ダンデリオン・フラッフです。
今日は攻撃的な思いについて、クライアントさまのご相談から解いて行こうと思います。
私はイライラが常にあるんです。
周りがきっちりしてないと、イライラして気分が悪いんです。
ほっときなさいと周りに言われるのですが、周りに迷惑かけないルールってありますよね。だから、言ってやりました。
間違ったことをしてるのを怒って何が悪いの!!って。
でも、それはモラルハラスメントだって。あなたはおかしいって。
何がおかしいか分からなくって。
私が座るか座らないかのタイミングで、急にそのように話されました。
その方はとても潔癖症で頑張り屋さん。
他者から見たら悪くは無いのでしょう。
でも、その頑張りには心理的な闇がありました。
子供の頃に厳しい親に育てられ、いつも否定的な言葉で叱られていました。
親御さまは、誉めることが苦手なようです。
そのクライアントさまは、叱られる苦痛からいつも緊張状態が続いていました。
親の愛を感じるのには、完璧を目指すしかありませんでした。
その癖は大人になっても変わりません。
対象が夫であったり、友人であったり、会社の上司であったり、常に対象者は
親のポジションとして反応を始めます。
攻撃的になる要因は様々ですが、SOSや愛情を求めていたり、または恐怖心などもあります。
その思いが他者への攻撃に変わります。
では、その人への対応はどうするのか?
逆らわない、認めてあげる、変わらぬ優しさや愛情を示すなどあります。
ただし、それはその人に本当に愛情を感じているというじょう条件付きです。
そうでない場合は、対応する方自信が、心理的負担になりかねませんので、
受け止めて流すことをお勧めいたします。
では、そのクライアントさんから、そのトラウマを手放してもらうにアプローチは・・・
今まで頑張って来たことを認める作業をします。
彼女はずっと完璧になる為に努力をしてきました。
ルールは守り、待ち合わせも遅れた事はありません。
自分のご褒美なんてしたことが無いので、気を抜いてリラックスもしていません。
ですから、自分の為に休んだり、何か好きなものを買ったりしてもいい、するだけの権利が有る事を認識してもらいます。
そして労いの言葉。
あなたはよく頑張ってきました。
貴方が居たからご家族は安心して生活出来ましたね。
ご自宅を購入されたのも、貴方が休まず働き、節約に従事してきたおかげです。
そろそろ、ご自分の努力にご褒美をあげてもいいのではないでしょうか?
そんな簡単な労いでも、肩の力が抜けて今までの張りつめた思いが、溢れだしたのが印象的でした。
ひとは一見ではわからないものです。
強そうに見えても、本当はボロボロの心を抱えて頑張ってきていたり、
ほのぼのしていても、本当は壮絶な経験をしているひとも少なくありません。
この仕事をしていると、人はみな踏ん張って頑張って泣きながらでも前に向かい、
そして一つずつ幸せを掴んでいっていることを確信いたします。
辛いのは、不幸なのは貴方だけではありませんよ。
今通りすがった人も、どん底な気持ちかもしれません。
1人で悩まず、心を明かしてくれませんか?
貴方のお力になりたいのです。