文庫で焼いているパンの中でも人気なのは
塩パン!先日、『子供がここの塩パンがいい!といって、他のはたべないんです。』という嬉しいお母さんのお言葉をいただきました。それは、たぶん中身にあると思います。


 塩パンはこの頃、どこのパンやさんでも見られるようになってきました。私は、パンやさん巡りをするのが好きで、塩パンがあれば必ず買うようにしていますが、お店によってお味は様々です。

 塩パンとは、ちょっと形は違いますが、我が町の給食で絶大な人気を誇るのが、バタートップパン! 以前小学校に勤めていたときに給食委員会でアンケートをとったことがあるのですが、いつも人気メニューの一位をとるのがこのバタートップパンでした。
 どうしたらこの下のパリパリ感が出るのか、塩加減やら、バターの量やら、出る度に研究させてもらいました。そして、文庫では基本のパンの生地に底に小麦粉まぶして、二次発酵後のクープに有塩バターを7gのせて、岩塩をふってみました。すると、底の小麦粉にバターが染みてパリパリ感がアップしました。

 どちらもバターを巻き込んだり、のせたりして、焼いている間にそれが溶けて生地に染み込み、特に一番下の焼き目の部分がカリッカリにフライされたような風味をもってたまらないのが人気の理由かなあと思ったりしています。

 そこで、はじめの私のパンの中身に戻ります。お子さんが気に入ってくれたのは。ふわふわで大きさだけ膨らませたようなパンではなく、結構ずっしりしている私のパン。
 市販のものはバターではなく、マーガリンやショートニングを使っている可能性がとても高いです。また、添加物が使ってあったり、小麦もポストハーベストの危険がある外国産かもしれません。
 子供さんが、私のパンを気にいってくれているのは、本能的にこれは体にいれてもいいよとセンサーが働いいいるのかもしれません。
 すべてがすべて、無農薬無添加にすることはできませんし、あまり、神経質になって美味しく食べられなかったり、周囲を不快にさせては楽しく食べることはできません。
 でも、今の日本の食卓は意識していないとあまりにも危険すぎます。アメリカでも二年後にはマーガリン等に含まれるトランス脂肪酸は排除されると聞きました。心臓病や、アトピー性皮膚炎、ガンなどのリスクが高まる
ともいわれています。
 マーガリンは食べるブラスチックともいわれ、放置していても虫さえもよってきませんしいつまでたっても腐りません。そんな、不自然なもの口にいれたくはありませんよね。

 手作りでせっかく焼いているパンですから、できるだけ安全なものを子供たちに食べてもらいたい!その思いは持ち続けようと思います。

 国産小麦を使用し、マーガリンやショートニングは使用しない。
 そして、食事として、食べていただく天然酵母のパンは、できるだけご飯に近い感覚で、バター、牛乳、砂糖を使用しない、もしくは、最小限にする。
 この姿勢は崩さずずっとパンを焼いてきました。天然酵母の大きな食事パンは、スライスして霧をふいてから、トーストしてもらうか、蒸しなおして食べてみてください。ご飯と同じででんぶんがアルフアー化して、もちもちになります。
 文庫で、今、1000円セットにご登録してくださっているかたには、食事用の山食と大きな丸パンをセットのなかにいれさせてもらっています。朝食にたべられるなら、御飯がたけたあと上においてふたを閉めておくだけでやわらかくもっちりしてきます。すぐ食べきらないときは、スライスして冷凍もオッケーです。
 1000円セットは前日までにお申し込みしていただき、水曜の4時以降のお渡しになります。取りに来ていただくかた限定です。


1000円セットお届け例

 塩パンからお話しとんでしまいましたが、素材にこだわりたい、、、今回は、バターについて書かせてもらいました。

 他にもこだわりたいことがあります。それは、次回にしますね。
 長文お読みいただきありがとうございました。


昨日の文庫にきてくれた、ちびっこたち!
このおままごとセット20年前のものです!使ってくれてありがとう!