コロナ禍の還暦・・・1136 | GO風呂

コロナ禍の還暦・・・1136

「ハレクラニ」と、言えば、

ハワイを訪れる人なら誰もが憧れる至高のホテル。

旅好きな僕としては、このホテルに宿泊し、

ワイキキビーチを一望しながら、「還暦」を迎える事を、

一年も前から計画をしていた。

 

・・・が、このコロナ騒動。

海外はおろか、東京から出ることもままならぬ状況・・・

すでに去年から申し込んでいた、ハワイへの旅は当然キャンセル、

世界中が、ただならぬ状況にあるなか、

還暦を迎える事となった。

 

やむを得ぬ事態・・・

食べることの好きな僕が、代案として考えたのが、

「還暦記念豪華ディナー」

選んだのは、都内で最も豪華なフレンチの最高峰

13年連続、ミシュラン3ッ星「ガストロノミー ジョエル・ロブション」

 

以下、

写真と共にお届けします。

 

シャトーレストランと呼ぶに相応しい外観。

 

18世紀のフランス様式の城館。

 

メインダイニングは、ゴージャスなシャンパンゴールドとブラックで統一

ウエルカムプレートは、ロブションのオリジナル。

まずはシャンパンで乾杯!

 

キノワのクロケット

 

パンは、ワゴンの中から、いくつかチョイス。

 

始めのお皿は、「キャビア アンペリアル ロブションスタイル」

 

オマール海老 甘酸っぱい蕪のマリネ、ローズマリーの香り

 

フォアグラ なめらかなトウモロコシのヴルーテに乗せ コンソメのジュレと共に

 

トマト 爽やかな酸味のボンボンと透明なジュレとのハーモニー

 

上記、3つの料理がのった一皿目。

 

卵 半熟に加熱し、ホウレン草と12ヶ月熟成のコンテナチーズのムースリームにのせて

 

アオリイカ アロマオイルでコンフィにし、カラスミとロメスコソースで

 

上記、2つの料理が乗った2皿目。

 

ラングスティーヌ ポアレにしオーガニックズッキーニをアーモンドとミントと共にエチュベ

 

なめらか雲丹のフラン ファンネルの香る泡を乗せて

 

アスパラソバージュ なめらかなヴルーテにし、トム パスクのラビオリとオニオンの軽いムースで

 

上記、3つの料理が乗った3皿目。

 

山口県萩産甘鯛 うろこ付きで香ばしく焼き上げ、アーティーチョークとパリグールソースで

 

ホタテ貝 シンプルにポアレし、フレゴラと共に シャトーシャロンのソース

 

ボタン海老 ミキュイに仕上げ、ミョウガ、茸、大葉と共にショウガのアンフュージョンを注いで

 

上記、3つの料理が乗った4皿目。

 

 

メインは、目の前でカット

 

牛フィレ肉 フォアグラと抱き合わせローストにし、ロッシーニ風に仕上げて

 

フランス産のフロマージュを好きなだけ・・・

 

エキゾチックフルーツのチーズケーキ パッションフルーツのソースと共に

 

 

チョコで出来たお祝いメッセージは、ロブションからのサービス。

 

デザートワゴンの説明にも、ワクワク。

 

すこしづつ頼んだつもりだが・・・

 

クレーム・ブリュレにフルーツとアイスのせ、ちょっと欲張り過ぎか・・・

 

 

更に、チョコレートのワゴンまで・・・

 

 

夜7時から始まった食事、終えたのは11時半を回っていた・・・。

 

「そのために旅行する価値がある卓越した料理」

これが、ミシュラン3ッ星の評価基準である。

確かに厳選された食材を、惜しみなく使い

提供される料理は、成程どれも繊細かつ豪華。

味の好みは千差万別、口に合わないものもあったにせよ、

世界が認める贅沢な空間を、十分に堪能できたことは、

新たな歳の幕開けに相応しい、記憶に残るものとなった。

 

 

コロナ禍の還暦・・・

誰に予測出来たであろうか・・・

行動は制限され、生活は一変

仕事は元に戻らぬまま・・・

未だ自宅待機を強いられる状況・・・

 

不自由な生活を強いられる中、

還暦という節目に考えた事は、

これからの生き方・・・

 

・・・結論、

明日はどうなるのか分からない世の中・・・

どうせなら悔い無く、日々を楽しむこと。

 

それでは具体的に、どう楽しむか・・・?

僕の場合楽しみと言えば、グルメと旅・・・

現在の状況下で、旅へのアプローチは考えることは難しく、

思いついたのは「月1グルメ」

いや、贅沢三昧をしようと言うわけでは無い。

日々の食事を倹約して、月に一度、美味しいモノを食べに行く。

それが楽しみとして、生活の励みにもなり、日々を充実させることにもなる。

 

「ハレクラニでディナー」は、叶わなかったが、

人生を楽しむという点において、

「還暦記念豪華ディナー」は、

その手始めに相応しいスタートになった。

 

そして・・・

コロナ禍が収束しすれば、海外にも行きたい。

これまで、年1の海外を実現させてきたが、

歳を追うごとに行きたいところは、ますます増えて・・・

工夫をすれば、年2回も可能かな~?!

とも考えたりすることも楽しく・・・

コロナ禍故に見えてきた

これからの人生の夢を描きつつ、

還暦という新たな節目を一歩踏み出した。