもなくなっている

 

 なにか、詞というより詩に思えます。 ミーナ(・マッツィーニ)はイタリアン・ポップス界の女王的な存在。 個人的には熱唱型のスタイルを余り好みませんが、この曲はすんなりに入って行けます。 日本では「月影のナポリ」「砂に消えた涙」「別離」等がカバーも含めてヒットしましたが、この曲はそこまでではなかったかも。

 

 「幸せがいっぱい」は『イタリア映画「歌え!太陽」1960年・ドメニコ・モドゥニョ主演』の音楽映画の挿入曲で、本人が歌うシーンもあります。 日本では1961年に公開されたようですが、私は初公開以後も含めて観たことがありません。

 

 どうした経緯か、英語の詞を付けてアメリカでリリースし、何と1961年にビルボード90位を獲得していました。 アメリカ進出を図ったとも思えませんが・・

やはり、この曲はイタリア語でないと・・

 

 この曲の作者でであるジーノ・パオリ自身も歌っていますが、この淡々とした辺りが嫌いじゃありません。