虚血性心疾患や動脈硬化症と食物繊維の摂取量との関連は、早くから指摘されていました。そこで注目
されたのが、その原因となるコレステロールとの関係です。
「私どもの動物実験では、コレステロールと食物繊維を共にたくさん入れたエサを与えた場合、確かに
食物繊維がコレステロールの吸収をプロックすることが判明しています。この作用は、とくに水溶性食
物繊維に強くみられます」
また、コレステロール値がすでに高くなっているネズミに、食物繊維を与えた場合、一部食物繊維は血
漿コレステロール値を低下させることが見出されています。しかし、その作用のメカニズムはまだわ
かっていません。
血液中のコレステロールを適正に保つためには、適量の食物繊維、そして各栄養素のバラ
ンスを考えた食事は大切です。
大腸がんの発生を抑える
食物繊維の効用で大きいものは、大腸がんの発生を抑えるはたらきです。
大腸がんは日本でも急激に増えています。その理由は食生活の内容の変化にあるという説が有力です。
大腸がんは、高たんばく、高脂肪、低食物繊維の食生活でおこる欧米型の病気と考えられています。
食物繊維が多い食事をとると、どうして大腸がんの発生が抑えられるのでしょう。「食物繊維が多いと
便の量が増え、発がん性物質の濃度を薄める効果があります。それに便量が多ければ排便回数
も増えて腸内にとどまつている時間を短くするため、発がん物質が大腸粘膜に長時間ふれることなく、
すみやかに排出されます。
ここで、食物繊維の腸内での分解についてもう少しくわしくみましょう。
腸内細菌によって食物繊維はさまさまに分解・発酵され、腸内細菌のエネルギー源として利用されま
す。
分解によって最終的には炭酸ガス、水素、メタンガスなどが生成されますが、重要なことは、酢酸、プ
ロピオン酸、酪酸などの短鎖脂肪酸や乳酸の生成で、これらは腸内の環境を改善します。
大腸内が酸性になることで、アルカリ性の環境下で産生されやすい発がん物質の生成が抑えられます。
そこで、食物繊維をとって大場内を酸性に保つことがよいという考え方もあります。
オオバコダイエットサポート 徳用 450g/山本漢方製薬

¥3,990
Amazon.co.jp