症状の出方は萎縮する脳の部分で異なる!!!

 

認知症=物忘れ、というように思いつく人も少なくないでしょう。それはあながち間違いではありませんが、もちろんそれ以外にも様々な症状があります。

例えば徘徊、暴力・暴言、幻覚・幻聴などがありますが、症状の現れ方は患者次第。というのも、脳のどの部位の神経細胞が変性しているか、また萎縮しているかによって症状が異なるためです。

 

 

まずは、脳内の細胞の変性や受けるダメージによって、記憶力が低下したり、簡単な計算ができなくなったりする中核症状(=欠落症状)として現れます同時に、自分が今どこにいるのか、何をしているのかがわからなくなったり。日常生活の中でそれまでできていたことができなくなることで、認知症に気づくというケースも少なくありません

 

・周辺症状とは「感情障害」「うつ」「暴力・暴言」「幻視・幻聴」などがあります

 

その症状が進行していくと次は周辺症状(=行動・心理症状)になって現れます。そこには、患者本人のライフスタイルや生活環境、人間関係など、それまでの生き方が複雑に絡み合うため、症状の現れ方は本当に様々。介護者としても、ケアの仕方はそれぞれ、ということになります。

 

さらに進行して重度の状態になると、身体に障がいが現れることも。特に、レビー小体型認知症ではパーキンソン病に似た症状が出ることがあり筋肉がこわばったり、それによって歩行困難に陥ったり。終末期になると寝たきりになることも珍しくありません。

 

 

*パーキンソン病とは

パーキンソン病は、最初、手や足のふるえ(振戦)で気付かれることが多いのですが、日々の身のこなしが全般にゆっくりになったり(無動)、前かがみで足運びが小さい歩き格好(小股歩行)なったりしてきます。また、病気の進行と共に、転びやすさ(姿勢反射障害)が目立ってきます。診察すると、大抵は頸や手足の筋肉が多少なりとも硬くなっている(禁固縮)のがわかりますので、こうした諸々の特徴から、神経内科医にとっては、比較的診断は容易です。しかし、当初は、腰痛の自覚が強かったりして、整形外科などを受診されているケースもありますのでご留意ください。以前から、パーキンソン病の脳では、黒質という場所の神経細胞が減ってきて、ド—パミンという神経伝達に関わる物質が不足していることがわかっていますので、それを補うように工夫された、様々な治療薬を適切に用いることで病状の改善がえられます。神経内科の領域では、最も治療薬が進歩している病気で、最近では、視床下核深部電気刺激術という脳外科的治療も開発されています。

 

私の実の父もパーキンソン病から色々併発しました、もちろん認知症もです。

少しずつ動かなくなって行く身体・・・そして意識・・・辛かったでしょう。

ある日、黙って私の手を握り涙を流した父、どんな思いだったでしょう父の気持ちは計り知れません、今年1月に7回忌をすませました。

 

 

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   介護専門カウンセリング   岩間 こずえ

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