以前勤務していた大学で、

教員が話していた内容に、

「卒業式は、教員に対するご褒美」というようなコメントがあった

学生が成長する姿を目の当たりにする事ができるからだ


今年1年、部下2人が辞めて、

1年中忙しかった

学生が度々問題を起こし、

実習場で謝罪する事も一度や二度ではなかった


男子学生が反抗的で、

保護者に連絡して、お願いしなくてはならない事も何度かあった

大学教員の仕事ではないと思った

煩雑な業務が続き、

辞めたかったが辞められなかった


でも今日、問題学生が別の男子学生と一緒に私のところに来た

叱るというよりも、怒ってしまった事が多く、パワハラで訴えられるかもしれないなと感じていた


私には口もきかずに避けていた学生が

「先生お世話になりました」と、

驚いた、


アパートに戻りその話をすると、

キッチンに立っていた母がしくしく泣き出した 驚いた、


教員にとって卒業式は、

苦労を忘れ浄化される日なのかもしれない