ウィル・ユ・ラブ・ミ・トゥモロウ ー シャイアルス | シニアのオールディーズ・ライフ

シニアのオールディーズ・ライフ

懐かしい洋楽を聴きながらのひとりごと

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Will You Love Me Tomorrow

The Shirelles

1961年1位

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今夜のあなたは 完全に私のもの

あなたの愛を優しく与えてくれるの

今夜 あなたの目には 愛が輝いている

だけど あなたは明日も愛してくれるの?

 

 乙女の切なく情感あふれる歌詞とメロディで期待と不安を描く、ポップス黄金時代の代表的な名曲ですね。

 

 この曲の作者は”キャロル・キング”と”ジェリー・ゴフィン”で、彼らが所属するアルドン・ミュージックの"ドン・カーシュナー"の依頼で”シュレルズ”向けに書きましたが、"ドン・カーシュナー"の大人の事情でコロンビアの”ジョニー・マティス"向けに売り込んだものの断られ、”トニー・オーランド”がこの曲に興味を示すも、"ドン・カーシュナー"はこの曲は男の歌ではないと気が付き、”シュレルズ”に回帰したそうです。(その後”トニー・オーランド”もカバーしましたが、少々気持ち悪い・・笑)

 

 こんな経緯で漸くレコーディングに漕ぎついたものの”シュレルズ”のリード・シンガー”シャーリー・アルストン”はこの曲を気に入らず、テンポを変えたりストリングスを加えたりしてやっと1960年にシングル・リリースの運びとなりました。 しかし、一部のラジオ局から「乙女に相応しくない歌詞」として放送自粛に動くなど紆余曲折がありましたが、またたくまにミリオン・セラーとなったのでした。

 

 1961年の日本盤(ビクター)では”シャイアルス”表記なのでタイトルではそれに倣いました。現在では”シュレルズ”が一般的になっていますし、ネイティブでもそれに近い様です。

 

 名曲だけに現在確認できるだけで約500カバー・バージョンがありますが、作曲者”キャロル・キング”の1971年のアルバム”Tapestry”に収録されたバージョンが良く知られています。