ダンデリオン・フラッフです。
自分が見えないというクライアントさんからのお話です。
私は、人と揉めたりすることはとても怖いので、常に人の気持ちを優先してしまいます。
それが特別嫌な訳でもなく、揉め事を常に起こす人や自分の意見を押し通す人がいいとも思えません。
でも、流されてばかりいる自分も気が付いてはいます。
だから、人に何がやりたいの?と聞かれてもよくわからないんです。
何が好きなのかもわからないんです。
これ、いいよ!と言われると、なんとなくやってみたりします。
別にそれも嫌じゃないんです。
でもその人が居なくなったりしたら、とたんにやめてしまうし、それも嫌じゃないんです。
本当の自分を見つけた方がいいとか、本当に何を求めてるか?とか言われても、
本当に困るんです。
私は間違っていますか?(仮名 S.Tさん)
実は、最近このような方は増えているんです。
ある意味羨ましいとも思えます。
人のストレスの大半は、対象は ”人” なんです。
人間関係。良かれと思って意見を言って、揉めてしまう。
意見が合わなくて物事が進まない。
気分が悪い。
ですから、人に合わせる事をストレスとしないのは、揉め事もなく人に不快感を与えません。
ですから、今のままで良いならそれでもいいですよと個人的には言ってしまいがちです。
しかし、あえてこの相談をされるというのは、それでは何かが違うって思っている、
今のままでは嫌だと思っているからではないかと、推測されます。
いいえ。間違っていませんよ。
でも、相談されたのは、そのことで悩まれていたのですよね。
自分の本当の気持ちが分からないのは、自分を押し込めている可能性があります。
本当にやりたいこと、好きな事は何であるのか、自分は何者で何を目指しているのか?
きっとあなたの中にあるはずなんですよね。
誰しも持っているものなんです。ご自身がやっていて心から笑ったり集中して時間を忘れるようなことは、ありましたか?
いいえ。ありませんでした。あ!でも、先日テレビで見たハワイアンキルトをやってみたんです。
何だか色々想像しながら夢中で1日を費やしても足らなくて、夜中2時までやってしまいました。
そうですか。
それが好きなんですね。そして想像していた・・・それはキルトの事?
いいえ。色んな事です。
彼とは全く違う彼と付き合って、デートしている様子や、一人旅でイタリアに行くこと。
今の仕事で違う担当になった事など、思いつくままに想像していました。
凄く楽しくて・・・あ!・・・
そうですね。それですね。誰にも干渉されないで、自分で想像する。
それが楽しいとか、ちょっと違うとか考えながら過ごすこと。
キルト作りが一種の瞑想作業になっています。
その想像一つ一つを流すのではなくて、色々気をつけてみてください。
そこに自分の望みが見つかるかもしれませんよ。
こんな感じでその日は終わりました。
人により自分を見つける作業は違いますが、ただ言えるのは、探そう探そうとしている時より
全然関係なさそうな事をしてる時が多いように感じます。
今回は、何気なくやったハワイアンキルトをしている時、雑念というのか他者を交えた考えが
現れずに、ただ自分の事に集中できたようです。
自分を知るということは、本当は大切なことです。
自分が本当に進みたいものや好きな事が分からないと、人が居ないと何事も決められなくなってしまうかもしれません。
自分らしさ、オリジナリティは、あなたの生き生きとした輝きには必要な事だと思います。
カウンセリングって少し緊張すると思っていますか?
お気軽にご相談ください。
こんなことで?なんて思わずに気になることがあれば何なりと。